『Gシリーズ』（G series）は、講談社より発行されている森博嗣による推理小説のシリーズである。シリーズの名前の由来は明かされていない。先の『S&Mシリーズ』、『Vシリーズ』の後の物語である。また『 四季シリーズ』とも時代がリンクしており、『Xシリーズ』とは途中同時進行になる。共通して登場する人物もそれぞれ進級や進学、就職と時間が経過しているため、「続編」の形態が最も近い。従来のノベルス版では2段組だったものが、Gシリーズは1段組となっている。各作品とも300ページ程で文量としては少ない。本シリーズは全12作と2008年12月31日に浮遊工作室で告知されている。物語の流れとしては加部谷恵美から聞いた事件を海月及介が説明の意を込めて解くというもの、そして一連の事件の黒幕・核心に徐々に迫るというものであったが、S&Mシリーズの西之園萌絵をはじめ犀川創平や、Vシリーズの瀬在丸紅子といった探偵キャラクターの登場頻度が増えていき、群像劇として加部谷が狂言回しのような役割を担っている。一話完結をせず、あくまでシリーズとして刊行順に話が進んでいたり、時系列が大きく進むのも特徴。2015年10月から始まったWシリーズとの関係性が森博嗣のコメントで明らかになっている。その他S&Mシリーズ、Vシリーズからの人物も登場する。

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