『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』(げきじょうばん かめんライダーでんおう おれ、たんじょう!)は、2007年8月4日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー電王』の映画化作品である。同時上映作品は『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』。平成仮面ライダーの劇場作品はテレビシリーズ本編とはパラレルな世界観の中でストーリーが展開することが多いが、本作品は平成仮面ライダーシリーズの劇場版で初めて、テレビ本編と劇場版のストーリーが密接にリンクしている(詳細は後述のテレビ本編とのリンクを参照)。これまでの劇場版仮面ライダーシリーズにはテレビ本編の主要キャストの一部が登場していないことが多いが、本作品はテレビシリーズと繋がっているため全員登場した。本作の脚本を手がけたのはテレビ本編のメインライターである小林靖子。劇場版仮面ライダーの脚本を手がけるのは今回が初である。また監督は当時62歳のベテラン長石多可男が担当。夏の劇場版ライダーを手掛けるのは小林同様初であったが、長石が手掛けた最後の映画作品となった。従来のシリーズ同様、公開直前のテレビ本編ミニコーナーでは、本作関連の映像が放送された。ただしショートムービーではなく、「映画とれたて情報」と銘打ったメイキング映像となっている。毎週、イマジンたちがナビゲートする形式で、前作までと異なりBパートと予告の間に放送された。本作品とテレビシリーズを始めとした他の電王シリーズとは、次のような描写で世界観を共有している。宝石泥棒に憑依したイマジンを追って、過去の世界に向かった良太郎たち。しかし、それはデンライナーを奪うために仕組まれた罠だった。首謀者は時の列車ばかりを狙う強盗集団の首領・牙王。彼は“神の路線”を走り、全ての時間を支配できるという神の列車を手に入れるため、オーナー達を人質にデンライナーを過去へ走らせる。残された良太郎とハナにデンライナーから脱出したモモタロスが合流するが良太郎は牙王に蹴られたショックで電王に関わる記憶が欠落していた。そこで11歳の良太郎(劇中で小太郎と命名される)やジークとも遭遇。小太郎は時間を超える列車に乗ってみたいと彼らに同行を申し出る。一行は桜井侑斗の助けを借り、ゼロライナーでその後を追った。様々な時代を通り抜け、良太郎たちがデンライナーを発見したのは江戸時代初期の『大坂の役』の頃。そこで牙王は神の路線へ繋がる最後の封印を解こうとしていた。牙王が率いる時の列車専門の強盗集団のメンバーで、『俺、誕生!』における敵。TVシリーズ第26・27話にも登場。イマジン達は後にTVシリーズ終盤でも別個体として登場している。イマジン達のモチーフは、トカゲ・蛇といった爬虫類で、元の童話も明らかとなっているが、本来の契約者は言及されていない(牙王本人かも不明)。契約しなくても、戦国時代の忍者に憑依した。記憶喪失になった良太郎にとり憑けずにいたモモタロスが、代わりに小太郎に憑依し変身した特殊形態。外見はソードフォームそのものであるが、身体の各パーツは小太郎の体格に合わせて小型化されている。武器もデンガッシャー・ソードモードを使用。ガオウが放った忍者軍団を小柄な素早い動きでなぎ倒した。『超・電王』以降良太郎が少年の姿になってしまってからはミニ電王ではなく通常と同じ大きさに変身しているが、これは身体が小さくなっても記憶がそのままであったため。牙王が自身のオーラをフリーエネルギーに変換して変身する仮面ライダー。名称やツールなどは電王と共通する部分が多く見受けられるが、フォームチェンジ機構は搭載されておらずプラットフォームに相当する形態も若干異なる。『俺、誕生!』劇場公開版では最初から装甲が装着される様子が描かれていたが、ファイナルカット版では修正され、プラットフォームにオーラアーマーが装着される描写がなされている。基本カラーは銅でオーラアーマーには緑青の錆が浮いている。電仮面や肩、胸に設置された牙のような物が特徴で、電王と異なり体を走るレールにも牙のようなオーラーアーマーが装着されている。電仮面はワニの顔を模した形状で、複雑な変形の後に装着される。総合スペックは特別高いわけではないが、牙王の戦闘技術もあいまって劇中では電王の基本4フォームとゼロノス ベガフォームを圧倒した。左足に炎を纏って蹴る技もある。電車型のタイムマシンで、劇中では「神の列車」と呼称される。キバと後続車両で構成される。ガオウライナーという呼称は本作には登場せず、本作の時代の侑斗とキンタロスが憑く前の良太郎がテレビ本編で一度呼称したのみである。どんな時代にも行くことができる特別な路線「神の路線」を走り、全ての時間を支配することが可能な特別な列車。オーナーや侑斗によると古代の王により作られたが、あまりにも強大な力を持つために1度も走ることはなかったらしい。牙王の最大の目的であり、彼はこれを手に入れるために今回の行動(デンライナーのジャック)を起こす。戦国時代に封印されていたが、最終的に真田幸村の協力を得た牙王が発掘し、牙王の物になる。テレビ本編第25-27話にも登場。
出典:wikipedia
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