『スターフォックス64』(スターフォックスろくじゅうよん、"Star Fox 64")は、1997年4月27日に任天堂より発売されたNINTENDO64用3Dシューティングゲーム。スターフォックスシリーズの第2作目。ヨーロッパでのタイトルは『Lylat Wars』。発売当初の定価は振動パックとセットで8,700円(税別)であった。2007年4月17日からはWiiの、2016年8月31日からはWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。また、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では「名作トライアル」というモードで体験版が収録されている。全世界における本作の売上本数は約400万本以上で、世界一売れたシューティングゲームソフトとしてギネス・ワールド・レコーズに登録されている。2010年6月に開催されたE3 2010にて、リメイク版としてニンテンドー3DS用ソフト『スターフォックス64 3D』が発表され、日本では2011年7月14日に発売された。自機後方からの視点(またはコックピット視点)で操作するシューティングゲーム。シリーズ2作目であるが、ストーリーとしては前作の続編ではなく、パラレルワールド的展開が繰り広げられる。ステージ構成は2種類あり、一定のルートをほぼ強制的(ルートに分岐がある場合もある)に進んでボスを倒すスクロールステージと、立方体の箱庭ステージで360度自由に移動できるオールレンジモードがある。またステージによっては、スクロールステージとオールレンジモードが組み合わされている場合もある。難易度はスーパーファミコン版と比べると低めに設定されており、シューティングゲーム初心者でも楽しめるゲームになっている。反面、「チャージ弾」の誘爆で敵を撃破することによりHIT数がさらに加算されるなどの、練習を積むほど高いスコアをたたき出すことができる奥が深いゲーム性も持ち合わせている。戦闘のシチュエーションやムービーシーンには『スター・ウォーズ』シリーズや『インデペンデンス・デイ』などの有名SF映画や、ガンダムシリーズへのオマージュが多々見られる。開発中止となった『スターフォックス2』のプロジェクトを受け継いだのが本作である。本作はゲームの開始からエンディングまでキャラクターの会話はプロの声優を使ったフルボイス音声となっている(当時の任天堂のゲームとしては異例の演出)。これは「3Dでは後方から襲い掛かる敵が確認しづらい」といったプレイ時の問題点をスタッフが汲み、解決策として収録されたものである。ゲームの進行に伴い巧みに変化するリアルタイムの会話、そしてそれを構成するシンプルでありながら非常に濃いセリフがゲームとの圧倒的な一体感を生み出している。ステージ途中で敵や仲間から通信が入るなど、ストーリー展開に引き込まれる演出が織り込まれており臨場感を高めている。なお、NINTENDO64カートリッジの容量の限界で音声を録音した場合は全ての容量を使っても2分ほどが限界なのだが、本作では音声データを大幅にデータ圧縮して、それによる音質の低下を逆手にとって「無線通信による会話のため混入するノイズ」に聞こえるよう演出することにより、音質低下が不自然でないどころか逆にリアリティを持たせることに成功している。なお、日本国外版での音声は、北米版には英語音声が収録されているものの、欧州版では話しているように聞こえる効果音に変更されており、音声収録はなかった(上記のように容量限界ぎりぎりであったため、欧州における複数言語のデータを入れる余裕がなかった)が、『スターフォックス64 3D』の欧州版では各言語(英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語)の吹き替え音声が新規収録されている。恒星ライラット系でアーウィンを主戦力として活躍するやとわれ遊撃隊。惑星探査、重要機密物資の輸送、有事の際の救援と依頼内容は多岐にわたるが、筋の通らない仕事は引き受けない。今回はペパー将軍の依頼で事件の調査とアンドルフ軍の撃退に出撃する。ならず者ばかりのやとわれ遊撃隊。ウルフェンを主力戦闘機としている。