『メダロット』は、ゲームボーイ用ソフト『メダロット』シリーズを原作としたテレビアニメ作品。本項では1999年7月2日から2000年6月30日まで金曜午後6時00分から6時30分の枠、テレビ東京系列にて放送された『メダロット』(第1期)と、2000年7月7日から2001年3月30日まで同テレビ東京系列にて放送された『メダロット魂』(メダロットだましい)についてそれぞれ記述する。イマジニアのゲームソフトに注目したASATSU(現:ADK・NAS)のアニメーション企画プロデューサーの杉山豊が、イマジニア、講談社、キングレコード、タカラ(現タカラトミー)というスポンサーを集め、プロダクションIGを製作現場にして立ち上げたTVアニメシリーズ。ゲームはおおまかな世界観とキャラのデザイン設定程度しか決められておらず、ロボット版ポケモン的な内容を杉山豊が基本構成にし、1話のプロットを作成した。企画の1999年7月2日から2000年6月30日までテレビ東京系列にて毎週金曜日夕方6時00分から6時30分に放送。GBソフト『メダロット2』『3』『4』とのタイアップを図った作品でもある。当初は2000年4月に終了する予定だった が、やや高めの視聴率を安定して出したため、2000年6月までの全52話が放送された。ゲームでのメインキャラクターであるイッキとその友人たちはもちろん、脇役だったヒヨコ売り、漫画での登場キャラクターミスターうるち、りんたろうや校長先生なども登場してメディアミックスの要となった。物語やキャラクターのディテールは多少異なるが、世界観や基礎的な設定はゲーム、漫画のものを踏襲している。ストーリーは4月で一区切りが付いていたため、それ以降の3か月(通称「世界大会編」)ではGB版『1』の設定を踏襲したものだった。舞台はギンジョウ(吟醸)町 やメダロポリスといった、ゲーム版に準拠した架空の街だが、大阪や名古屋、東京タワーといった実在の場所も登場する。主に小学生を対象としたアニメでありながら、夜の繁華街、学生運動、子作り、スポ根アニメ、オタク、不良・暴走族、ツッパリなど、子どもには理解しがたい内容や、夜逃げ、愛する者の死、親友との別れ、内戦、日本の飽食といった重い内容も扱われた。その他、「メダロットの場合『人』権と言うのか?」「骨がある奴と言われてもメダロットに骨はない」「メダロットにパスポートは必要なのか?」といったギャグも扱われた。果てにとあるシーンでは「尾崎ユカタ」「川崎ギンバエ」「四十一歳の地図」「回帰線」「男の勲章」「ベンジー」といった1980年代の楽曲を模したCDが描かれ、背景には「なめ猫」と思われる猫まで描かれていた。声優には山崎みちる、篠原功、山崎樹範など、舞台やテレビドラマで俳優として活動している者が多くキャスティングされている。また、後に声優としての活動も行っていく清水宏の声優デビュー作ともなった。2011年11月1日にはニコニコ動画の動画チャンネル「フルアニMAX」にて毎週火曜日の18:00に一話ずつ、一週間は無料、過ぎると有料で公式配信されたが、権利調整が終わらず11話まで配信されたところで(12年1月10日)更新休止となり、4月3日に更新が再開され、9月11日に全話配信完了。28日にフルアニMAXが閉鎖され、全公式動画が視聴不可能となった。休止の際にはほるまりんからメッセージが寄せられ、動画として紹介された。『メダロット』の続編として、監督と製作会社を一新し放送。全39話。途中話数からデジタル環境での制作に移行している。時間軸としては前作の後ではあるが、同じアニメ作品である前作から引き継いだ設定を僅かとし異なるパラレル路線になっている。弾薬・コンピュータ・電気回路などの設定も盛り込み、ゲームからも漫画からも離れた、「魂」独自のものとなった。登場するメダロットはアニメ時点での最新のメダロットが多く登場し、ゲームの「3」で実装されたメダチェンジの描写も描かれている。ゲームの3ではあまり描かれなかった追加武装形態のクラフティモードでの戦闘も描かれている。交友と人格成長の要となるレクリエーションおよびスポーツ的なロボトルを否定し、戦闘中のパーツ交換などルール無用で、過剰攻撃かつ相手をメダルごと破壊しつくす徹底的な勝利と力のみを求める戦闘を理念とするデスメダロット社と、それを率いる少年コクリュウとの戦い、デスメダロットに魅了されデスメダロッターとなる子供たち、そしてそれらにまつわる関係人物の葛藤などを描く。ゲーム版『1』のヒロインであったナエが研究職から転向して、メダロットの修理を担うジャンク屋という形で登場しており、本作でのメダロットの事をよく知る大人としての立場でイッキたちを支援する。魂で幾度と登場するオリジナルキャラを多く盛り込んでいるほか、前作から同じクラスメイトのメンバーは引き続いて登場しているが、ヒカル・コウジ・カリン・ミスターうるち・サケカースらは本編には登場しない。特にルールから外れたデスメダロットとの戦いが主軸となるため、レフェリー関連やセレクト隊関連に関しては省いており、大人の登場人物も少なめとなっている(また、ロボトルに関しては基本的に子供の人物のみとし、大人の人物がロボトルに参加することはあまりない)。前作の登場人物及びアニメ未登場のキララは、エンディング映像にてプリクラの中に写っているという形で登場している。2014年8月後半にはゲームの「8」発売前にニコニコ生放送で3回に分けての一挙放送が実施された。
出典:wikipedia
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