坂本俊彦（さかもと としひこ、1940年9月3日 - ）は日本の政治家。元茨城県行方市長。長年にわたり玉造町長を務めた坂本常藏の甥。石岡第一高校卒。郵便局、社会福祉施設長を努めた後、玉造町議会議員を経て、玉造町長を1期務める。在任中の2005年、玉造町が麻生町・北浦町と合併し、行方市となり、初代市長に就任するが、後に不祥事の疑惑(後述)がもたれることになる。2009年9月13日に行われた第2回市長選で、元北浦町長の伊藤孝一に僅差で敗れる。2006年2月に行われた行政視察の際、当時玉造町長だった坂本が、宴会に呼んだコンパニオンに抱きつくなどの行為をしていたことが、「市民オンブズマンいばらき」（石川克子事務局長）の調査で分かった。坂本はこれに対し「身に覚えがない」と否定した。 「市民オンブズマンいばらき」などによると、行政視察は行方市に合併前の麻生町、玉造町、北浦町で構成するごみ処理施設の「麻生町外二町環境美化組合」が実施。各町長三人、三町議会選出の組合議員六人、各町課長、事務局員ら六人が参加し、二泊三日の日程で、鹿児島県、熊本県内を視察した。 参加者によると、坂本は、二日目の熊本県内の清掃センター視察後、宿泊した 同県菊池温泉のホテル内での宴席で、コンパニオンに抱きつくなどの行為があったという。 これに対し、坂本は「コンパニオンに酒を注いでもらったことは記憶にあるが、そんなこと（抱きついたこと）は、記憶にない。写真を撮られたというが身に覚えはない。」「写真は偽造したものだ」と全面的に否定している。石川事務局長は「わずか一時間の清掃センター視察は観光旅行で、公費の無駄遣い。公費でコンパニオンを呼び、抱きつくなどの行為は品性に欠ける」と批判している。

出典:wikipedia