『獄医立花登手控え』(ごくいたちばなのぼるてびかえ)は、藤沢周平による日本の時代小説短編集シリーズ。「青年獄医立花登」(せいねんごくいたちばなのぼる)と題して『小説現代』に連載の後、改題して講談社から1980年より順次刊行された。全4巻。1982年にNHK総合「水曜時代劇」にて『立花登 青春手控え』(たちばなのぼる せいしゅんてびかえ)と題して中井貴一主演によりテレビドラマ化、2016年に溝端淳平主演によりリメイクされNHK BSプレミアム「BS時代劇」にて『立花登青春手控え』(たちばなのぼるせいしゅんてびかえ)と題して放送された。東北の小藩出身の若い医師・立花登は、江戸で活躍するという叔父の医師・小牧玄庵に憧れて江戸へとやってくる。しかし、その叔父は実際には酒に溺れ妻の尻に敷かれた流行らない医者であり、居候した叔父の家では下男扱いで口やかましい叔母とその娘・ちえにこき使われ、さらに叔父が帰郷時に「幕府の御用にあずかる」と吹聴していた小伝馬町の獄医の仕事までも押し付けられることとなる。若き医師・登は、この獄医の仕事を通して出会う「訳あり」の囚人たちにまつわるさまざまな事件を、身につけた起倒流の柔術の妙技とあざやかな推理で次々に解決していく。『立花登 青春手控え』(たちばなのぼる せいしゅんてびかえ)と題して、1982年4月14日から1982年9月29日までNHK総合テレビジョンで毎週水曜日20:00~20:50(JST)に放送された。全23話。主演を務めた中井貴一のテレビドラマデビュー作品である。時代劇専門チャンネルにて2007年1月15日から2月14日まで、また2007年9月15日から10月27日まで再放送された。時代劇専門チャンネルにて2016年5月16日から6月15日まで、また6月28日から7月29日まで再放送された。『立花登青春手控え』(たちばなのぼるせいしゅんてびかえ)と題して、2016年5月13日から7月1日までNHK BSプレミアム「BS時代劇」にて放送された。全8回。主演の溝端淳平は本作にて本格時代劇ドラマ初出演にして初主演を務めた。34年前の中井貴一主演による同名作品のリメイクであり、前作に登の従妹・ちえ役で出演した宮崎美子が本作ではちえの母・松江役を演じた。また、前作に同心の平塚源太郎役で出演した篠田三郎が本作では語りを担当した。撮影は松竹撮影所と東映京都撮影所の両方にて、松竹、東映の混成チームによるスタッフで行われた。松竹作品を東映京都撮影所で撮影するのは時代劇の歴史上初となった。
出典:wikipedia
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