8時だョ!全員集合のコント(はちじだよ!ぜんいんしゅうごうのコント)では、TBS系列で放送されたバラエティ番組『8時だョ!全員集合』の中で展開されたコントや名物コーナーについて触れる。本番組の目玉であるコント。いかりやと観客の「おいっすー!」のかけ声で始まる。最初の観客の反応に対して「元気がいいね! もういっちょ、おいっすー!」(学校の先生など善良役の場合など)または「声が小さいぞ! おいっすー!」(悪役の場合など)と再び煽るのが定番であった。無論、母親役で出演の際には「あ〜らみんな元気がいいわねえ〜、おいっすー」と、控えめな女性言葉となる。なお泥棒ネタや忍者ネタなどの場合、このように観客に大声を出させた後「シッ、静かにしろ!!」とドスを効かせた低い声で返し、オチを作ることもあった。ちなみにいかりや本人は当初、「おいすー!」と発言しているつもりであった。毎回ではなかったが「おいっすー!」と返事しなかった人のみに対してもう一度「おいっすー」と返事させ、「よく出来た、みんなで拍手」と他の観客に言う光景も見られた。なお、「おいっすー!」は番組には欠かせない挨拶であった。この時点ではまだいかりやしかステージ上に登場していないため、残りのメンバーは登場するタイミングを見計らい、オープニング終了からステージ上に登場するまでにおける着替えの余裕時分を長めに取っていた。庶民的な立場のリアルなストーリー、例えば先生と生徒、上司と部下など中ボスのいかりやとその他のメンバーという構図で、嫌われ者の権力者役のいかりやに対して他の4人(反抗的な荒井注、いかりやに怒られまいとピリピリする加藤茶、ボケーッとしている高木ブー、一見まともそうで実は意味不明なことばかり考える仲本工事)が反撃する、もしくは他の4人にいかりやが振り回されるという設定、および舞台の仕掛けが、当時の子供達の人気を得る。人間関係の縮図のコントではあるが、荒井注の脱退と共にストーリーに変化が見られる(この辺りはザ・ドリフターズを参照されたい)。ストーリーの流れとして、メンバー紹介のイントロ、いかりやと各メンバーのギャグのやりとりの後に、屋台崩しへの落ちでエンディングとなる。この際に流れるBGMが『盆回り』(たかしまあきひこ作曲)であり、屋台崩しと共に流れるこの曲は視聴者にインパクトを与えた。『盆回り』の曲調は3代にわたり変わっていた(初代・2代目はモノラル収録。3代目のオーケストラ風の曲調はステレオ収録である)。観客や視聴者側からは見えないが、実際には前半コント終了約3〜5分前に合わせてスタッフがスタンバイをしており、時計の針が20時27分(15分コントの場合は20時19分)を差し『盆回り』が流れ始めた段階で左右から一斉に所定人数のスタッフが駆け出し、ゲストの歌1に間に合うように素早く高速で後片付けが行われるという、生放送ならではの光景が展開する。コントが開始してメンバーの登場とやりとりがあり、一旦脇に引っ込んでから1分程度の場面転換をする事も多くあった。この時は一旦舞台を暗転させてからバンドの生演奏の音楽でつないだ。コントネタも今話題のもの(映画、テレビ番組、CM、ヒット曲)や、ニュースでも取り上げられているネタ(例えば、「スペースシャトル・コロンビア」の初打ち上げ成功にちなんだネタ<「NASA」の訓練所コント、「NASA音頭」(いかりやが考案)のギャグがあった>など)も多く、世相・風俗・流行を反映したコントも少なくないのも特徴だった。なお、このコントは木曜会議と呼ばれる、いかりやを中心とした徹夜会議により毎週作成されていたものである。すなわち、徹底的にネタを練り上げ、アドリブは認められないように作成する。以下、主なコントを紹介する。会社コントのようにドリフメンバーのみで行ったものもあれば、学校コントのようにゲストも交えて行ったものもある。ゲストが必ず登場するおなじみのコント。「ドリフの国語算数理科社会」と題し、いかりやが先生役で他の4人は生徒役である。黒板に表示される日付は、生放送である以上、正規の放送日を表記している。コント初回は第6回(1969年11月8日、川口市民会館)で、女子校が舞台であった。コントの最後となったのは第792回(1985年7月13日、TBS・Gスタジオ)。放送回数は番組歴代1位となる全85回。シリーズの中には異色なのもあり、第22回(1970年2月28日、サンケイホール)では縄文時代が舞台となり、国語の授業では象形文字が使われていた。女性生徒役のゲストは授業開始前に普通に登場し、ベルが鳴った後にドリフメンバー(稀に男性生徒役のゲストも)の4人が遅刻という形で登場する。また、回によっては、ベルが鳴った後に女性生徒役ゲストとドリフメンバーの4人が遅刻せずに立て続けに登場し、ドリフメンバーがランドセル投げなどの騒ぎを起こす形の場面もあった。このコントにはズッコケがよく見られ、たいていは女性生徒役ゲストは普通ないし優等生的な答えをする反面、ドリフがボケる役だった。教師用の机は天板の片側が外れる仕組みになっており、教師役のいかりやがズッコケる、もしくは志村がその机の下に隠れてそれに気づかずいかりやが「志村!」といった後志村が「はいっ!」といって片側を挙げると顔面を直撃するようになっていた。男性生徒役のゲストもドリフと一緒に「ボケ役」にまわる事もあった。郷ひろみが共演した回では宿題の作文の読み上げで「作文、イレブン、いい気分。開いててよかった。はっはっはっは〜」(セブン-イレブンのサウンドロゴ)とボケた。ドリフ以外の男子生徒が登場する場合は転校生という設定が多く、脱退後の荒井注がこのコントにて「先生と元同級生の落第し続けた小学生」という設定で登場することもあった。志村がドリフの正式メンバーとして初登場した時のメインコントでもあり、この時は志村も転校生役で登場した。また、回によっては(生徒役ゲストとの兼ね合いから)高木が女子生徒役で登場することもあったが、大抵は遅刻して登場した。なお『白い巨塔』の映画版とテレビドラマ版で主役を歴任、また当時『クイズタイムショック』の司会者でもあった田宮二郎がゲスト出演したのも、このコントだった。志村けんが登場して、水を浴びるシーンもある。志村がドリフ大爆笑の神様役で登場したこともある。小学校という設定で生徒(児童)役のドリフメンバーと男性ゲストが家族コントと同じ半ズボンの私服姿であるのに対し、女子生徒役の女性ゲスト・準レギュラー(アシスタント)が全て中高生型のセーラー服姿だったり(小学校で制服という事自体は地域によっては特別珍しい事でないが中高生型である点に注意)、英語の授業があったりする。