アンガールズは、日本のお笑いコンビ。所属芸能事務所はワタナベエンターテインメント。通称はアンガ。大学時代に『ボルケーノ』と称する旅行(正確には旅行企画)サークルで出会って友人となる。2000年春頃、先に田中が、後に山根が友達2人を連れて上京。山根は友人2人と生活をはじめるが、次々挫折。仕方なく友人の田中と同年9月頃コンビを結成。現在のプロダクションのオーディションに合格し、2002年1月付で正式に『アンガールズ』としてデビュー。因みに正式デビュー前にプロダクション主催のライブに出演済みの為、波田陽区、クールポコは後輩になる。コンビ名の由来は、二人ともナヨナヨしていて女っぽいということから田中が「ガールズ」と名付けようとしたが、山根の反対によって否定を意味する「アン()」を付け加えたことによる。2004年、『爆笑問題のバク天!』内のコーナー『恐怖のバク天芸人』(『エンタの神様』に絶対出られないような珍芸人を紹介)に登場。ネタをやって1分間審査員に飽きられなければ放送という企画で、初めて1分間やりきった芸人となり、番組内で人気を得る。その後『エンタの神様』や『バク天!』のレギュラーとして出演。2004年、『笑いの金メダル』(初期の番組内容時)初登場で決勝進出し対戦相手のダイノジと番組初の同点で引き分けとなり、結局両者とも金メダルを取った。2004年、第2回お笑いホープ大賞受賞。2004年10月にはニッポン放送「オールナイトニッポン2部」の特番『アンガールズのオールナイトニッポンR』を担当した。2005年2月、『笑いの金メダルSP』で「決めポーズはプロレスラー・武藤敬司から無許可でパクった」と告白。武藤本人が登場するドッキリを仕掛けられた。2005年5月、『金のA様×銀のA様』でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに立つ権利を田中が獲得した。なお、山根に対しての招待状は発送されなかったため、カーペットを歩くことはできなかった。2005年6月7日、同じく『金のA様×銀のA様』の企画で東京シティ競馬のレース名になる権利を獲得し、『金のA様盃 アンガールズドリーム賞』が9レースで行われた(大井記念前の準メインレース)。芸能人の名前がレース名になったのは北島三郎以来である。2005年11月23日にカンニング竹山、いつもここからと共にU.N.O.BANDという企画ものユニットでCDデビュー。田中はギター、山根はベースを担当。2006年8月26日 - 8月27日放送『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』にて、2人でチャリティーマラソンに挑戦した。複数での参加は1994年のダチョウ倶楽部以来12年ぶりで、芸人の参加は2003年の山田花子以来。完走を危ぶむ声が多数聞かれ「史上最弱ランナー」と下馬評は最悪だったが、完走。番組史上初めて『サライ』を熱唱し、司会者などから「史上最強ランナー」と評された。2007年、白石昌則著の『生協の白石さん』の第2弾『生協の白石さん 木洩れ日』の付録CDで正式にアンガールズとしてCDデビュー。「木洩れ日」(作詞・作曲:白石昌則)を歌っている。田中曰く、「Mr.Children並の高音を出せないと歌えないくらいキーが高い」とされる。2008年12月31日の第59回NHK紅白歌合戦に、羞恥心 with Paboの応援にヘキサゴンファミリーと共に出演し、「羞恥心」の一部を唄った。アンガールズ出演時が紅白の瞬間最高視聴率となる。2009年1月2日に熊本県八代市のイオン八代ショッピングセンターでの営業にスザンヌが母、妹マーガリンと一緒に観客として来場していた。山根はスザンヌからのメールで三人が来場することを事前に知っていたが、知らなかった田中は舞台上から三人を発見し「あっ!」と指差したことで、客席がパニック状態となった(『ライオンのごきげんよう』出演時に発言)。