『ジャック×ダクスター2』(ジャックンダクスターツー、"Jak II")は、2004年3月11日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)によって発売されたプレイステーション2用アクションアドベンチャーゲーム。開発はノーティドッグ。『ジャック×ダクスター 旧世界の遺産』の続編で、ジャック×ダクスターシリーズの第2作目。直接の続編に『Jak 3』がある。2004年に発売されたシリーズ第2作目で、2003年にすでに発売されていた北米版より5か月ほど遅れての解禁となった。ヨーロッパでは『Jak II: Renegade』とサブタイトルがついている。前作『旧世界の遺産』よりもストーリー重視に作られており、ダーク性を増した作風やゲームシステムなども含め、前作よりも大人向けになった。プレイヤーは前作のような幻想的な世界観とは異なる近未来型の都市「ヘブンシティ」を舞台にゲームを進めることになる。一方ジャックのアクションはのものがそのまま使われているほか、新アクションも追加された。日本では単に『Jak II』とも呼ばれる。探索が主であった前作から一転し、基本システムがクライムアクションを基盤としたものに変更され、プレイヤーの行動の幅が広がっている。箱庭構造をした「ヘブンシティ」内で行えるプレイヤーの行動の「自由度の高さ」を本作の売りとしている。ダーク路線への変更の都合からか、発売当時本作のテレビCMはほとんど行われなかった。日本での発売直後、週間販売本数第16位となるものの、以後販売本数はあまり伸びず大ヒットとはいかなかった。その影響か続編の『Jak 3』は日本未発売に終わり、本作以後しばらくの間ジャック×ダクスターシリーズの日本語版は作られることはなかった。本作のタイトルロゴは、北米版ロゴである「JAK II」の文字に明朝体で「ジャック×ダクスター2」と表記されているものと、前作『旧世界の遺産』で使用された「ジャック×ダクスター」のロゴに数字の2を足したものの2種類が存在する。また体験版には、あらすじ紹介、公式ホームページで公開しているプロモーションムービーの他、「ジーグを護衛する(1)(ポンプステーション)」と「タマゴを全滅させる(2)(エコノ鉱山)」の2つのミッションが収録されている。前作でジャック達が発見した“プリカーソル文明の遺産”が暴走し、彼らは荒廃しきった異世界へ飛ばされてしまった。“独裁者バロン”が圧政を敷く巨大な街「安息都市(ヘブンシティ)」へワープして早々、バロンの軍隊「紅装甲衛兵(クリムゾンガード)」に捉えられたジャックは、そこで暗黒戦士(ダークウォーリアー)計画の実験台として「ダークエコ」を体内に注入され続けるという日々を送ることになる。2年後、救出にやってきたダクスターが再会したのは、荒々しい性格となり、自らの怒りを制御できない「ダークジャック」と化するようになったジャックだった。彼はバロンへの復讐を誓い、圧政抵抗組織「地下活動(アンダーグラウンド)」へと身を投じていく。ストーリー進行に関わるミッション。大抵はアンダーグラウンドの仲間や、その協力者から依頼される。ミッションの目的地はマップ上にアイコンで表示される。ミッションの種類は「探索」を基本に据えるも、敵本拠地への侵入、仲間の救出、護衛など様々である。中盤にさしかかると、複数の依頼人から別々のミッションを同時に委託されることもあり、その際どのミッションを優先的に行うかはプレイヤーの意思次第である。正式名称は「バーニングバッシュ・ミッション」。ストーリー進行には関係せず、B.B.ミッションを遂行せずともゲームクリアには影響しない。通常ミッションが依頼者と直接話すことで発生するのに対し、B.B.ミッションはヘブンシティ内に設置された「ボイスパネル」と呼ばれる装置を通しての通信によって発生する。大抵の場合「プリカーソル・オーブ」が報酬として与えられる。今作から取り入れられたジャックの変身システム。敵などを倒すことで入手できるエネルギー「ダークエコ」を100個集めることで、いつでもダークジャックに変身できるようになる。一定時間が経つと元の姿に戻るが、一度の変身で蓄積していたダークエコを全て消費してしまうため、再び変身するためにはダークエコをさらに100個集める必要がある。変身中はパンチやキックの攻撃力が上がるので、肉弾戦を有利に進めることができるが、銃は使用できない。ある条件をクリアすると、必殺技を習得するなど、ゲームの進行に伴い段階的にダークジャックの力を強化できるようになっている。日本国内版は、より多くの日本のユーザーに楽しんでもらうために、日本語版のみ他国語版と異なる部分が存在する。それは、日本人が嫌悪感を抱いてしまうために変更したという意向が、ノーティドッグのインタビューにより、明らかになっている。具体的なものとしては、以下の2つが挙げられる。本作では主要舞台となる都市「ヘブンシティ」を中心にワールドマップが広がっている。ジャックは、ヘブンシティ内の誰かからミッションの依頼を受け、ヘブンシティ内、あるいはシティの外「ウェイストランド」でミッションを遂行する。設定では、前作の300年後の世界ということになっており(プロローグでジャックらが転送されたときが300年後なので、本編時は302年後ということになる)、セイジィの小屋の廃墟など昔のステージを彷彿させる場所もわずかながら登場する。なお、ヘブンシティ内では、徒歩時、ズーマーに乗っているとき、ガンを構えているとき、ジェットボードに乗っているときで、その他のステージでは、徒歩時、ガンを構えているとき、ジェットボードに乗っているとき、ダークジャックに変身しているときでBGMが微妙に変化する。前作同様ステージはオープンワールドで形成されており、全エリアを「ロード」表示等によるタイムロスなしに移動可能。同じく、陸続きでないエリアを除いてはシームレスに自由に歩き回ることができる。またそれぞれのエリアを順番にクリアしていくのではなく、ミッションごとに各エリアを行ったり来たりするため、1つのエリアには何度か訪れることになる。前作と同じように、クリア後はラスボスがいなくなったあとの状態となり、再びラスボスと戦うことはできない。しかし、ヘブンシティ内は特に変わった様子はなく、クリムゾンガードもうろついている。変わったことといえば、クルーのヒップホッグ・サロンの入り口にあったヒップホッグ(Hiphog)(カバ[Hippo]とブタ[hog]のハーフ)の人形がダクスターの人形に変わっていることくらいである。また、シティの外に出れば相変わらずメタルヘッドがいるが、1体のメタルヘッドから頭蓋石を無限にとることができる。プレイヤーのクリア後の目的は、隠されたプリカーソル・オーブを探し出し、シークレット機能をすべてオープンさせることとなる。ただし、メタルヘッドのアジトなど、クリア後は二度と行けなくなるステージもあるため、オーブの取り忘れには注意しなければならない。また、今作のエンドクレジットも、第1作目同様同じ映像(ヘブンシティに打ち上げられている花火の映像)に同じ音楽が延々と流れているもの。ゲーム本編には存在しないステージ「サンドーバ村」に行くことができるようになるバグが確認されている。サンドーバ村は前作に登場したステージの1つで、本作でもオープニングムービーに出てくるのみでステージとしては登場しない。これはサンドーバ村のシーンのムービーパート時に、ある操作を行うと起こる現象で、同様の手段でストーリーAct2や3のシーンの場所にも行くことも可能になっている。その方法についてはこちらを参照。
出典:wikipedia
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