ピンクレディーの未唯は本名の「根本美鶴代」としてよばれいかりやは未唯のことを「根本さん」と呼ぶ。国語の授業では、いかりやがことわざや俳句を読み上げ、生徒が後について唱和するが、志村だけがわざと調子外れに唱和して笑いをとるという形式のコントがよく見られた(詳細は後述)。英語の人称代名詞の変格「I・MY・ME」を志村が読み違える「あー・みー・まー!」は『飛べ!孫悟空』で、孫悟空の呪文として使用されている。志村が宿題で書いてきた作文を読むときは読み間違いがお決まりで、下ネタが多い(詳細は後述)。他には、いかりやが生徒に文章の読み上げをさせる授業では、志村が「おいしいパン、作ったね」を「おいしいパンツ、食ったね」、「うん、こうしよう!」を「ウンコをしよう!」とぎなた読みをするネタもあった。俳句クイズで小泉今日子が「すずめの子 そこのけそこのけ あぶないよ」、加藤が「すずめの子 そこのけそこのけ あそこのけ」、志村が「すずめの子 そこのけそこのけ ちぢれっ毛」と言う。正解は「すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る」(小林一茶の俳句)である。算数の授業ではリンゴを使った問題が出されるが、「次の日食べた」(仲本)、「ジュースにした」(志村)、「歯茎から血が出た。ドロドロ出た」(加藤)とボケた答えをし、再び志村が指名されるがいかりやにいちいち突っ込みを入れた挙句「分かりません」と答えた。社会は日本地図を広げて地名を当てさせるものだが、ゲストは九州と本州を正しく読めたのに対し、仲本は北海道を「きたかいどう」、志村は四国を「よんくに」「よんこく」「しくに!」と答えた。いかりやがオホーツク海を指して加藤を当てたが、加藤は「北の湖」と答えた(北の湖はこの放送の数日後に引退した)が、「千代の富士じゃないでしょ」と加藤は言っていた。志村が廊下に立たされた時、どこかからお面を持ってきてかぶって見せ、いかりやが咎めると「寂しくて…」と言い訳するネタもあった。また、稀有なコントとしては、英語の時間に早見優がいかりやに指名され黒板に貼ってある英文を読ませるが、意味不明な文面であるため早見も読んでいるうちに「?」という表情に。代わっていかりやが読むのだが、実は演歌やCMソングの歌詞を近い音の英単語で表記しただけで、シャウトで歌いきって、生徒役全員の反感を買いエンディングになるという事もあった。ネタになった歌には、ヨドバシカメラのCMソングや『矢切の渡し』がある。さらに「映画(著名作が多い)を上映する」と言って、いざ映画を上映したら、タイトルのダジャレが出てきて「おわり」となるコントもあった(例えば「『エマニエル夫人』を上映する」といって上映したら、鍋に煮えたイモが出てきて「イモニエル」となるオチや、『女のあそこ』というタイトルに出てくる女性の名が「女野阿蘇子・おんなのあそこ」であるなど。他には『恐怖の5秒間』というタイトルの映画もあり、5・4・3・2・1……という例の数字カウントダウンのあと、0と同時に例の加藤のニヤケ顔で「デーン」と言うオチであった。加藤と志村が雑誌『小学一年生』のCMコントを行ったこともあった。小学一年生コントのパターンは、まず加藤がニヤケ顔で「デーン」を行い、志村が「ピッカピカの一年生」とCMソングを歌った後に加藤が直立不動になって「ビシッ!」と言うオチであった。このコントは他のコントと比べて舞台上の大がかりな仕掛けを必要とせず、最も低予算であったため、全員集合の予算状況に合わせて定期的に行われると同時に、場合によっては月1回ペースで行われ(いかりやの一周忌特番でも、加藤と志村が歌舞伎口調で教科書を読んだ回のコントが再放送された)、全員集合のコントの中では放送回数が最も多いコントだった。なお、取り上げられるシーンは教室での授業中がほとんどであり、給食時間を採用したネタはない。また、このコントから「虎がションベンしてタイガージャー」(タイガー魔法瓶)や「リンゴを食べると」→「歯茎から血が出た。ドロドロ出た」(ライオン。同社の歯磨「デンターライオン」のCMから)といった当時のスポンサーを皮肉ったギャグも生まれた。この学校には校歌もあり、コント内で出演者が斉唱したこともある。ただしその歌詞は1番が「校歌!」2番が「2番!」だけという、楽曲とは言い難いものであった。先述の志村が作文を読み上げる際の読み間違いの対照は以下の通り(太字は読み間違えた文字で、その隣の()内は正式な文字)。先述のことわざや俳句を読み上げる際の言い回しの対照は以下の通り(太字が志村の言い回し)。いかりやが母ちゃん役で他の4人は子供役で登場し、毎回帰宅シーンだった。学校コントに次いで2番目に多く放送されたコントである。加藤がお馴染みの禿げヅラをかぶって父ちゃん役で出演するバージョン、志村がおばあさん役で出演するバージョン、高木が仲本・加藤・志村の姉として登場することもある。志村のいたずらが人気の的となった。天井から金ダライが落ちてきたり、志村がボールを天井に高く投げた後いかりやら他の4人のメンバーに金ダライが落ちてくるなど、ドリフメンバーの頭を直撃するシーンが多く見られた(実際には屋根裏にもスタッフがおり、1人はボールを高く放り投げてくるタイミングを見計らい、それに合わせて4人で一斉に金ダライを落下させる)。これは後に『志村けんのバカ殿様』でも、志村扮するバカ殿が退屈しのぎやいたずらとしてやるコントにいくつか流用されている。また、「志村が様々なドアや窓にぶら下がって遊ぶ」「二階へ上がった志村が、雨樋に水やボールを流し、一階の玄関先まで駆け出して浴びたり受け取ったりするのを繰り返し、最後にいかりやが墨汁で巻き添えをくらう」というものもよくあった。BGM『盆回り』が流れる大仕掛けとして、スタントマンによるパトカーが家に突っ込んだり屋根に突撃するシーンが有名である。このコントは、DVD『ザ・ドリフターズ結成40周年記念盤 8時だョ!全員集合(3巻)』に収録され、メンバーがゲスト出演する番組でも度々流れており、さらにこの回ではバイクスタントも行っている。安全面に喧しくなった現在では、このような仕掛けは死亡事故が発生する可能性が高い為、使用会場側から許可が下りることは無くなり、また1980年代以降は出演芸能人に関係する各種保険が金額・規模的に大幅に上昇した事もあり、この経費面からも現在では事実上不可能である。なお、車輌の上げ下げはセット裏側(視聴者や観客側からは見えない)に設けられたスロープを使って行われる。前述のパトカーが家に突っ込んで完結した回は15分コントで、この際は20時19分に「盆回り」が流され、同時に町並みが描かれた背景のスクリーンが自動的に巻き上げられた。