元気ロケッツ(げんきロケッツ、Genki Rockets)は、日本を拠点に活動する音楽ユニット。キューエンタテインメントの代表取締役でゲームプロデューサーの水口哲也と、アゲハスプリングス代表で音楽プロデューサーの玉井健二、二人のプロデュースによる音楽ユニットで、多くのクリエイター達と世界観を作り上げていくその様子を、「ハイブリッド・プロジェクト」と称している。ミュージックビデオやアルバムジャケットなどのビジュアルには、ボーカルのLumi(ルミ、詳細は後述参照)を起用し、クラブなどの音楽イベントには宇宙服を着たDJがプレイをしている。プロジェクト名は水口のインスピレーションによるもので、欧米の友人からも「『元気(Genki)』という単語の音の響きが良い」という意見が多かったため採用したという。2006年、水口は当時プロデュースを担当していたPSP用ゲーム『Lumines II』に使用する楽曲や映像を探していたが、イメージと合致するものが見つからなかったため、どうせなら音楽業界が考えつかないような且つ世界に通用する音楽を作ろうと思い立ち、友人である玉井を誘いプロジェクトを始動させた。プロジェクト始動後、『Lumines II』用にミュージックビデオ「Heavenly Star」を制作。映像に関してはノルウェーのバンドであるa-haの「Take on Me」のような手描きアニメーションのテイストが採用された。同年9月11日にアメリカのジャーナリストが明るい話題をと自身のサイトで「Heavenly Star」を紹介する記事を掲載。インターネット上で同曲が初めて発表されると人気となり、アメリカMTV『Spike TV』主催の『VIDEOGAME AWARDS 2006』ではBest Song部門にノミネートされた。2007年にはエイベックスより日本デビューが決定し、7月4日にシングル『Heavenly Star/Breeze』でCDデビューした。デビュー直後の7月7日には、世界7大都市で開催された地球環境イベント『LIVE EARTH 2007』の幕張メッセ会場にて、オープニングアクトとしてホログラムで出演した。2008年7月2日には初のアルバム『元気ロケッツ I -Heavenly Star-』が発売された。2010年には、ソニーが全世界で導入したブランド・メッセージ「make.believe」(メイク・ドット・ビリーブ)から得られたインスピレーションをもとに、同名曲である「make.believe」が制作された。ミュージック・ビデオは3000万円の予算を投じ3Dと5.1chで制作され、第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に指定された。従来はグラフィックスやアニメ的な表現で加工されていたLumiが、今作では初めて実写で露出されることとなった。2010年9月3日から8日にかけて、ドイツの首都ベルリンにて開催された国際家電見本市であるIFA(ベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展)にて初の海外3Dライブが行われた。280インチの発光ダイオード3Dスクリーンで「make.believe」が上映され、地元の一般来場者を多く惹きつけ、楽しませた。2010年10月16日には、中華人民共和国上海市にて開催された上海国際博覧会の日本産業館JAL舞台大塚製薬ウィークにて日本国外のアジア地域では初めての公演を行い、集客人数が歴代万博史上最多の百万人を突破した。中国語では「」と表記する。2011年1月6日から8日にかけて、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにあるラスベガス・コンベンションセンターにて開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」内のソニーブースにて、「Curiosity」の3Dミュージック・ビデオが上映された。同映像は、2011年2月15日から2月27日にかけて、ソニービル最上階のホール「OPUS」にて、日本初となる3D対応HDヘッドマウントディスプレイの体験イベントに合わせて上映された。Lumiは架空の人物で、2019年9月11日に誕生、「宇宙で生まれ育ったまだ地球に降りたことのない30年後の17歳」(年齢はデビュー当時の設定。20歳になる2039年の9月11日に地球に降りてくるとされる)という設定となっている。実際のボーカルは、モデルとして活動するローズ・レイチェル(現在は安田レイ名義で活動する)と歌手兼声優の宮原永海が担当し、二人の声を合成している。ミュージックビデオや作品のジャケット写真、動画配信コンテンツ等と言ったメディアに登場する際は、ローズがLumiとしてモデルを担当している。尚、上記「make.believe」の映像が発表されるまで、その際映像や画像には必ず何かしらの加工が施されており、未加工のものがそのまま使用されることはなかった。ライブに出演する際は上記の設定を意識し、実際に登場する代わりにホログラムによる映像が使用される。元気ロケッツによるライブは何度か行われているが、2008年以降は宇宙服を着たDJ(誰かは明かされていない)とLEDによる映像演出を組み合わせたDJライブセットが主流になっている。その場合、アーティストクレジットは「元気ロケッツ」ではなく、英語で「Genki Rockets」と表記されることが多い。音と映像が絡み合うような「シナスタジア(=共感覚)」な演出が特徴。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。