サイプレス・ヒル(Cypress Hill)はアメリカのカリフォルニア州で結成された、ヒップホップグループ。2010年、スヌープ・ドッグがクリエイティブ・チェアマンを務めるプライオリティ・レコーズに移籍。ロサンゼルス出身、チカーノ系のBリアル、キューバ出身のセン・ドッグ、ニューヨーク出身、イタリア系のDJマグスという様々な人種の3人で1988年に結成。1998年リリースのアルバム「IV」よりパーカッショニスト/ドラマーのエリック・ボボ(パーカッショニスト、ウィリー・ボボの息子)が加入し、現在のメンバー数は4人。Bリアルとセン・ドッグは元ギャングであるが、サイプレス・ヒル結成の前に足を洗っている。グループ名の由来は、結成された地区にある道の名前「Cypress Ave.」より。なお、2010年~2011年の間の世界ツアーの際にはDJ・マグスが他のプロジェクトに専念して不在であり、フリオ・G()がDJを務めた。DJマグスが主に担当。ローファイで切れのあるビートとベースラインに、ギター等の生楽器やサイレン音等のエフェクトをのせ、不穏で中毒性の高い独特なトラックを作り出す。甲高く訛りのあるラップのBリアルと、野太い声で迫力のラップのセン・ドッグの2MCスタイル。英語に混じりスペイン語が頻繁に登場する。エリック・ボボによるティンバレス等ラテン系の打楽器は、特にライヴにおいては音の多彩さと厚み、迫力を増し、ラテン・ミュージックとヒップホップ/ロックのミクスチャーという効果的な役目も果たしている。元々、そのダークな世界観、元ギャングというハードコアな経歴や過激な歌詞、多彩な音を使用した重量感のあるミクスチャー的サウンドであったが、2000年リリースのアルバム「Skull & Bones」でヘヴィなディストーションギターに生ドラム&ベースという編成のバンドでレコーディング、ヘヴィ・ロックのサウンドを本格的に取り入れた。ライヴでもバンドを引き連れていることが多い。また、1stアルバム収録の「How I Could Just Kill A Man」はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンによってロック・カバーされていて、ライヴで共演したこともある。思想、歌詞の内容の大部分を占めている要素がマリファナである。喫煙器具であるボングの使用方法を解説する「Hits From The Bong」や、ホームグロワー(家でマリファナを栽培する人々)に捧げた「Dr. Greenthumb」等、マリファナに関する楽曲を数多く発表、愛好家だということを強調するとともに、合法化を主張し続けている。ライヴではステージ上で巨大ボングを持ち出してきて、自身だけでなく観客にも吸わせるというパフォーマンスが有名。極太ジョイント(マリファナを巻きタバコ状にしたもの)をステージ上で吸うことも。マリファナ仲間として楽曲やライヴで共演したアーティストはKottonmouth Kingsやスヌープ・ドッグなどがいる。また、マリファナを題材にした映画「ビー・バッド・ボーイズ」にゲスト出演した。チカーノ・サグ(ギャング)スタイルのファッションや振る舞いは、その音楽性と相まって世界中のストリートカルチャーに影響を与えた。特に彼らが広告モデルも務めるロサンゼルスのチカーノ・ブランド、JOKERはチカーノ・サグ・ファッションの象徴として、頻繁にステージ上などで着用する彼らによって名が知れ渡ったといっても過言ではないだろう。そして最近では、DJ MUGGSが手がけるブランド「ソウル・アサシンズ」()が話題をよんでいる。
出典:wikipedia
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