そのあと、シブがき隊が登場して「NAI・NAI 16」の歌が始まったところで一軒家のセットが突っ込んだパトカーを上部に残したまま撤収された。セットの基本デザインはほぼ同じだが、セットを豪快に崩壊させる屋体崩しや、舞台上が水浸しになるなど、とかく大掛かりかつ綿密に作り上げられたオチが数多く仕組まれていた。志村からの水圧で2階部分が右側へスライドする形で崩落するオチになっている回では、2階にいたいかりやはスライド部分の外側にいたため、崩落せずに何とか危うく難を逃れている。また、修理中の家が舞台袖方向に倒壊する場面もあったが、いかりやはロープで体を吊り上げて支えていたため難を逃れている。加藤が父ちゃん役で登場した回でも、最後は発泡スチロールで出来た雪をステージ上に下ろしていた最中、加藤がステージ上に傾斜しながら崩落しかけたシーンがあったが、残った発泡スチロールにフックが付いていたのと屋根裏スタッフからの手助けにより危うく難を逃れている。子供役の加藤がトイレに入ると、「ジョ〜」という放尿音の後に「ジョ・ジョ」という残尿音、さらに一拍おいて「プゥ〜」というおならの音が入る下ネタがお約束であった。子供たちは冬で(発泡スチロール製の)雪が積もっている季節でも長袖半ズボンという格好をしている。最終回もこのコント(「ドリフの今日でお別れ最終回! 華麗なるフィナーレ」の題で、2010年3月17日に発売されたDVD「8時だョ!全員集合(最終盤)」Disc3のラストに収録)だったが、実際の本放送時には盆回りを流したままゲストの歌1には進まないで画面右下に番組タイトルロゴを表示し、そのままCMに入った。4人の帰宅シーンは後述の通りほぼパターンが決まっている。舞台はとある架空企業『ドリフ商事』または『ドリフ出版』。番組放送中のほんの一部分(20:04〜20:27)でしか稼動していない。いかりやが上司役で他の4人は平社員役。5人の呼び方はいかりやが「課長(もしくは「編集長」)」いかりや以外は「君」付け(志村が年寄り社員の場合は「さん」付けまたは「爺さん」付け)。仲本・志村と高木・加藤で対決したり、電話の保留音や電子機械のキー音でパロディをやっていた(志村が経理計算の時、シンセサイザーのように音階が鳴る電卓(実際には市販されておらず、正確には志村の電卓取り扱い状況を見極めつつ、屋根裏スタッフからの遠隔操作で対応する)を使って「サウスポー 」、「鳩ぽっぽ」、「東京音頭」、「ヒゲダンス」、「七つの子」、「ヤン坊マー坊天気予報」などの音楽を奏で、残る4人がそれにつられて振り回されるなど)。また、時には電卓をゲームウォッチ代わりにしてゲームをすることもあった(当時の電卓にはゲーム機能は一切内蔵されていない)。それ以外にも披露されたパロディは限りなくあり、CM部門で挙げれば日本船舶振興会(現・日本財団)と日本防火協会が共同で手がけた「火の用心の歌」(作曲:山本直純)もその一つ(その前に志村が薬の説明ラベルを読み上げる際、「通常大人は、1日につき1回3錠」のところを「通常大人は、一日一善!」と読み替え、さらにそれに続いて「お父さん・お母さんを大切にしよー!」のフレーズも付く)。上司のいかりやが営業会議等に呼ばれたことを理由に部屋を出て行くと、4人はいかりやがいなくなったのをいいことに「何を言ってやんでぃ!」「課長が何だってんだ!?」などと言いながら一斉に怠け、時に麻雀にふける(そのためにスタッフが前もって麻雀卓を準備しており、4人のうちの1人が素早く取りに行けるように配備されている)。しかし、プレイ開始から30秒にも満たないうちに忘れ物を取りにいかりやが戻ってくる(もちろん、廊下内に監視用モニターは設置されていないが、連動してカメラの向きが自動的に廊下側に切り替わる)と、観客の「来たぞ〜!!」などのかけ声と共にちゃんと仕事をしているかのように取り繕う。その時の動作も素早く行わなければならない。4人が自分のデスクに戻りきれない時には、床に伏せたままの姿勢等でサンダルや靴を耳に当てて「もしも〜し!」と、電話をするフリをして誤魔化す。以降、最終的にセット後方の縦型ロッカー(奇しくも、廊下からの通り抜けが可能なウォークスルー式)から出てきたいかりやにバレるまで、その手順を何回か繰り返す(そこで盆回りが流れる)。そのため、麻雀のプレイタイムは結構慌しい。電話の呼び出し音は、セットの裏側に専属スタッフが何人かいるため、そこからデスク宛に電話をかけてくる。電話の保留音操作もスタッフが行っており、同じデスクの受話器の受け台であっても、実際にはスタッフからの遠隔操作により保留音を「白鳥の湖」や読経などにスイッチ一つで変換できるようにしてある。電話の呼び出し音にもパロディが存在し「赤とんぼ」から、当時この曲をCMに起用していた「週刊新潮」の発売日を言うオチも存在した。仲本が電話をし、保留メロディーを流して調べ物を探している最中、加藤と志村がデスクから離れてメロディーに合わせオルゴールや髭ダンスをしたり、歌を歌っている途中で仲本が電話に戻り、メロディーが止まって志村と加藤はずっこける。加藤と志村は途中で止められた事に文句を言いながらデスクに戻り、いかりやが電話をして保留メロディーを流している最中、高木と仲本、加藤、志村がマイクの取り合いを始め、そこになぜか「この唄は私に任せなさい!」といかりやがマイクを取り歌おうとしたが、志村がいきなり鐘(チューブラーベル)を鳴らす(しかも一回)と言う小ネタも時に見られた。また保留メロディーを使ったギャグでは志村が保留メロディーを流すとなぜか読経が流れ、電話に戻った志村が「どうも、ご愁傷様でございます」と言って電話を切ると「チーン」とお鈴の音が流れ、なぜかメンバー全員で合掌する(あるいはコケて盆回り)という物もあった。このコントには学校コントと同様のズッコケが見られた。いかりやの机の天板が顔に当たる仕組みになっている。出版社としてのコントもあり、その時はいかりやが上司(編集長)役で他の4人は記者役。この時は社員たちが「編集長」を「十二指腸」「えんがちょ」などと言い間違えるギャグもあった。高木が雑誌につける見出しを発表するが、「アグネス・チャンがカムバック」「木之内みどりが突如芸能界引退」といった平凡な見出しになる。そこで志村が「本誌独占!」「マル秘情報!」の後、「ピンク・レディー結婚」「いかりや長介妊娠」といったでたらめを言い出す。編集会議では沢田研二の振り向きポーズ写真と志村の半ケツ写真を見せた後、2枚を合成して沢田研二の半ケツ写真を映し出した(DVDではカットされているシーン)。