ナタル・バジルール (Natarle Badgiruel) は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の人物(声:桑島法子)。地球連合軍の女性士官で、階級は少尉。代々続く軍人家系の出身で、優秀な戦闘指揮官である。気が強く、度々マリュー・ラミアスとは意見が対立する。その性格に反して酒には弱い下戸であり、「明けの砂漠」のメンバーたちと祝杯を挙げた時は、1人だけ咳き込んでいた。アフリカのタッシルの街がバルトフェルド隊に焼かれた時は、泣いていた子供へ自分の軍帽や非常食を与えて慰めるなど、優しい一面も見せる。しかし、その直後には子供たちに囲まれて狼狽するなど、子供の扱いは苦手であることがうかがえる。物語開始当初はアークエンジェルの搭乗員であったが、ヘリオポリスにおけるザフト軍の襲撃に遭遇する。この戦闘で艦長らが戦死したことにより、同艦の事実上の艦長となったマリューの副長兼CICの統括に就く。感情的な判断が多いマリューと対照的に、自分は任務遂行を最優先する典型的な軍人であるため、彼女とは対立が絶えなかったが、内心では認めている部分もあったようである。アラスカ基地到着後は少佐へ昇進し、アークエンジェル級2番艦ドミニオンの艦長へ転属する。アラスカ基地から逃亡したアークエンジェルの討伐命令を受け、かつての同僚を敵に回すことに苦慮しながらも戦闘では見事な戦術を披露し、アークエンジェルを撃破寸前まで追い詰めた。その後、ドミニオンに同乗していたムルタ・アズラエルのコーディネイターを滅ぼすための手段を選ばない行動には疑念を抱きつつも任務を優先し、宇宙へ上がった。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦において、ドミニオンがアークエンジェルとの戦闘で損傷した際にはアズラエルを生かしておいてはならないと確信するに至り、戦闘継続を主張する彼の抗弁を無視して全クルーに退艦命令を出す。アズラエルに全身を銃で撃たれながらもブリッジのゲートを閉じて彼の退艦を封じ、アークエンジェルにローエングリンを撃たせ、アズラエルを道連れに戦死した。その最期はマリューをはじめアークエンジェルのクルーに進むべき道を示唆することとなったが、ドミニオンから退艦したクルーはアークエンジェルへの到着前に襲来したプロヴィデンスによって脱出艇ごと殺害されたため、前述のナタルの真意がマリューたちへ伝わることはなかった。
出典:wikipedia
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