萩原 敏雄（はぎはら としお、1936年5月18日 - ）は日本の実業家。萩原雄祐・結子夫妻の三男として東京府（現・東京都）に生まれた。父・雄祐は日本を代表する天文学者として知られており、母・結子は深井英五・はる夫妻の長女。外祖父の深井は日本銀行総裁を務めた銀行家で、外祖母・はるは北信政財界の第一人者として知られた小坂善之助の次女にあたる。善之助の孫で結子の従弟にあたる小坂徳三郎は三井十一家の1つである本村町家2代目・三井弁蔵の長女と結婚したので、萩原家は深井家・小坂家を通じて三井財閥の創業者一族である三井家と姻戚関係で結ばれているといえる。なお敏雄の兄・道雄は外祖父・深井英五の養嗣子となり、日銀勤務を経て日本長期信用銀行の監査役を務めた。また大伯父（外祖母・はるの兄）に小坂順造（善之助の長男）、母の従弟に小坂善太郎（順造の長男、徳三郎の兄）、又従弟に小坂憲次（善太郎の次男）がいる。慶應義塾大学文学部卒業後、1959年に日本テレビ入社。広報局長、スポーツ局長、編成局長、取締役、常務、専務を経て2001年6月に日本テレビ開局以来初のプロパー社員出身の代表取締役社長となるものの、2003年11月に発覚した「日本テレビ視聴率買収事件」の責任を取り副社長に降格。その後、Jリーグの東京ヴェルディを運営する日本テレビフットボールクラブの会長兼社長を2009年まで務めた。日本テレビの視聴率4冠王を10年連続連覇したのも萩原の功績が一番だと言われている。社長在任中は、吉本興業の林裕章社長（当時）と、「ザ・社長ズ」という漫才コンビを結成するなどのパフォーマンスを行ったこともある。俳優の早川保と川口浩は慶應義塾高等学校の同級生である。尚、早川は慶應義塾大学でも同期である。

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