次に雑誌に載せるドリフターズの写真を発表するが、5人全員志村の顔だったり志村が異様に大きい写真が出る。いかりやを除いた4人の写真が出て「これ使いましょう」の声が出るが、いかりやは志村に「1人足りない」と言い、志村はいかりや単独の写真を出すが遺影として出てきてオチになった。他のパターンとして、年寄り社員の志村がトイレに入ったままなかなかトイレから出ないため、加藤が鈴を鳴らして「小諸馬子唄」を歌いトイレから出す。志村が頻繁にトイレに行って仕事をさぼろうとするのをいかりやが咎め、「トイレに行くな」と強要。トイレの我慢出来ない志村は、デスクにある花瓶を使ってその場で用を足す(無論、客席からは音だけが聞こえ、用を足している直接の光景は見えない)。花瓶をデスクに戻すのだが、誤ってかわざとか花瓶を倒し、隣のデスクに座っている仲本の怒りを買う。掛け時計はあるが、それが示す時刻は実際の生放送における時刻とは大きく異なる。5人がそれぞれの家の主婦・主人・子供・おじいちゃんなど1人で数役を演じる。舞台裏では、付き人またはマネージャーに協力してもらって着替えている。最終的には衣装やカツラがめちゃくちゃになる場合もある(後半のコントでも実際にあったが、舞台裏にもカメラを設置し、着替えの様子も映し出された)。このコントに使われる衣装は、簡単に着替えられるようにワンタッチに仕上げている(後ろがマジックテープで固定されている)。志村がスーパーマンやキン肉マン、アンパンマンや殿様の衣装を着て五軒家から出てくる事もあった。さらには加藤が薬屋(CMでは当時の楽太郎(現・6代目三遊亭円楽)が出演。)、ほかのメンバーは農家のおばさんという気持ちよかーが流行。これに類似したコントでは回り舞台をフル活用し「母ちゃんコント」と同規模の住宅のセット(木造風、鉄筋コンクリート風など)を4軒分組んで、4軒分の家族をメンバー単位で4役を演じるパターンもあった。これも五軒家コントと同様、舞台裏では、付き人またはマネージャーに協力してもらって着替えている。志村が白塗りの化粧をした殿様となって登場する。後にフジテレビ系列の「ドリフ大爆笑」でも行なわれ、その後独立した番組になるが、オリジナルは本番組である。全員集合ではいかりやが爺(家老)役を、残る3人は家来役をつとめた。全員集合は公開番組であるので「殿のおな〜り〜」とかけ声がかかると、かごに乗ったバカ殿が客席を通って舞台上に登場した。最初は長唄『元禄花見踊』のアレンジ曲で登場するが、志村がこれに不満をこぼして様々な趣向を凝らして改めて登場するのがおきまりであった。登場の仕方には複数のパターンがあり、ターザンのように志村がロープに捕まって飛んできた事もあった。女性ゲストが腰元として出演し、志村が腰元の名前と歳を聞いた。志村が気に入った腰元の手首をつかみ、いかりやに「これ爺、布団を敷いてくれ」と引っ張るのがパターンであった。ただし、由紀さおりや八代亜紀が腰元の時は若いゲストより歳が上だったり、歳をごまかしたりした時には、志村が扇子を手から落とすと同時に尺八が鳴り、「何い!」と表情が変わり刀に手を掛けて切ろうとした。いかりやの殿へのあいさつになるが、志村は足を投出し風船を膨らませて飛ばし何度もやるうちに風船が破裂する。続いて学問の時間になりいかりやが志村の学問の相手をするが、外れた事を言う。いかりやが席を外し、家来が相手をつとめるが志村はいかりやがいない間に家来と腰元と遊ぶ。例えば、舞台の後ろにある大画面でテレビゲームで遊んだこともあった。また、漫画家のすがやみつるが小学館の子供向け雑誌で本作を元にした漫画を連載していた。ピラミッドや遺跡へ宝物を探すという設定。各メンバーが罠に引っ掛かって痛い目に遭うのもお約束であった。加藤(後に志村)一人になると、映画『アボット&コステロ』()のパロディのようにミイラや大仏が動き出して、最後に大騒ぎとなる。また、観客が「志村〜、後ろ、後ろ!(隣!)」と叫ぶのがお約束であった。また、荒井が在籍していた時代には、ピラミッドの扉を開けるために加藤やいかりやが「開けゴマ!」を連発するが開かず、困ったところに荒井が出てきて「This is a pen!」と言うと全開するのもお約束であった。仲間に見捨てられた志村が遺跡の住人達と意気投合し、皆で当時のヒット曲(松田聖子「天国のキッス」など)を歌い踊る、という珍しいオチのパターンもあった。三大事件の一つである火事騒動はこのコントの最中に発生し、会場の火災報知機のベルが鳴り響く中、いかりやが「山火事だ! 今日の探検はこれまでー!」と叫んでコントを中止させている。また、停電騒動の時のコントも探検コントだった(こちらは西城秀樹、五木ひろしが前半に出演)。ジャングル探検のコントで隊員たちがロープで谷を渡り、最後に加藤が谷に落ちてワニに食われるというオチになる予定だったが、加藤の前に高木が先に谷に落ちてしまいコントを続けることができなくなってしまった。加藤は上で「俺はどうすりゃいいのよ!」と怒鳴ると高木は「(下に)落っこちゃったからどうしようもないだろう!」と叫んだ。番号コールは探検コントの亜流版とも言える、探検隊コントと同じ映画『アボット&コステロ』のパロディコント。志村が東京の私立探偵・銀田一けん助(金田一耕助の場合もあり)、いかりやが地元の警察署の刑事(もしくは署長)、残りの3人は制服警官役。初期は、いかりやが私立探偵・金田一耕助を演じていた。古ぼけた家で殺人事件が起きて5人が捜査に向かう。志村の登場時には頭をかいて大量のフケを落とすのが定番であった。志村が一人になったときに後ろから幽霊、お化け、老婆などが登場し、この場面でも観客が「志村〜、後ろ、後ろ!(隣!)」と叫ぶ。いかりやをボスとした泥棒またはギャング団のコント。4人全員一斉に登場する際は、『ピンク・パンサー』のテーマ・ソングに合わせてピンク色の照明を当てて登場した。ピンク・パンサーの1フレーズが終わると、"カン"という効果音が入る。2回目では"カン"という効果音が2回(この時、"カン"の音のたびに登場するメンバーが一斉に横を向いたりする)、3回目では"カン"という効果音が2回入った後に"チ〜ン"という効果音(いずれもメトロノームの音)が入り、同時にいかりや以外のメンバーが股間を突き出すポーズを取る。いかりやに「もう一度やり直し!」と言われて再登場する際は早回しバージョンで、「チ〜ン」の代わりに「ブッ」と屁の音が流れ、同時にこれまたいかりや以外のメンバーが観客席に向けて尻を突き出す。