表向きはウルフがスターフォックスをライバル視して結成したことになっているが、実態はアンドルフの手先となったピグマが言葉巧みにウルフを担ぎ上げて組織したアンドルフ直属の精鋭部隊。フィチナとボルスではウルフェンに、ベノム2ではウルフェンIIに搭乗しプレイヤーと仲間の後ろについて執拗な攻撃を仕掛ける(後述)。ゲームに登場する戦闘機など。物語の舞台となる恒星系。詳細な設定はスターフォックスシリーズの登場天体・宙域一覧を参照。ここでは本作に関連する事柄について記述する。謎の多い不可解な宙域で、磁場の異常から予想もつかない諸現象が起こる危険地帯になっている。各ステージの最後には必ず特殊な機体との戦闘が待ち構えており(ワープゾーンに突入した場合を除く)、これらを撃破するとステージクリアとなる(ステージによっては倒さなくともクリアとなる場合がある)。スリッピーが出撃している場合はボスのシールド(体力)が表示される(途中でスリッピーが離脱した場合、シールドゲージも消える)。アンドルフの項目も参照。ボスによっては戦闘中にその機体の操縦者から無線が入ることもあり、声優はその操縦者のものを指す。本編とは別に、最大4人のプレイヤーで対戦ができるモードが用意されている。ステージは、コーネリア、カタリナ、セクターZの3種類から選択できる(本編と同名だが対戦用にアレンジされている)。最初はアーウィンでしか対戦できないが、一定の条件を満たすとランドマスターやマシンから降りたパイロットで対戦することができる(セクターZは陸地が存在しないためアーウィンのみ)。パイロットでの戦闘は、常に前進し続ける機体の操作と違い3Dアクションの要領で操作する。移動速度は見た目に反して速いが、空中を飛行できるアーウィンと比べると行動範囲は明らかに狭く扱い辛い。またパイロットに関しては清水隆雄曰く「ベノムに突入する第3のルートとして、要塞の中でバズーカを装備したフォックス(パイロット)がアンドルフと戦うステージを企画していたが、納期の都合上パイロットをバトルモードでのみ使用できるようにした」とのこと。パイロットの武器は縞模様の入ったシンプルな筒状の大型バズーカだが、実は正式な名前が無く、限られたポリゴン数の中で絵的なインパクトを優先するためにブラスターではなくこの様な大型兵器が生み出された。攻撃力はアーウィンのレーザーよりも高く、チャージ弾が撃てないものの連射性能が非常に高い。また、前述の通りレーザーエナジーを入手すると武器の性能を強化する事ができ、螺旋状の強力なエネルギー弾を放つことが可能。メインゲームにてエクストラモードをプレイ可能な場合は、メインゲームの表示を「エクストラ」にした状態でバトルモードを選択すれば、エクストラモード仕様の対戦も可能。広末涼子をメインに据え、総勢約350人の出演者が巨大スクリーンの前で『スターフォックス64』をプレイするという大掛かりなもの。コピーライターの糸井重里がCMを手がけており、広末が「シビレる〜」という台詞を連呼するなど、振動パック対応ソフトであることを強調する内容だった。撮影が行われた場所は幕張メッセ。約350人の出演者のうち約150人が当時の若手芸人となっており、X-GUN、ネプチューンなどが出演していた。※Wii Uバーチャルコンソール版では振動機能に対応しているほか明度を下げる代わりにエフェクトに手を加えておらず、原作そのままである。『スターフォックス64 3D』(スターフォックスろくじゅうよん スリーディー、"Star Fox 64 3D")は、2011年7月14日に任天堂より発売されたニンテンドー3DS専用ソフト。『スターフォックス64』をニンテンドー3DS向けにリメイクしたもので、グラフィック、サウンド、キャラクターの音声などが一新されているほか、ニンテンドー3DSに搭載されているジャイロセンサーでの操作が可能となっている。シリーズ第5作目『スターフォックス コマンド』に続き、本作も任天堂情報開発本部及びキュー・ゲームスの共同により制作された。2012年11月1日より、ニンテンドーeショップにて本作のダウンロード版が販売されている。
出典:wikipedia
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