『虚ろいの都』(うつろいのみやこ)はRPGツクール2003を使用して、d-sakaにより製作されたフリーゲームである。2004年10月にテックウィンのコンテストパークで金賞を受賞した。本作は、d-sakaによる2作目のRPG作品である。ユダヤ教をモチーフにしており、ユダヤ教に関係する語句があちこちに使用されている。前作『偽りの神話』との関連性はほとんどないと作者自身が言っているが、一部に『偽りの神話』に出てくるものと酷似したキャラクターなどが見られる。前作に対する「何をすればいいかが判りづらい」という意見を受けて、本作のストーリーは基本的に一本道であり、ゲーム中で随時現在取るべき行動を確認できるようになっている。ただし、多くのサブイベントや隠し要素も設置してあるため自由度はほどほどに高い。マルチエンディング。なお、RPGツクール2003を使って開発されているが、戦闘システムは既存のものを使用せず、独自で構築されたフルアニメーションのサイドビュー形式となっている。コンテストパークではBGMの設定も好評であり、また「戦闘などで使用されるアニメーションエフェクトを自作ゲームの素材として利用したい」という要望も出るほどで、演出面の評価も高い。逆にそのアニメーションを描く手間がかかりすぎたため、ストーリーが半分以上削除されている。そのため、全てのエンディングを見ても詳細を推測するしかない点が少なからずある。コンテストパークでの公開以降、バグ修正のための修正ファイルが幾度か公開されている。またオリジナルの戦闘システムや、ダンジョン内の数々の謎解き・トラップの類には、アクションゲームのような要素を含むものもあるが、コンピュータの低スペックなどを理由として謎解きが解けないプレイヤーのための最終手段として、「謎解き解除パッチ」なるものも公式に公開されている。既に文明が崩壊した遠い未来、世界は「永遠の夜」という滅びをもたらす闇に囲まれており、徐々に居住可能地域が狭められていた。その中で人々は、やがて訪れるであろう世界の滅亡を「運命」、「救済」、「新世界の胎動」などと様々に考えていた。世界の終末まで残り1か月ほどとなった頃、船の代わりに海上鉄道によって交易を行っている港町で、イルミナート(後述)という人材派遣機関に所属する主人公テムルは、「ある石を奪取して欲しい」という依頼を受ける。無事に石を入手したが、依頼主の元に赴くところで事態は複雑化していく。
出典:wikipedia
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