マット・セラ（Matt Serra、1974年6月2日 - ）は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。ニューヨーク州ロングアイランド出身。セラ・ロンゴ・ファイトチーム所属。ブラジリアン柔術三段。元UFC世界ウェルター級王者。総合格闘家のニック・セラは実弟。18歳からヘンゾ・グレイシーの下でブラジリアン柔術を学び黒帯を授与された。2000年6月4日のPRIDE.9に出場予定であったが、対戦相手のジョイユ・デ・オリベイラが入場時に演出の花火で大火傷を負ったため中止となった。2001年5月4日、UFC初参戦となったUFC 31でショーニー・カーターに右バックハンドブローでKO負け。続く9月28日のUFC 33においてはイーブス・エドワーズに2-0の判定勝ちを収めた。2002年9月27日、UFC 39の世界ライト級王座決定トーナメント1回戦でBJ・ペンと対戦し、判定負けを喫した。2006年にはリアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン4に参加した。UFC世界ウェルター級王座への挑戦権を賭けたトーナメントでピート・スプラット、ショーニー・カーターをに勝利し決勝に進出、11月11日に行われたフィナーレでの決勝戦ではクリス・ライトルに判定勝ちを収め優勝を果たした。2007年4月7日、UFC 69のUFC世界ウェルター級タイトルマッチで王者ジョルジュ・サンピエールと対戦し、右フックでダウンを奪いパウンドでTKO勝ちを収め王座獲得に成功。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。この試合はスポーツ・イラストレイテッドの2000年代アップセット・オブ・ザ・ディケイドとシンデレラストーリー・オブ・ザ・ディケイドを受賞した。2007年9月からでマット・ヒューズとともにヘッドコーチを務め、12月29日のUFC 79でヒューズとのウェルター級タイトルマッチが予定されていたが、負傷のため欠場となった。2008年4月19日、UFC 83の世界ウェルター級王座統一戦で暫定王者ジョルジュ・サンピエールと再戦し、グラウンドでのボディへの膝蹴りによりTKO負け。リベンジを許し王座から陥落した。2009年5月23日、UFC 98でマット・ヒューズと対戦し、0-3の判定負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2010年2月6日、UFC 109でフランク・トリッグと対戦し、カウンターの右フックでダウンを奪ったところにパウンドで追撃しTKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2010年9月25日、UFC 119でクリス・ライトルと対戦し、0-3の判定負けを喫した。2013年5月22日、引退を表明した。

出典:wikipedia