千歳ステーションプラザ(ちとせステーションプラザ)は北海道の千歳駅に隣接する複合商業施設。施設名は開業から2016年6月30日まではペウレ千歳(ペウレちとせ)であった。JR千歳駅前再開発事業の核施設として総事業費約60億円を投じて建設された商業施設とバスターミナル、ホテル、立体駐車場などで構成される3棟のビルで構成される複合施設である。2003年(平成15年)7月11日に千歳駅西口ターミナルビル(仮称)として安全祈願祭を行って立体駐車場から着工し、同年11月22日に駐車場が先行して開業した後、2004年(平成16年)4月1日に当施設の中心となる商業棟が開業し、同年7月1日に商業棟5階のメディカルポート千歳の医療機関の一部が開院してグランドオープンし、同月6日にホテル棟のハイパーホテル千歳が開業して3棟全てが開業した。名称のペウレ千歳は2003年(平成15年)11月17日から12月17日まで一般市民からの公募を行って2004年(平成16年)1月にアイヌ語で「若い」という意味の「ペウレ」(pewre)が526点の中から選ばれ、それにビルの所在地の千歳を付けて決定されたものである。中心となる地上5階建ての商業棟は、1階に北海道中央バスと千歳相互観光バス、あつまバスの一般路線バスと千歳市循環型コミュニティバス(ビーバス)が発着する各社のターミナル機能を集約して北海道中央バスの総合案内所も併設されたバスターミナルがビルを囲むように配置され、2階はJR千歳駅と北海道道早来千歳線(中央大通り)をまたぐ連絡通路で接続していて新設された駅2階の改札と繋がっていて千歳観光連盟の観光案内所などが入居する駅直結のビルで、鉄道とバスのターミナル機能を結ぶ交通の結節点となっている。また、ビル壁面には縦3.2メートル横4.2メートルの大型マルチビジョンが設置されている。当施設を含む駅前再開発事業の一環として同時に千歳駅西口広場改修工事が行われてバスの乗降場を分離すると共に、一般車両を入れない一方通行のバス専用道路が設置されて歩行者の横断禁止とされたが、その変更に伴ってバスの降車場から千歳駅に行くためには商業棟の2階に上がって駅舎に渡るか、国道337号沿いの横断歩道を渡ることが必要になったため、乗降客がバス専用道路を横断して直線的に千歳駅に行くケースが多発し、利用するバス各社などが横断歩道の設置などを強く求めるなど、この歩行者横断禁止は上手く機能せず、特に滑りやすくなる冬場の安全が危惧されている。商業棟は1階に中華料理のバーミヤンや手芸雑貨など8店、2階に住民票などの各種証明書などを発行や図書館の貸し出し窓口となる千歳市サービスセンターや千歳観光連盟の観光案内所、3階が全フロアを使ったユニクロ、4階に100円ショップや遊戯場、5階が医院や薬局が入るメディカルモールの「メディカルポート千歳」という構成で開業したが、最大のテナントであったユニクロが撤退したため、同じ北海道空港が運営している千歳市中心市街地の商業施設の千歳タウンプラザの核店舗の一つだった文教堂書店が3階に移転して2010年(平成22年)3月27日に開店するなどテナントの入れ替わりも生じている。なお、2008年(平成20年)に食材を北海道外工場で一部調理した上で運ぶため輸送費がかさむ高コスト体質が問題となってバーミヤンが北海道から撤退したことに伴ってファミリーレストランのガストに転換している。2013年11月には2階にあった若年層向け婦人服店「Honeys」が閉店した。また、10階建てのホテル棟は当初は地元のホテルと交渉を進めていたが、着工直前の2003年(平成15年)7月に条件が合わずに交渉が決裂して正式に進出断念の回答があったため、急遽他の大手ホテルチェーンを含む数社と改めて交渉を進めて約1ヵ月後の同年8月に青森市を本拠地として低価格ホテルの「ハイパーホテル」のチェーン展開を進めているナサコーポレーションの進出が決まるなど招致は難航したが、2004年(平成16年)7月6日にハイパーホテル千歳が開業している。2016年(平成28年)7月1日、12年間使用されてきたペウレ千歳から「千歳ステーションプラザ」に名称変更。これに伴いハイパーホテル千歳は「千歳ステーションホテル」に改称した。バスターミナルの停留所名は「千歳駅前」で統一されている。当バスターミナル供用開始に合わせ、北海道中央バスが設置していた千歳ターミナル(千歳市本町2丁目、元・ホテル日航千歳の付近)が廃止されている。のりばは2009年(平成21年)12月1日現在。北海道中央バスの2009年(平成21年)12月1日ダイヤ改正に伴って、稲穂団地線のバス乗り場が7番から2番に変更となった。
出典:wikipedia
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