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スパイダーマン (東映)

『スパイダーマン』は、東京12チャンネルの水曜日19:30-20:00枠において、1978年(昭和53年)5月17日から1979年(昭和54年)3月14日にかけて全41話(初回時には、2話分の再放送も追加)が放送された、マーベル・コミック社とキャラクター使用契約を交わした東映製作の特撮テレビドラマシリーズ、およびそれに登場する架空のヒーロー。東映とマーベル・コミックの「5年間にわたり、お互いのキャラクターを自由に使用してよい」という契約により生まれたのが、本作である。それにしたがってスパイダーマンのキャラクターを使用しているが、設定や物語は東映が独自で創作している。スパイダーマンが単身で戦うだけでなく、巨大ロボット・レオパルドンに乗り込んで戦うという設定をはじめ、悪役側の組織構成やブレスレットの操作による変身描写など、多くの要素は後年の「スーパー戦隊シリーズ」に引き継がれていった。当初は、現代にタイムスリップしたヤマトタケルを主人公とし、脇役としてスパイダーマンを登場させる作品を作る予定となっていたが、最終的にはスパイダーマンを主役に置きつつ、当時の日本人の間でアメリカン・コミックスの馴染みが薄かったことを考慮し、視聴者に強烈なインパクトを与えるべく「等身大ヒーローが巨大ロボの操縦もする」という要素を投入した。その結果、「コスチュームを除き、原作コミックと無関係と言っても過言ではない」とも評される映像作品となった。当時の玩具デザインを担当していた村上克司は、スパイダーマンという題材に対して「商売になるのかなぁ」という懸念があり、東映ゼネラルプロデューサーの渡邊亮徳に助けを求める。「固定観念に囚われずに自由に発想していいから頑張りなさい。温故知新だよ!」との許可と助言を得て、「(スパイダーマンが)宇宙から来たことにしても構いませんか」と提案した村上は、さらに「(スパイダーマンが)宇宙から来る時に、いかにも蜘蛛男らしい母艦に乗っている。しかもその母艦が、いかにも日本人好みがしそうなロボットに変形する。」という提案を出して快諾され、レオパルドンなどのデザインを担当するに至った。脚本は全41話中、『キイハンター』、『マジンガーZ』、『Gメン'75』などのメインライターで知られる高久進が劇場版を含む16話分、初期の円谷プロダクション作品や東映特撮作品などで著名な上原正三が第1話、最終話を含む15話分をそれぞれ担当した。特に、上原作品は後の宇宙刑事シリーズにも通じる内容であった。敵の怪獣または怪人に相当するマシーンベムは、ストーリー上その登場にまったく必然性を感じさせないケースも珍しくなく、マシーンベムやそれに代わる存在がまったく登場しない回(第12話、第27話)すら存在する。敵側の主役ともいうべきアマゾネスは、第15話でスパイダーマンに正体を見破られるまでの間は出版社の編集長・吉田冴子としての姿も描かれており(第16話を除く)、最終話に至っては、アマゾネスを中心として描かれるストーリー展開となっている。鉄十字団側のキャラクターデザインを担当した久保宗雄は、アメリカン・コミックスへの造詣が深かったことから起用された。久保からの誘いにより、京都市立芸術大学の同級生であった板橋しゅうほうらも参加した。平山亨も企画に関わっている。吉川進は降旗康男にも参加を要請したところ、終盤近くの時期になって「いつになったら俺に『スパイダーマン』を監督させてくれるんだ」という、意外な返事が返ってきたこともあった。日本側スタッフの発案によって生まれたレオパルドンは超合金をはじめとしたトイフィギュアとして商品展開が行われ、子供向け特撮作品の玩具としては当時史上空前と言われる大ヒット商品となり、番組の商業的な成功をほぼ一手に引き受ける格好にまでなった。その後のマーベルとの提携で制作された初期の「スーパー戦隊シリーズ」における巨大ロボット玩具の成功にも、多かれ少なかれ正の方向に影響を及ぼしたといえる。原作者のスタン・リーをはじめとするマーベル製作チームは、優れた特撮技術とクモ男らしさを出したアクションには高い評価を与えた。