徳島県南部健康運動公園(とくしまけんなんぶけんこううんどうこうえん)は、徳島県南部の阿南市山口町・桑野町に位置する運動公園。コンセプトは「子どもからお年寄りまで気軽にスポーツを楽しめる施設」。光の八十八ヶ所めぐり選定。未供用部分も含めた総面積は約70haであり、競技施設(多目的広場・管理棟含む)は阿南市が管理、競技施設以外(遊具広場、散策路など)は徳島県が管理している。主な施設はアグリあなんスタジアムなど。レクリエーション、防災、ユニバーサルデザインに力を入れている。2007年5月20日に、園内最初の施設である野球場においてこけら落しが行われた。続いて多目的広場やテニスコート4面の供用が開始されている。残るテニスコート4面及び陸上競技やアーチェリーの各競技場などの施設については、現在、工事が進められており、順次開園される。詳細はアグリあなんスタジアムへ上記は全8面のうち、既に供用が開始された4面分のみ。災害対策用ヘリコプターの離着陸に対応しており、南海地震や大型台風時などの活動拠点として、「県南地域の防災計画上重要な施設」として県の広域防災活動計画の中でも重視されている。大型複合遊具のモチーフはタヌキであり、「たぬポンランド」として子供から大人まで家族で楽しめる施設が芝生上に配置されている。ユニバーサルデザインが追求され車椅子対応エレベータが採用されている。また公園内の全トイレは男女ともにチャイルドシートを備えた仕様となっている。以下は工事発注前公告時の建通新聞2008年7月4日記事による。同所のフェンスは、野球場を見やすくするために観客席のフェンスを張り替えた際に取り外したものが流用されている。このほか、南海地震等の地震予知研究のための観測施設が設置されている。全施設の完成時期は2012年度の予定だが遅れる模様。このほか、野球場関連施設の充実を求める動きも出ている。2005年頃、公園の周囲を桜で埋め尽くそうと園内周囲傾斜面にはしだれ桜が1,500本が地元住民により植栽されており、将来の「日本一の名勝地」を目指して地域の期待とともに育てられつつある。このほか2007年5月13日に県は、県施設第4となるアドプト・プログラムを地元婦人会と締結。アグリあなんスタジアム(野球場)前の花壇の維持管理が行われている。徳島県南部総合県民局では2005年より企業や学校と共に、開発で失われた緑を取り戻そうと、地域の針葉樹から集めたドングリを育てて苗にし、植樹によって環境保全を図ろうというどんぐりプロジェクトをボランティアとしてゼロ予算で行っている。2007年10月23日時点で7万個の種子を収集し3万5千個が苗として育ち、2008年度には緑化活動を支援する特定非営利活動法人瀬戸内オリーブ基金から100万円の助成金を受ける予定。2007年10月23日には同取り組みとして、当運動公園敷地において知事をはじめ企業従業員や小学生ら約270人が約1,000平方mにクヌギやアカガシなど10種類約4,000本の植樹を行った。既に同事業で那賀町内に植樹されている約6,000本と合わせ、これで徳島県南部において計約10,000本がゼロ予算で緑化されたことになる。またアグリあなんスタジアム(野球場)開園前の2007年3月4日には、地元小学生や飯泉嘉門知事らがバットの素材にもなるマルバアオダモの苗木などを植樹している。アグリあなんスタジアム(野球場)入口ゲート横の修景池(約2,300m²)では、2007年7月14日からアイガモが6羽暮らしている。これは徳島市の新町川水際公園で飼育されているファミリーにおいて同年5-6月に誕生したヒナが里親として引き取られたものである。これにより池が来園者の憩いの場となったとする。2008年3月には阿南市那賀川町の平島上保育所が統合するのに伴い、飼育されていた2羽のカモが新たに池に移された。園内道路の制限速度は20km/hに規制されている。ニホンマムシ、イノシシ及びスズメバチと遭遇した際の対処法が書かれた看板が設置されている。さらに2008年7月、徳島県立富岡東高等学校生が迫力のある蛇や蜂の絵を描いた看板が設置され利用者に好評である。工事に伴い桑野谷遺跡が発掘され、平安時代の遺物を確認。同時代の寺院や役所が近辺に存在した可能性が考えられている。徳島県美馬郡にも同様の「徳島県西部運動公園」(仮称)を造成する構想がある。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。