屍姦(しかん)は、死体を姦する(性的に犯す)ことを言う。広義には死体に欲情する性的嗜好をも指し、死体性愛(屍体性愛、したいせいあい)、死体愛好(屍体愛好、したいあいこう)、ネクロフィリア(necrophilia)とも呼ばれる。性的倒錯の一つでもある。「屍(しかばね)を姦する」に語源を持つため「屍姦」の表記が本来的であるが、(Microsoft IME等では容易に変換しがたいためか)ネットでは「死姦」の表記が散見される。エーリヒ・フロムは「生に対するリアリティが失われ、死に対する欲望が高まる病理現象」をネクロフィリアと命名している。主に以下の行為が当てはまる。以下の行為は分けて扱われる場合もある(淫楽殺人、猟奇殺人など)。また、強姦しようとして抵抗されたため殺害してから性交を遂げようとしたことで結果的に屍姦となる場合もある。現在、日本では屍姦そのものについて罪に問われることは無い。日本では火葬が主なので、家族以外の個人が人気のないところで遺体に接することの出来る機会は、霊安室や宗教施設、検視室などに限られている。あえて不心得者から家族を守るためには家族が火葬まで常に監視し第三者が付け入る隙を見せないことにある。着衣の乱れなどから疑わしい場合は警察に届ける必要がある。現在DNA鑑定技術が発達しており犯人の特定は十分可能である。上記の植物状態の患者に対する性的暴行も常に患者の家族が監視することで防ぐことが可能である。いずれにしても、殺人や死体損壊に繋がる行為であり、社会的に許容されることはまずあり得ない(屍姦を行った著名な日本人としては小平義雄、栗田源蔵、佐川一政などが挙げられる)。逆に言えばそれゆえに研究が遅れている分野でもある。このような性的嗜好が顕在化する要因として、フロイト派では、幼少時に見た「眠っている母親の姿」に愛情を感じ、それが欲情へと変化する為であると主張している。また、眠っている相手との性行為を体験したことがきっかけで顕在化することもあるという。これとは関係ない説として自尊心の弱さが逆らえない相手に対する欲望を生むという説もある。米国では2004年、カリフォルニア州アーノルド・シュワルツェネッガー知事が屍姦を禁止する法案を承認した。これまで法的に罰することが出来なかった死体との姦淫が公式に不法なものとなった。山口県光市母子殺害事件では、加害者が被害者を殺害した後、辱めたとされている。裁判では生き返らせるための儀式だと供述。また、あまり知られていないが1993年に発生した埼玉愛犬家連続殺人事件の加害者も被害者を殺害後に辱めた事があると言う。姦淫までは明らかになっていないが、2011年にロシアのニジニ・ノヴゴロド市で、高名なケルト語学者で墓地研究家のAnatoly Moskvinが、人形の格好をさせた若い女性のミイラ化した遺体29体を自宅に隠し持っていた事件が発覚した。遺体は墓場から盗んだとみられ、人形のような服を着せ、顔と手は布で覆っていた。部屋には遺体のほかに、人形製作の本や本物の人形、ぬいぐるみ、仮面なども散乱していた。逮捕される以前のインタビューで、死体や墓地に興味を持ったきっかけとして、12歳のときにたまたま出会った葬儀で、11歳で亡くなった少女の額にキスをさせられたことだと答えている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。