なお、これは後に探検隊など別設定コントやドリフ大爆笑の全員コントにもよく使われていた(後年放送されている特番ではそのまま放送されているが、DVDでは「最終盤」収録の「ドリフの銀行強盗!金庫爆発マル秘大作戦」など、尺を合わせたオリジナル曲に差し替えられている)。最後には、メンバー全員が警察に見つかり車に乗って逃走するのだが、逃走場面では車の後部を観客席に向け、車の前方に大型のスクリーンを張り、そこにあらかじめ録画しておいた動画映像を大写しにする演出が採られた。最初はもちろん普通の道路で始まるが、動画映像が切り替わるごとにジェットコースターの前部になったり、いきなり水中になったり、銭湯の場面になったり、鉄道のレールになったりと車での逃走にはおよそあり得ない場面が次々と現れ、メンバーが大げさなリアクションで笑いをとるというのが常であった。いかりやが教師で他の4人は生徒役。通された部屋は、先生の部屋は6畳あるが、生徒の部屋は3畳しかない。このことについて文句を言うと、いかりやが「3畳もあるだろ?普通は3人で1畳なんだ」という。4人が様々な手口を使って女風呂を覗きに行こうとするが、志村だけ見つかってしまう。ほかに、先生が旅館からの外出を禁じたため、生徒は天井裏や床下などを伝って外出を試みるが、失敗続きになるケースもある。またいかりやのいびきがうるさいので、いびきをかくたびに4人がいかりやをスリッパや缶蓋や金盥などで叩いたり、やかんで口の中に水を注いだりする。いかりやは最初のうちは「なんか頭が痛いなー」「(水を注がれた後)ずいぶん寝汗かいたなー」などと不思議がっているが、最後には4人の行為に気づいて怒る。このコントでは、エンジン音を口で真似(擬音)し、プロペラを回している。プロペラの回転は、ベルトに付いているスイッチで行っている。志村はエンジン音の時「バカ野郎、この野郎」と言っている。また、いかりやがエンジン音の時志村から「病院に行ったほうがいい」と言われる。いかりやが隊長役で他の4人は隊員役。4人が登場するときに、『コンバットマーチ』に合わせて登場する。その際に曲の時間の長さが長すぎたり短すぎたりしたため、上手近くに止まったり、そのまま下手側へ行ったりしていた。その度にいかりやが客席最前列のミキサー卓に居る音声スタッフにツッコミを入れる。これは実際にスタッフの段取りが悪い、というわけでなくBGMコント(※)の一つである。ちなみに、「ドリフ大爆笑」の公開コントでは、4人が最初に登場する際は、『ピンク・パンサー』のテーマ・ソングに合わせてピンク色の照明を当てて登場する。まずは点呼からはじめる。志村が一番左側にいると、「番号!1、2、3」。右側にいると「1、2、3、3」または「1、2、3、……5!」または、「1、2、3、ハイ!」と言うと、番組オープニングテーマ(この時は、志村がどさくさに紛れて歌を間違えている)やごく稀ではあるがトイレ用芳香剤「ピコレット」(当時は藤沢薬品(現・アステラス製薬)の製品。現在はライオンが権利を持つ)のCMソングを歌ったりしていた(歌いながらズボンを下ろしていた)。戦場へ向かう際、全員に武器(鉄砲)を持たせるが、志村は引き金を引いてしまい暴発してしまうので取り上げられかわりに箒を渡されるがそれも暴発する。戦闘の際は、「敵機来襲!」と叫びながらいかりやのヘルメットを外し、いかりやの頭に金だらいや金属製の板を叩きつけたりしていた。遠く(背景内に設けられたレール上)を走っている(ミニチュアの)戦車をライフルなどで狙撃すると戦車が倒れる仕掛けがあり、時に一度倒れた戦車がまた起き上がって走り出したりスピードアップしたりもした。また、手榴弾の投擲のときは数台の戦車が出た後になぜかドラえもんが出てきたりしていた。爆弾が落ちたときになぜかキューピーや猫やニワトリが飛んできたり、砲弾をバレーボールの3トスで返したりするギャグがみられた他、いかりやを爆弾と一緒に放り投げて爆発と共にいかりやを模した人形が宙を舞うオチもあった。ほかに敵兵(ドイツ軍)と交戦になり、バズーカ砲や大砲で応戦する。続いて志村が操縦する戦車が出て、1発目は敵兵に向けて発射し敵兵がこける。2発目は砲身を客席に向けて発射するが砲弾の代わりに蜘蛛の糸が出てオチになった。※BGMコントは後半コントでも多く存在し、時代劇コントで、時代劇の内容とはまったく関係のないBGM(「白鳥の湖」、フォークダンスなど)を流す場面、刀の音を合わせるタイミングが遅かったり早かったりする場面、人を刺す音が屁の音になったりする場面などがあった。コント初回は第31回(1970年5月2日、川口市民会館)。第781回(1985年4月27日、TBS・Gスタジオ)を最後に、長年続いた人気シリーズ。放送回数は全16回。いかりやは刑務所や捕虜収容所の看守、他の4人は囚人役(いかりやを含めた5人全員が囚人役の場合もある)。4人がいかりやに死刑を宣告され、処刑の期日が翌朝ということで、4人が早速脱獄を企てるというのが基本的な筋立てである。冒頭ではいかりや以外の4人が引き立てられて登場し、高木と仲本はテロや殺人などの重い罪名を挙げられて死刑であるが、加藤と志村は万引・のぞき(酷い場合は痴漢、立小便、野グソ)などの比較的軽微な犯罪でなぜか死刑になるというギャグのパターンもある。会社コントと同様、いかりやが見回りにやってくると観客が騒ぎ、4人が慌ててやっていた事(トンネル掘りなど)を隠すのがお約束だった。エンディングは大別して2つあり、ひとつは脱獄に成功したかに見えた4人に、いかりやが「俺を甘く見るなよ」と言って用心棒が4人を取り囲んだケース、もうひとつは4人の罠でいかりやが牢屋に閉じ込められたケースがある。また5人全員が囚人を演じるパターンもある。このパターンではコント前半に脱獄成功するが、後半逃げ込んだ洋館で志村だけが探検コントや金田一コントの様に怪奇現象に次々遭遇するという展開になったことがあった。コント中、脱走を行うために長い棒を用いて看守の机にひっかけられている牢屋の鍵を取ろうとし、鍵を落としてしまうと志村が牢屋の扉を開けてその鍵を元の位置に戻して再び牢屋に入るというやり取りが恒例になっていた。1981年6月27日放送のコントでいかりやが「試し切り」として志村そっくりの人形の首と大根をギロチンで切り落としたことで、TBSや長崎放送を除くJNN系列23局に抗議電話が殺到し、翌日の新聞の社会面に載った。いかりやが大家で他の4人はアパートの住人。4人は家賃を滞納しており、いかりやが催促に行くが4人が様々な手段で逃げ回る。志村や加藤、仲本が材木を運んでいる間に振り向き、一緒に回った材木が親方であるいかりやの頭を直撃するという定番ギャグ(スラップスティック)が必ずといっていいほど盛り込まれていた。