この日はヘキサゴンファミリーである羞恥心の音楽活動休止の日でもあり、この日より羞恥心の楽曲は引き続きアンガールズが唄うことになる(島田紳助の冗談)。2009年2月10日、11日には東京都新宿区のスペース101で単独ライブ「UNGIRLS-PRO」が開催された。これまでのライブタイトルは必ず故郷・広島県にちなんだ名称を用いてきたが、ファンが予想合戦を繰り広げることに嫌気が差し今回から止めた。「PRO」と称したのは、プロスポーツ選手のユニフォームなどに「プロ仕様」の意味で記されているところから(「kinugasa-PRO」など)引用している。『ぴったんこカン・カン』および『ぐるぐるナインティナイン』出演時に2人が語るには、セイン・カミュに「『ungirls』という英語の文法は正しくない。『Not girls』だ」と指摘されている(それも「正確な発音で」とは、田中の弁)。同じく「アン」の付くアンジャッシュとアンタッチャブルに間違われることもしばしばある。企画などでもうひとりメンバーが増えると、「アンアンアンガールズで〜す」と、アンを3回つける(アンで否定、アンアンで肯定、アンアンアンでもう一度否定)。ただし、2005年4月の『内村プロデュースSP』でTIMのゴルゴ松本と組んだときは、『アンゴルズ』という名前になっている。また、コンビ名の他の候補としては、『タモリス』(タモリに好かれようと思って)、『巨神兵』(『風の谷のナウシカ』より)というものがあった。また、初めのころ『UNガールズ』としていたため、『アンガールズ』ではなく『ユーエヌガールズ』とよばれたことがあるらしい。そのため、現在のように全部カタカナ表記にしたと語っている。出会った当初は違う大学であることと、ルックスがかぶり過ぎで何となく敬遠し合っていたが、サークルの連絡ノートに田中が自分の名前を「たくしのり」と記入していたのを山根が見て、同じ東野幸治ファンだと知り、声をかけたのがきっかけで友人関係となる。ネタ見せを無料でしてもらえる事務所(プロダクション人力舎や浅井企画など)のオーディションを多数受けていたところ、今の事務所に受かった。2人とも広島に本拠地を置く、プロ野球・広島東洋カープ、Jリーグ・サンフレッチェ広島のファンであり、中国新聞にカープについてメッセージを寄せたり、山根は2005年5月2日放送『関口宏の東京フレンドパークII』(TBS系列)の『ビッグチャレンジ』でサンフレッチェのグッズを希望し、見事に獲得している。田中はaikoの大ファンであり、それをとある番組で言ったところから雑誌で対談し親交を深める。しかしTOKIOの国分太一は彼らを嫌っている。理由は「なよなよしているのが体育会系の自分には我慢ならない」から(『めちゃイケ』の『笑わず嫌い』という企画内で発言)だというが、実際の所、国分はお笑い好きであり、このコメントは本心ではないようである。ブレイク前までは、所属事務所のスタッフ間で「ナベプロっぽくない」と言われ、良い扱いを受けていなかった。そのため2004年に第2回お笑いホープ大賞受賞時に取材が殺到したが、事務所関係者が不在だったためにその場を仕切った。ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲームソフト『サルゲッチュ3』の中に『ウキナカ・ウキネ』と称する隠れキャラとして登場する。アンガールズになった『ピポサル』がウキネはおかっぱヘアで「ジャンガジャンガ」をする。また、『おはコロシアム』内のアニメにも登場し、声を当てている。『踊る!さんま御殿!!』にて、田中自ら「田舎者は声が大きい」とトークし、ともに出演していた出川哲朗に苦笑いされる(出川は横浜市出身)。山根の「実は俺、広島出身だけど、そんな大声じゃない」とのトークに対しては、「お前は広島でも都会の方(出身)じゃん!」と、大声で反論していた。東海テレビ『スタイルプラス』のゲストとして不定期で出演しているが、2009年以降(2012年除く)は新年最初の放送のゲストとして毎年出演し、最後にネタを披露する。