特にリーは、「世界各国でスパイダーマンが製作されているが、その中でも日本版だけは別格だ。レオパルドンは別として…。」とのコメントを残している 。特に日本においては、レオパルドンの追加について「マーベルスタッフたちが激怒したため、封印作品化した」という逸話が放映後間もない時期から広まり信じられていたが、実際には子供向けアクションドラマとして日本市場で商業的に成功させるために必要なガジェットとして、理解を得ていたという。『日本(ジャパニーズ)ヒーローは世界を制す』(角川書店、1995年11月、ISBN 978-4-04-883416-2)によれば、「リー自身も日本展開におけるレオパルドンの存在にちゃんと理解を示していた」とのことで、上記の発言は一種のジョークであったと考えられる。また、同誌には「マーベルの重役の中にはレオパルドンに難色を示す者もいたが、実際の映像を見てその使い方と描写に納得した」という記述も存在する。マーベル・コミックのテレビ製作部門であるマーベル・プロダクションズの会長だったマーガレット・ローシュは、この東映版『スパイダーマン』を米国ネットワークに売り込もうとしたことがあったという。ローシュは後に全米ネット局『Foxチルドレンズネットワーク』の初代社長に着任し、このことが『パワーレンジャー』の放送のきっかけとなった。真相としては、先に述べた契約が切れたことが、後年の全話ソフト化まで原版をほぼ封印状態とさせた理由であった。オートレーサーの山城拓也は、高名な科学者の父を研究成果の悪用を目論む異星人のモンスター教授に殺された。故郷を滅ぼされて教授を追って来たが力尽きたスパイダー星人・ガリアから、蜘蛛の能力を与えられて、超人・スパイダーマンとなり、仇である教授が率いる鉄十字団と戦う。銀河系を荒らし回る侵略者集団。山城拓也が、強化服・スパイダープロテクターを身に着けた姿。彼はスパイダーエキスを注入されたことで体質が変化したため、蜘蛛の能力を持ち、垂直の壁に張り付くことや、昇り降りすることも出来る。スパイダー感覚で敵の動きを察知できるほか、人間離れした体力も有するが、クモの生態に準じた「寒さに弱い」などの弱点(スパイダーエキスによる副作用的なもの)も存在する。正体は秘密にしているが、存在自体は早い段階で「正義のヒーロー」として認知されていた。第7話では、「スパイダーマンブギ」(作詞:上原正三、作曲:渡辺宙明、歌:小林幸太郎 & BB5)という歌がレコード化されて、ヒットしているほど有名になっている。インターポール秘密情報部には正体を知られており、協力関係にある。スパイダーマンとマシーンベムの直接対決はほとんど描かれず、そのマシーンベムを倒すのはレオパルドンの役目になっている。そのため、スパイダーマンは自分の手で直接怪人(に相当する敵役)を倒したことが無いという、日本のヒーローとしては特異な地位を占めている。これは、仮面ライダーのライダーキックやキカイダーのデンジ・エンドに相当する「必殺技」や「必殺武器」と呼べるものが設定されていない事に起因する。敵に立ちはだかる時には大見得を切っての名乗り口上を行う。そのバリエーションは非常に豊富であった。木の多い場所の移動にはスパイダーストリングスをターザンのロープの様に駆使して移動することが多い。ただしオリジナルの様に摩天楼を移動するときにスパイダーストリングスを使うことはほとんどなかった。また、マシンを使わず徒歩で移動する事も多い。このシーンの撮影は新宿の繁華街を無許可でゲリラ撮影したため、腰を落としたやや怪しい体勢で歩くスパイダーマンの姿に、通行人の人々があっけにとられている顔が見られる(第23話「家なき子たちに愛の学園を」)。空陸両用のスーパーマシン。拓也の呼びかけで専用のガレージから発進する。ボンネットの内側にはミサイル発射装置や機関銃が内蔵されている。宇宙戦艦マーベラーの艦橋後方から、内部に収納される。ガリアが乗っていた宇宙戦艦。全長48メートル、重量25000トン。普段は地底に隠されており、スパイダーマンに呼ばれると地割れを起こしながら地上に姿を現す。