1985年のワールドシリーズは、1985年10月19日から10月27日まで行われたメジャーリーグのワールドシリーズである。第82回ワールドシリーズ。アメリカンリーグは東地区の覇者トロント・ブルージェイズを破り1980年以来5年ぶり出場のカンザスシティ・ロイヤルズ。ナショナルリーグは西地区の覇者ロサンゼルス・ドジャースを破り3年ぶり出場のセントルイス・カージナルスとの対戦となった。結果は4勝3敗でカンザスシティ・ロイヤルズが初優勝。MVPは2勝0敗、防御率0.50、10奪三振の成績をあげたブレット・セイバーヘイゲンが初選出。表中のRは得点、Hは安打、Eは失策を示す。日付は現地時間。3勝2敗と王手をかけたカージナルスが1-0とリードして9回裏を迎える。先頭打者のホルヘ・オータは一塁ゴロに終わり、一塁手ジャック・クラークがベースカバーの投手トッド・ウォーレルにトスして、1死となったかに見えたが一塁塁審ドン・デンキンガーが「セーフ」と判定。ビデオや写真でも、オータの足が一塁を踏むよりも先にウォーレルのグラブにボールが収まっているのが確認できる。カージナルスは抗議するが認められず、試合は再開され、ロイヤルズは2点を奪い「棚ボタ」の逆転サヨナラ勝ちを収め、3勝3敗のタイに持ち込んだ。ワールドシリーズでは、審判は時計回りにローテーションするため、第6戦で問題の誤審を起こしたデンキンガーが第7戦の主審を務めることになる。カージナルスは主審の変更を求めるが認められず、殺気立った雰囲気で試合は第7戦は始まった。試合は2回、3回にロイヤルズが5点を取り大きくリード。迎えた5回裏、カージナルスの投手ウォーキーン・アンドゥハーが微妙な判定に抗議し、監督ホワイティ・ハーゾグ共々退場処分となった。カージナルスの地元セントルイスでは、ワールドチャンピオンがデンキンガーに「奪われた」と大騒ぎ。問題の誤審のシーンを何度もテレビで放送し、大きなポスターの製作を始める(当時のピーター・ユベロスコミッショナーが中止させる)など、騒然としていた。
出典:wikipedia
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