2人とも雑学に強いという一面を持っており、『爆笑問題の雑学王決定戦』に出演し、好成績を残した。また、『オールスター感謝祭』では、コンビ揃って25万円を獲得した。2006年6月29日放送の『爆笑問題の検索ちゃん』雑学王決定戦では山根が伊集院光、後藤輝基に次ぐ3位を獲得。2007年1月8日放送の雑学王決定戦では、山根は2回戦敗退、しかし田中が3回戦敗退しながらも、敗者復活戦を唯一勝ち抜き、決勝まで進むと、伊集院、東貴博、品川祐、小原正子に次ぐ5位を獲得。この放送で田中は「山根が調子悪ければ田中が調子を出す。アンガールズは良く出来ています」と、発言している。さらに田中は『ネプリーグ』で「すべての国と首都を学生時代に暗記した」と発言。実際に出演者らからその場で国の名前を言ってもらい、それに対応する首都名を即座に答えていた。彼らの先輩であるふかわりょうは、彼らのライブを見て「これは面白い」と思ったらしく、彼らをテレビに出演させた。ところが、彼らが瞬く間にブレイクして以来、ふかわは彼らをライバル視し始め、「同じ髪型なのに、あっという間に抜かれた」とウッチャンナンチャンの内村光良に話していた。『爆笑問題のバク天!』などのバラエティ番組でも、2人をライバル視しているかのような節が時々見受けられるが、実際は普段から仲が良いらしく、ブレイク前は、2人でふかわの自宅に行ったり洋服を貰ったりと世話になった。松本人志はエッセイの中で、「今の若手芸人で一番面白いと思うのはアンガールズ。コントもよく練られている」と語っている。タモリは『森田一義アワー 笑っていいとも!』で「ふたりは本当に人間がいい(性格が良い)」と語り、『タモリ倶楽部』に出演させるなど彼らを気に入っている。また関根勤は「芸風もキャラクターも唯一無二。かぶる存在がいない貴重な存在」とことある毎に語る。単独ライブ開催の度に、必ず趣向を凝らした花を贈っている。自分達から前に出るのが苦手な彼らを、ライブで積極的に前に出したり、テレビ番組に「面白い奴らがいる」と宣伝し続けたのは、前述のふかわりょうやいつもここから等の同じ事務所の先輩達であったり、他事務所の爆笑問題や次長課長やアンタッチャブル等の先輩達であったと言う。独特でクセの強すぎる芸風からか2004年のブレイク以来、マガジンハウスの女性誌『an・an』の調査などによる「今年消える芸人ランキング」の常連である。広島人であるはずの田中は、2008年4月10日放送の『秘密のケンミンSHOW』で全国的に有名な広島県呉市大崎下島豊町地区特産の大長みかん(おおちょうみかん)を「だいちょうみかん」と読んだ。山根は2008年9月17日放送の『アメトーーク!』でスラムダンク芸人の一員として登場。自分が学生時代サッカー部で9年間ずっとベンチだったことから、湘北高校の木暮公延が好きなキャラクターであるという。また、2008年に行われた『スラムダンク』のアニメ15周年を記念した「2万本シュート」イベントに参加、その参加賞としてシリアル番号入りのカードを獲得した(ちなみに19956番)。スピッツのデビュー20周年シングル「群青」のミュージック・ビデオにウサギの妖精役で出演。その後スピッツの友達としてラジオで共演した。『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』では開始当初、普段行なっているショートコントが審査員に受けず成績がイマイチだった。しかし、2009年2月21日・5月14日の放送では見事100万円を獲得しており、インパルス、劇団ひとりに続いて史上3組目の2連覇を達成している。田中、山根ともに弟がいるが、2人とも福岡県内の学校で教師をしている(田中の弟は高校教師、山根の弟は中学教師)。兄弟同士の仲も良く、田中、山根の2人がライブやイベントなどで福岡を訪れた際には、4人で食事などに行くこともあるという。