艦橋はライオンの頭のような形でレオパルドンの頭を収納しており、変形時には左右に割れて頭が出てくる(レオパルドン時は、艦橋は背部に位置している)。マッハ15での飛行が可能である。宇宙空間では光速に近い速度で飛行できる。通常はスパイダーマンが搭乗してすぐにレオパルドンに変形するため(操縦席でスパイダーマンが「マーベラー、チェンジ・レオパルドン」とコールしながらコックを捻り、レバーを倒して変形させる)、この形態での戦闘は少ないが、艦首に装備された主力武器のマーベラーカノンは、マシーンベムを倒すほどの威力を誇る。艦橋がライオン型であるのはスフィンクスのイメージがあるからである。村上克司の「古代エジプト文明を築いたのは宇宙から来たスパイダーマンだったのではないか」という構想が込められている。マーベラーが変形した巨大ロボット。全高60メートル、重量25000トン(資料によっては20000トンとも)。村上克司がドイツの戦車「レオパルド」から命名し、デザインも担当した。一部には漫画家の聖悠紀がデザインを行ったとする資料もあるが真偽は不明。以下のような武器を持ち、状況に応じて使用する。上記の通り、本作の見せ場に悪事を働く敵の前に敢然と立ちはだかり、原作を忠実に再現したポーズで大見得を切って長々と決めの文句(初期は「地獄からの使者・スパイダーマン!」、終盤は「鉄十字キラー・スパイダーマン!」が多い)を述べる。その際には、主題歌のイントロ部分をアレンジしたキャッチBGMが多く使用された。回を重ねるごとに劇中の内容に沿ったものとなり、登場ポーズや口上も様々なものに変化し、その大時代的な演出は作品を語る上で、無くてはならない名物の一つになった。なお、一部の話では登場人物が類似した口上を述べることもあった(第39話の立花剛や第41話のモンスター教授など)。マーベル内配信サイトではマーベルの表記が「TM&© 1978 Marvel Characters, Inc. All rights reserved.」に変更されていることもある。2曲とも作詞者の名義が八手三郎になっているが、渡辺宙明の証言によると、オープニングテーマは平山亨が、エンディングテーマは吉川進が作詞したとのこと。劇場版「スパイダーマン」(1978年7月22日公開東映まんがまつり)先に述べた東映とマーベルの契約の都合上、現在はスパイダーマンのキャラクターを東映が使用できなくなっており、映像はおろか写真やイラストすら公開不可能になってしまった。そのため、映像ソフトの発売は1980年代末期にビデオソフトが1巻(第1話・31話・劇場版を収録)のみ発売された以降は長い間不可能であり、サントラ盤も復刻の際にジャケットが差し替えられた。公式の出版物でも、1995年発行の「超人画報」(竹書房)を最後にスパイダーマンの写真は掲載されなくなった。それ以降、「作品としてのスパイダーマン」が紹介されることはあっても、肝心のスパイダーマンの姿を見せることができなくなっている。2004年にDVD-BOXの発売が発表されたが、版権上の都合から一時無期延期状態になった。最終的に2005年12月9日に発売され、それに合わせた雑誌の特集記事でもスパイダーマンの写真が使用された。また、2006年7月にはバンダイから超合金魂GX-33「レオパルドン&スパイダーマン」が発売され、ソフビ魂「スパイダーマン」、ポピニカ「スパイダーマシンGP-7」が同梱されている。ただし、東映はDVD-BOXの発売を「最初で最後」と公言しており、これ以降は本作の映像を収録したソフトは発売されていない。2009年3月5日からはマーベル公式サイトで無料配信が開始された。日本語音声に英語字幕を付加する形で配信され、毎週木曜日に新作エピソードが追加されている。(現在は中止)掲載誌だった「テレビマガジン」の2011年11・12月号ふろくの「テレマガ40周年記念DVD」にスパイダーマンが仮面ライダーV3とともにメインを貼った1978年12月号の表紙がそのまま紹介された。

出典:wikipedia

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