最後に建設中の家が崩壊する舞台崩しでエンディングを迎えることが多い。建設中の家が崩壊する屋台崩しで過去の回では舞台袖の横方向だけでなく観客席に向かって崩壊する場面があったが、観客席にぶつからないよう、仲本やスタッフの手によってしっかり抑えていた。『盆回り』が流れ始めてから完全撤収までに1分近くかかっている。なお高木はこの日の本番前に両足のアキレス腱を断裂していたため、このコントには出演していない。いかりや以下五人が忍者を演じる(いかりやがリーダー格)。五人はいずれも白の忍者服をまとい、敵の忍者は黒の忍者服姿で登場する。最初のイントロ部分では、「ででん、でんでんでんでん……」のかけ声で壁が回転したり、塀に隠れる術などを演じ(志村だけは敵に見つかってしまう)、後半で敵の忍者屋敷に侵入するというストーリーが多い。いかりやの「おいっすー!」(会場から「おいっすー」)「静かにしろ、我々は忍者だ」の下りが笑いを呼んだコント。加藤にライトが回ると、ライトの色が変わり、桃色のライトになるとおなじみの「ちょっとだけよ〜」と言うセリフが出てきていかりやにメガホンで殴られた。また、志村の登場の際は、カラフルに回転する照明を受け、軍艦マーチも高らかに、パチンコ店の店内放送をしながら派手派手しく出てきて、いかりやにメガホンで殴られるパターンもあった。4人が「ピンク・パンサー」の曲に乗って登場した回もあり、敵の忍者との対決で煙玉を使うが不発になり、いかりやがメガホンで叫ぼうとして煙玉が爆発したこともあった。いかりやが師範で他の4人はその弟子。いかりやが「剣の道とは是、即ち……」と「剣の道の真髄」を語ると志村が竹刀を尺八に見立てBGMに合わせて演奏するマネをする。「突いて! 突いて! 押して!押して! 掃って!掃って! 最後は、斬る!!」の掛け声とともに左右に歩きながら素振りを行う場面では、いかりやが先頭のときだけ後ろ4人がサボり出すようになる。また、後半で志村がいかりやの掛け声に合わせて前の高木の頭を叩きながら歩く。最後の方でいかりやが怒りだし弟子達に「かかってこい」というが、4人は卑怯な手を使い勝ちに行く。弟子がいかりやに勝負を挑むが次々と竹刀を払われる。舞台を踏んで次々に竹刀が出たりするが、最後に上から巨大な竹刀が落ちてきたり、大量のピンポン玉が落ちたりしたことでコントは終わる。なお、いかりやは塚原卜伝をもじった塚原ボクチャンという名前を名乗っていることが多い。このコントでは、いかりやが、「お前らの剣の腕を見せてみろ!!」と言うと、志村が腕を突き出し「なんだこれは!?」いかりやに聞かれると「志村、"けん"の腕」とぼける事があった。いかりやが親方で他の4人はその部屋の力士。部屋は花籠部屋をもじって『くず籠部屋』(ちなみにドリフ大爆笑で復活した際の部屋の名前は『いかり山部屋』)。5人が着ぐるみを着て力士姿で登場するが、志村は極端に胴長・短足で(着ぐるみの脚の部分が膝下のみ)段差を上がる事ができなかったり、四股が全然踏めていないのが印象的。また、いかりやは極端に長足で肋骨が浮き出ていた他、仲本は女性体型の様に見え、加藤は体毛が異常に濃い等の特徴があった。なお親方のみ大銀杏になっている。いかりやが住職で他の4人は修行中の小坊主というシチュエーション。4人が登場する際に「証城寺の狸囃子」やマルコメ味噌のCMソングが流れる(最初に証城寺の狸囃子で登場>いかりやに「心が汚れておる!!」と怒られる>次にマルコメ味噌のCMソングで登場する>再度怒られる)。このコントではいかりやの得物がメガホンではなく警策になり、座禅で志村だけ警策の側面の部分で叩かれる。また、スタッフが長いマイクロフォンの使い方が下手なのを見かねた志村がいかりやの前まで近づき、鼻に突っ込み注意され、マイクを使っていたスタッフにも警策で叩くという楽屋オチがある。読経で木魚を叩くリズムを変えたり、鐘を突こうとすると鐘が逃げたり遅れて鳴ったり、突いた瞬間爆発したりする。滝に打たれる修行では、志村と加藤の時だけ水量が異常に多い。一人が滝に打たれている間、いかりやは読経を続けているが、内容は山手線の駅名を言い連ねたり「あ〜どっこいしょ〜どっこいしょ〜…」と読経のリズムで言ったりなど、本来の読経内容とはかけ離れた文言であった。住職のいかりやは「私は空海上人の遠縁で『何かくうかい』」と自己紹介をする。5人の名は「和尚様」(いかりや)「ブー念」(高木)「工念」(仲本)「茶念」(加藤)「けん念」(志村)。いかりや「(厳かな口調で)おいっすー」(会場から「おいっすー」)いかりや「声が小さいですぞ!おいっすー!!」(会場から「おいっすー」)いかりや「お静かに!!」という忍者コントの様なやりとりがあった。呉服問屋を舞台としたコント。いかりやが番頭役、他の4人は丁稚役。5人のメンバーが、商店街の店員となる。いかりやが、大家になり、他のメンバー4人へ、家賃をもらいにいったりする。また、アイドルが客として、登場することもある。志村がシャッターを開けると、残り4店舗のシャッターが自動的に閉まり、かつ「イカリヤ雑貨店」の看板が本のページをめくるような形で手前に倒れる。最後の大オチではいかりやの店が押しつぶれる屋台崩しの場面があったり、大量の細かい発泡スチロール(雪を模したもの)が大量に落ちてくる場面があった。コントのセットはデザインは通常の5軒並びだけでなく、鉄道の高架下をモデルとしたもの、坂の上に4軒分の店と地平部分に1件分の店があるなどいくつかパターンがあった。志村と加藤演じる老夫婦が、いかりや一家を迎える。加藤がドジで気の利かない志村を怒る。そんな中、ハプニングが起きた事もある。メンバー5人がボクシング・ジムを舞台に、ボクシングの練習をする。輪島功一をゲストに迎えてこのコントをした1973年4月7日の放送が、50.5%の最高視聴率を得た。脱退を控えた荒井注と当時は見習いだった志村けんが共演したコント。舞台はとある警察署。いかりやが署長で他の4人はパトロールから戻る。加藤は子連れ出勤、荒井は白バイ勤務で署内に直接乗りつける。志村が仲本に公務執行妨害で署に連行され、逮捕の様子を再現するがいかりやが「見ていない」という理由で何度も再現させられる。珍しく、高木がオチをつとめた。第9回(1969年11月29日、三鷹公会堂)から登場、番組初期の人気コント。記念すべきコント初回は消防署が火事になるという内容であった。記念すべき番組第1回(1969年10月4日、三鷹公会堂)の前半コントとして登場、万国博覧会の工事現場が舞台となった。番組が進むにつれ、炭鉱や鉄道工事などが舞台となり、番組の人気コントの1つとなった。