落石岬(おちいしみさき)は、北海道根室市の根室半島の付け根に位置し、太平洋に突き出た岬。海岸線は断崖絶壁になっているが、岬の内陸部は台地になっており、落石湿原が広がる風光明媚な場所である。サカイツツジの南限自生地として、国の特別天然記念物に指定されており、6月頃に見頃を迎える。北海道のほぼ最東端にあり、太平洋を航行する船舶にとって大きな目印である。落石岬灯台、気象観測や大気の採取・分離・測定などを行う国立環境研究所地球環境研究センター落石岬ステーションがある。かつては落石無線通信局があり、千島列島やカムチャツカ半島との無線通信、北太平洋の広い範囲の航空機や船舶とのモールス信号交信にとってなくてはならない施設であった。特に、北米航路を航行する日本船籍の商船にとっては、日本の便りを伝え、日本本国に船舶の情報を伝える特別な存在であった。1960年代までは、落石無線通信局から発せられたモールス信号を、日本から最も近い海域を航行中の船舶が受信し、それが数隻の僚船を経由して、はるか地球の裏側を航行する船舶にも、日本の最新ニュースや、会社からの指示が伝えられたものだという。岬内は環境保全地域になっているため、公衆便所も含めて一切の施設は存在しない。車両の乗り入れも禁止になっており、車止めに駐車して、2km程度の木道を歩いて散策する形になる。
出典:wikipedia
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