やしきたかじんが「栄養失調みたいな体型」と評した程の痩身、長身という2人のルックスと、どこでオチるか解らない、グダグダ感を前面に出し、他人から「キモい」と言われるのが売りのシュール芸が特徴(「キモカワイイ」とも言われる)。どことなく力の抜ける雰囲気から、「脱力ネタ」とも呼ばれていて、独特な世界観が話題を呼んだ。キモカワイイを売りにしているが、『ロンドンハーツ』では、田中が「キモ」、山根が「カワイイ」とされている。また、『クイズ!ヘキサゴンII』においては予選ペーパーテストの結果が2人とも優秀なことが多いため、司会者の島田紳助から「この番組(ヘキサゴン)ではお前ら『キショかしこい』やから」と毎回のように言われている。特に山根は上位に入るケースがほとんどで、他の上位メンバーにもひけをとらないほど。二人が30代後半となってからは「キモカワイイ」ではなく(特に田中が)「キモイ」と言われるようになり、テレビ番組収録では、スタジオに顔を見せただけで客席から静かな悲鳴が上がることも少なくない。そのような客に対し、田中が挑発したり、逆にいじけてみせたりして笑いに持っていくパターンも多い。ネタでは主にロング・ショートコントを行う。ショートコントは、ただ噛んだだけ、ただぶつかっただけなど気まずい事柄をオチとし、今までになかった手法を用いている。またロングコントは、田中が指導者や先輩役・山根が生徒や後輩役となり、山根のとぼけた言動に田中がしつこくツッコむという形式が多い。通常ではあまり使わない言い回しで、片手をブラブラさせながら怒る。山根のボケに耐え切れなくなった田中がブチ切れて終わる形式が多い。現在はコント専門だが「M-1グランプリ2003」では漫才を行ったこともある(3回戦出場)。ネタに入る前に自己紹介とあるあるネタ(携帯電話のメール機能でセンター問い合わせが長引く、セロテープの横にホコリがいっぱいついているなど)を言って、田中が「ワアワア言うとりますけども早速コント(またはショートコント)に行きます」と発言し、山根が「コント(またはショートコント)○○」とネタの名前を言ってコントが始まる。初期はあるあるネタの前に寸劇も入れていたが、「どこを見ればいいのかわからない」との指摘からやらなくなった。また、当初はコントの設定などは特にこだわっていなかったが、ある時「ダラダラする所でダラダラしてもしょうがない」とダメ出しを食らったことから、西部劇やファッションモデルなど「ダラダラしてはいけない所」という設定のコントが中心になった。番組でトークなどをする時は田中は山根のことを苗字で呼び捨てで呼ぶが、山根は「(うちの)田中さん」と呼ぶことが多い。これは理由の一つとして田中が山根より一学年上であることによる。2人がブレイクしたきっかけでもある「ジャンガジャンガ」と呼ばれる動作は、プロレスラーの武藤敬司の『プロレスLOVEポーズ』を元にして作られたもので、ショートコント間を結ぶブリッジとして使用する。更に田中によれば「左手の甲に書いたショートコントのネタ順の一覧をカンニングするという役目も持っている」とのこと。また、アンガールズの歌う、「羞恥心」のラストもこのポーズである。田中が屈んでその後ろに山根が重なって「はい! ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャンガジャンガ・ジャ~ン♪」と両手をクロスさせて広げる、決めのアクションとなる。このアクションは、クロスする手は必ず右手が内側となるが、その方が左手の甲を見やすいからかどうかは定かではない。クロスは1回のみで、他人がものまねで「ジャンガジャンガ」をやるとき手を複数回クロスさせることに対して格好悪いと評している。ギターを弾く人が入るはずだったが、結局入らなかったので「ジャンガジャンガ」と口で言うことになったと語っていたことがある。など多数。
出典:wikipedia
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