舞台はとある自動車整備工場。当工場の稼動日時は他の前半コントと同じ。紺色の2代目トヨタ・マークII(エンジンのかかり具合が悪い)とシルバーメタリックの4代目日産・ブルーバードU(ラジエーターを修理済みだが、冷却水が入っていない)が可動台に展示されているが(実際には可動台同士を連結し、1つの修理工場を形成している)、このうち前者をぶち壊し、台無しにしてしまう。最後は噴水状の演出となるため、後片付けを素早くする関係で防水シートが使われている。序盤で「エンジンを診て欲しい」との依頼でパトカーがやってきて、仲本と志村が両手を挙げたため、加藤は「おまえらまたやったな」とツッコミを入れた。加藤はサイレンをいじってしまい、洗車サービス役に携わっていた志村は誤って乗っていた婦人警官に水をぶっ掛けてしまい(そのため、セット内には蛇口の仕掛けもある)、さらに気付かずにグリスの付いた雑巾で水気を拭き取ってしまう。出動事案の発生でパトカーは緊急走行で舞台を撤収するが、動き出して程なくしたところで「ピーポー」音だったサイレンが文部省唱歌「月」のメロディーに変調してしまう。志村、仲本、高木が東村山音頭を歌うバージョンもあり(修理中のパトカーのマフラーの底部から音を立てる形でそのパロディを形成している)、ここでも誤って志村がサイレンスイッチに触れてしまったため、サイレン音が鳴り出して程なくしたところで「月」に変調してしまう。舞台はとある給油所(ガソリンスタンド)。コントセットにある給油機のデザインは放送回によって異なり、地上に設置されているタイプと天井に取り付けられている吊り下げ式(懸垂式)の2種類に分かれていた(どちらも2基ずつ設置。ただし本物のものでなく、模したもの)。セット内にはロッテドリンクの自販機(こちらは実際に使われている本物)も設置されていたが、これは当番組の提供スポンサーにロッテが名を連ねていたためである。いかりやが親分で他の4人は子分という設定。高木と仲本はケガをしたふりをして戻り、加藤は矢が刺さったふりして戻る。志村は死んだふりして戻るが結局ばれてしまう。別の組の女親分が大勢の子分を率いていかりやと対面を求める。いかりやは怖くなって、子分を親分に仕立てて対面させるが子分は次々に逃げてしまう。最後に志村が応対するが、仁義を切っている女親分の手にウンチを載せたり、口に入れた水を湯飲みに戻したりした。女親分がいかりやの組に来たのは殴り込みだったため、最後には子分にも裏切られてしまった。いかりやがレフェリーで他の4人はプロレスラー。他にゲストで女子レスラーが数名登場し、ドリフ対女子レスラーの対抗試合を行なう。殆どのメンバーが普通の衣装であるが、志村だけが後ろの露出が高くお尻の割れ目ギリギリ見えるなどの風変わりな衣装が多かった。このコントは『ドリフ大爆笑』の方でも起用されている。最初は笑いの要素満点の内容だが、仲本と志村が次第に本気になり、女子レスラーvsタレントによる普通のプロレスの試合へと変わってしまう。ハッスルの原点ともいえるコントである。いかりやが大衆食堂の女将で他の4人はお客。営業日時は他の前半コントと同じ。お客が「カツライス」を注文すると、いかりやが「鬘」と「椅子」を差し出したりするなど、いかりやがボケ役を演じるのが特徴。他に志村が「氷」と黒い文字で書かれた氷旗を見て「かき氷」を注文すると、いかりやが何故か「水」を差し出したので、志村が「何で水なんだよ!あそこに氷って書いてあるじゃないかよ!!」と激怒すると、いかりやが「あら、こんなところにゴキブリがついていたわ」と言いながら、「氷」の文字の点(=ゴキブリ)をとって「水」に変えるコントもあった。いかりやが警察官で他の4人が指名手配中の犯人。いかりやがいる警察署の前を逃亡中の4人が通行人に紛れて通り抜けようとするコント。4人の内、高木と仲本は通り抜けることに成功する。しかし、加藤と志村は通行人にろくな人間がいない(猛スピードで警察署の前を走り抜ける老婆や、全裸の幼児など)のでなかなかチャンスに恵まれない。最後にジョギング中の若者に紛れて通り抜けようとするが、若者が警察署の前で宙に浮かび上がったため(ロープで体ごと天井へ吊り上げられていた)、結局、加藤と志村は通り抜けに失敗するというオチであった。スペースシャトル「コロンビア」が初飛行に成功した時期に登場したコント。(この時にピンクパンサーの音楽が流れることもある)NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙飛行士教官(いかりや)と訓練生(他4人)によるコント。訓練前にNASA訓練生心得(早口言葉とNASAのダジャレ)を唱和し、体操代わりに「NASA音頭」を披露する。剣道コントの時と流れは同じで、曲とともに左右に歩きながら踊る場面では、いかりやが先頭のときだけ後ろ4人がサボり出すようになる。訓練ではトランポリンと体に装備したゴムで宇宙遊泳を再現している。毎回趣向を凝らした訓練機器が登場し、登場の際には『スター・ウォーズ』のテーマ曲が流れる。ドリフが警察官を演じたコントである。5人の名は「署長」「高木君」「仲本君」「加藤君」「志村さん」という言い方である。「盆回り」が流れ始めてから完全撤収までにかなりの時間を要し、終わらないうちに小泉今日子『素敵なラブリーボーイ』が流れ始めたため、舞台を180度回転させること(セミターンテーブル方式)で辛うじて演奏者席を出現させることができた。いかりやが乙姫、それ以外はお供の魚になって、浦島太郎を待つコント。魚や蟹が登場することからか北海道の会場だけの限定コント。加藤が「玉手箱、玉があるから男の子」とほざいていかりやに小突かれ、更に「割れ目が……」などとかなり際どい言葉を口にしている。カニ役の加藤が浦島太郎に電話すると、必ず切る。浦島太郎を迎える舞の練習でソーラン節やウルトラマンが流れる。女装したドリフらが小田原祭に出場。いかりやが親分で、残りのメンバーが子分。中世の戦争をモチーフとしたコント。特大タイプのゴムパッチンを使い最初は敵に使っていたが、隊長に扮したいかりやに思いきり当てる。大砲で攻撃するが、大砲自体がいきなり破裂、花火のように上に玉が上がる、掃除した棒に玉がくっついた状態で数分後に破裂、いかりやの兜に火薬爆発と言うオチ。敵からの大砲をキャッチして投げるが、大量の大砲攻撃ではステージの全体をアーティストのコンサートにも使っている噴水タイプの大掛かりな仕掛け花火で終了。オーケストラを使ったコント。曲にうがい音をいれ、ここから水を飲み込んだり、志村が加藤の口に水を含み吐き出すオチ。