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威風堂々 (行進曲)

『威風堂々』(いふうどうどう、 )作品39は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーが作曲した管弦楽のための行進曲集。エルガーが完成させたのは5曲であるが、21世紀初頭に未完の第6番が補筆完成されて新たに加えられた。エルガーが生前に作曲、出版した5曲のうち、第1番から第4番は1901年から1907年にかけて作曲され、第5番は晩年の1930年に作曲された。遺稿から見つかった第6番は未完成であり、アンソニー・ペインによって補筆・完成されたもので知られている。原題 "'Pomp and Circumstance" は、シェイクスピアの戯曲『オセロ』第3幕第3場の台詞から取られている。pomp とは「壮麗、華麗」、circumstance とは「儀式張った、物々しい」といった意味合いであり、『威風堂々』という題名は名訳ではあるものの相当意訳されている。なお『沙翁全集』第四巻『オセロ』(戸澤正保, 淺野和三郎訳、大日本図書、明治39年)の該当箇所周辺は「錦の御旗や何やかや、威武堂々の軍装束」との訳が見受けられる。日本では単に『威風堂々』と言う場合、第1番あるいはその中間部の旋律を指すことが多い。しかし、このタイトルは行進曲集全体に与えられた題名であって、この旋律自体に付けられたものではない。したがって、第1番の中間部をして『威風堂々』と呼ぶことは誤用に近いものがある。イギリスではこの旋律はもっぱら『希望と栄光の国』 ("Land of Hope and Glory" )と呼ばれている。BBCプロムスなどで第1番に合唱を付けて演奏されるときも『希望と栄光の国』として扱われる。『希望と栄光の国』は「イギリス第2の国歌」、「イギリス愛国歌」と称されるほど愛されている曲である(詳細は後述)。Allegro, con molto fuoco – Trio. Largamente – Molto maestoso、ニ長調(Original key=D)。1901年に作曲され、同年の10月19日にリヴァプールにてアルフレッド・ロードウォルドの指揮で初演された。エルガーの友人でもあったロードウォルドとリヴァプールの管弦楽団に捧げられた。全6曲中最も有名である。初演から3日後の1901年10月22日、ロンドンのクイーンズホール()での演奏会では、聴衆が2度にわたるアンコールを求めたことが逸話として伝えられている。エドワード7世からの歌詞をつけてほしいという要望に従い、翌年に国王のための『戴冠式頌歌』("Coronation Ode")を作曲、終曲「希望と栄光の国」("Land of Hope and Glory")にこの行進曲の中間部の旋律を用いた。Allegro molto、イ短調。第1番と同じ時期に作曲され、同じコンサートにて初演された。友人のグランヴィル・バントックに献呈されている。Con fuoco – Vivace – Cantabile – Grandioso – Animato、ハ短調。1905年に作曲され、同年3月8日、ロンドンのクイーンズホールにて、エルガー自身の指揮により初演された。友人のに献呈されている。Allegro marziale – Nobilmente – Grandioso、ト長調。1907年に作曲され、8月24日、ロンドンのクイーンズホールにて、エルガー自身の指揮により初演された。ヘレフォード出身の友人G・ロバートソン・シンクレアに献呈されている。Vivace、ハ長調。1930年9月18日、ロンドンのキングズウェイホール()にて、エルガーの指揮でロンドン交響楽団が初演。ヘレフォード出身の友人に献呈されている。Alla marcia - Vivace - Poco meno mosso - Con spirito - Giocoso - Largamente - Grandioso - Vivace、ト短調。1934年の作曲者の死後、スケッチのみの状態で見つかった未完の作品で、アンソニー・ペイン(交響曲第3番も補筆した)による補筆版がある。補筆は1996年に大英図書館で発見された主要主題を含む草稿と、大英図書館所蔵の手稿譜を元に、2005年から2006年にかけて行われた。この補筆版の初演は2006年8月2日、第26回BBCプロムスで、アンドルー・デイヴィス指揮のBBC交響楽団によって演奏された。また日本初演は2007年7月8日、第93回東京芸術劇場シリーズで、大友直人指揮の東京交響楽団によって採り上げられた。第1番を聴いた当時の王太子アルバート・エドワード(のちのエドワード7世)は、中間部を「歌詞を付けたら偉大な曲になるだろう」と、歌詞をつけるべきことをエルガーに示唆した。エルガーはこの提案を受けて、1902年のエドワード7世の戴冠式のための『戴冠式頌歌』の第6番、終曲「希望と栄光の国」にこの中間部の旋律を用いた(導入部「王が戴冠したまわんことを」("Crown the King")の最後にも使用している)。歌詞はイギリスの詩人による。エドワード7世の虫垂炎により戴冠式が延期されたため、『戴冠式頌歌』の楽譜の刊行と初演が戴冠式の挙行と前後した。楽譜刊行時に世間の好評を得た第6番を版元が独立した曲にするようエルガーに提案し、エルガーが別の曲として書き直し、ベンソンに新たに歌詞をつけさせたものが『希望と栄光の国』である。現在のイギリスにおいては、国威発揚的な愛国歌かつ第2国歌的な扱いを受け、BBCプロムスなどにおける演奏がBBCで放映される際には、歌曲の最初の部分においてエリザベス2世女王の映像が必ず流されることとなっている。また、『女王陛下万歳』は連合王国国歌として、それとは別のイングランドの独自の国歌の必要性が議論されるとき、イングランド国歌の候補にパリーの『エルサレム』などともに必ず挙げられる曲である。第1番の中間部は非常に有名であり、オーケストラのコンサートを離れて、イギリス以外の国においてもさまざまな場面で演奏されたり、多様な編曲がなされている。演奏時に歌詞をつけるときは、「希望と栄光の国」のうち2番が歌われるケースがほとんどである。また、サッカーの応援に歌われるケースもこれに倣っている。学校の卒業式で「卒業生入場」の際にBGMとして使用されている。1905年にエルガーがイェール大学の音楽博士号を授与されて以来、同大学の卒業式で使用されたのが広まった。在校生の吹奏楽部員(小学校ではリコーダー合奏)によって生演奏が行なわれることが多い。イギリスにおいては国威発揚的な愛国歌かつ第2国歌的な扱いではあるが、その点はあまり意識されずに下記のように広く使用されている。

出典:wikipedia

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