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チーフベアハート

チーフベアハート (") は、カナダの競走馬。引退後種牡馬として日本に輸出された。1990年代後半に芝中長距離路線で活躍し、1997年のブリーダーズカップ・ターフをはじめG1を3勝。1997、1998年度のソヴリン賞年度代表馬、1997年度のエクリプス賞最優秀芝ホース牡馬などを受賞。2002年には、カナダ競馬殿堂入りを果たした。カナダのダービーに相当するクイーンズプレートで4着に敗れるなどダートでは芽が出なかったが、芝の競走を中心に使われるようになると、カナダ三冠最終戦のブリーダーズステークスでは2着馬に9馬身半という大差をつけて優勝。さらに、カナディアンインターナショナルステークスでもシングスピールの2着に入り頭角を現した。翌1997年、古馬となると本格化。カナディアンインターナショナルステークスでG1初制覇を果たすなど6戦4勝2着2回という好成績を残して、ブリーダーズカップ・ターフに出走。本命視されていたシングスピールが故障で回避したこともあり、本馬が1番人気に支持された。レースでは、直線で大外から脚を伸ばし、ドイツのボルジアを4分の3馬身抑えてレースレコードで優勝した。5歳となった翌1998年も、G1のマンハッタンハンデキャップを制し、カナダ国内では、ナイアガラブリーダーズカップハンデキャップ、スカイクラシックハンデキャップと連勝するなどの活躍を見せた。しかし、連覇を狙ったカナディアンインターナショナルステークスでは、ロイヤルアンセムから2馬身差の2着。続くブリーダーズカップ・ターフでも、スローペースでレース展開が向かなかったこともあり、追い込みきれずにバックスボーイの4着に終わった。この後は、外国招待馬の目玉としてジャパンカップに出走。規定によりラシックス(鼻出血防止用)が使用できないという不利も影響してか、追い込み及ばずエルコンドルパサーの4着に終わり、この競走を最後に現役を引退した。引退後は、JRAに420万ドル(約5億円)で購買され、1999年から日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬入りし、2001年からはシャトル種牡馬としてニュージーランドでも種付けを行っていたが、2012年9月18日午前6時(JST)、急性心不全のため静内種馬場で逝去。基本的に中距離を得意とする馬が中心ながら,ダートや短距離さらには障害で活躍する馬も輩出するなど、産駒は幅広く活躍している。2009年はマイネルキッツが天皇賞(春)を制覇、ビービーガルダンがスプリンターズステークスで2着、同一年に産駒が3200mと1200mのGIで連対したのは2006年のサンデーサイレンス(ディープインパクト(天皇賞(春)1着)、オレハマッテルゼ(高松宮記念1着))以来で、史上2頭目となった。太字はGI級競走

出典:wikipedia

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