加藤のシンバルが非常に目立つ為に、いかりやが没収するが、さらに輪をかけて、特大のシンバルや最後には仏壇のおりんまで鳴らす。仲本のピアノが曲に合わせて蓋が閉まりそのたびに仲本は手を挟んで痛がる。加藤と志村のマリンバ演奏で、志村の演奏の音程が狂ってそのたびに加藤がずっこけ、最後にはきれいに演奏していた加藤にも伝染するオチ。このコント中、オーケストラの人も笑っていた人もいた為に、いかりやから「何を笑っているんだ!!」という言葉まであった。5人はボロボロの服を着て無精ヒゲを長く伸ばした漂流者。最初にいかだに乗っているいかりやが出て他の4人は海の下から登場する。加藤の登場の際、意識を確認する為いかりやが加藤に「5,4,3,2,1、デーン」をする。無人島に到着し、志村が回転ドアのゴリラを叩こうとして裏にいるいかりやを叩く。2012年2月15日発売の「8時だョ!全員集合ゴールデン・コレクションDVD-BOX」にも収録されているコント。DVDにも収録されているコント。DVDにも収録されているコント。いかりやが婦長でほかの4人が部下の設定。前半は病院、後半は看護婦寮でのコント。ほかにいかりやが医者(院長)で4人が看護婦という設定もあった。この時はいかりやが加藤の代わりに「ちょっとだけよ」をやって、観客からブーイングが飛んだ。いかりやの後日談によれば「見たくない」という内容の葉書がTBSに殺到したという。DVDに一場面が収録されている。三船敏郎がゲストで登場(ドラマ「関ヶ原」の番組宣伝のため)。いかりやが監督、他は選手。ポジション、フライなど第36回(1970年6月6日、藤沢市民会館)から登場。第745回「ドリフの海賊・7つの海を乗りこえろ」(1984年8月18日、渋谷公会堂)まで長年続いた。コント初回では、ゲストの加山雄三が海賊に扮し、加藤のギャグ「ウンコチンチン」を披露した。第4回(1969年10月25日、相模原市民会館)で放送。教会で仲本工事と、ゲストの小川知子が結婚式をあげるコント。いかりやが神父役を担当。最後は列席者が合唱する中、高木がセット中央にある祝福の鐘をつくと、鐘が落下し、教会が崩れ落ちるというオチであった。これが後に番組の恒例となる屋台崩しの原点である。第304回「ドリフの氷上大混戦」(1976年1月24日、市原市民会館)と第400回「ドリフのこれがホリディオンアイスだ」(1977年12月3日、船橋ヘルスセンター)で登場。ステージ上に本物のスケートリンクを作り、その上をプロのスケーターが華麗に滑った後、ドリフのメンバーも滑り、転んで失敗を連続するというコントであった。しかし、リンクは水平に出来ているため客席からリンクは見えず、客側からすると、何が起こっているのかが分かりずらかった、その為あまりコントのウケは良くなかった。2001年発売の、双葉社『8時だョ!全員集合の作り方』で、美術デザインの山田満郎は、「もうちょっと工夫すればよかった」と後悔していた。労働者役のドリフが港で働く。見習い時代の志村も出演。西城秀樹がゲスト出演したこともある。第5回(1969年11月1日、三鷹公会堂)から登場、後の学校コントの原点である。第290回「赤白がんばれ!ドリフの空の大運動会」(1975年10月18日、川越市民会館)では、ドリフのメンバーがリレーのバトンを手渡していく度、バトンがだんだん大きくなり、最後には約5.5メートルほどあるバトンに加藤がしがみ付きながら登場し、会場を騒然とさせた。全般的に現在のお笑い番組と比べて、毎回大掛かりなセットを作り、オープニング終了後、CMが流れている間に本編に間に合わせるようにセットを仕立て、そして前述の通りオチがついた後はスタッフ総出でセットを大急ぎで撤収するなど、かなり贅沢なものとなっている。滅多にはなかったが、CMの間に撤収を行ったこともあった。水が多くこぼれていたり、細かく砕いた発泡スチロールや卓球の玉が落ちていたときはベニヤ板でかき出す場面もあったほか、墨汁がこぼれた箇所にベニヤ板を敷き詰める場面もあった。舞台上では大量の水などを使うことがあったり、屋台崩しで崩れた際にかなりの衝撃があるため、舞台の床を汚したり傷つけたりしないよう、ベニヤ板をクラフトテープでつないで床を何重にも重ねたり、効果音を流す音声卓では防水シートをつけて覆うなどの対策がなされていた。番組初期の正式名称は「ベスト100」。いかりやの指揮にあわせてファンファーレが鳴り、いかりやの「はい後半参りましょう、後半出発!」の掛け声の後に始まる。1つ目のコントが終わると「次参りましょう」と言って次のコントに移る。初期の頃はいかりやもコントに参加していたが、放送作家の塚田茂の助言を受けて進行役に専念するようになった。ただ、滅多にはなかったものの、最後のオチの部分(天井から細かく砕いた発泡スチロールや水をかぶる場面)のみいかりやもコントに出たことがあった。いかりやが着用していた衣装は開始初期はオレンジ→黄緑→白のジャケットスーツに蝶ネクタイをつけていたが、1975年のバンドステージデザイン変更後は通常のネクタイにベストをつけた普通のスーツ姿となった。いかりやは後半コント開始1分前になると、後続番組(『JNNフラッシュニュース』あるいは『Gメン'75』)に影響を及ぼさないよう、時間の確認を何度も繰り返し行い、残り時間が約20秒となったところで幕が開く。その後いかりやはそのままの姿でエンディングの「ドリフのビバノン音頭」に備える。煉瓦造りの壁(セット)をバックに、加藤と志村が燕尾服姿にちょびヒゲを着けて登場し、独特の踊りをしながら様々な芸を披露する。芸を行うのは志村であり、加藤ははやし立てる役である。加藤が難しい内容をやらせようと志村をけしかけるものの、志村が嫌がる。加藤は観客に拍手を求め、拍手が起きると志村が喜び勇んで(半ばヤケクソ気味になって、という場合もある)挑戦するというのが定番であった。なおオチでひどい目(頭から卵まみれになる、目を回した志村に怒突かれるなど)に遭う場合、たいていは加藤の役目である。郷ひろみや榊原郁恵がゲスト出演したこともある。復活特番(2005年10月2日放送 TBS・Bスタジオ)には優香、ベッキー、えなりかずき、中居正広と6人でやった。とある西部の酒屋(セット)に志村と仲本が登場。まず最初に、例えば'3歩歩いて振り向いて銃で相手を撃つ'等、西部劇の決闘シーンさながらの勝負をするが(もちろん銃は火薬のみのもの)、勝負がつかず、その後「最初はグー!ジャンケンポン!」
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。