ザ・キャッスルは、アスキーから発売されたアクションパズルゲーム。第2回アスキーソフトウェアコンテストのグランプリ受賞作品。主な対応機種は最初に発売されたFM-7やX1、後に移植されたPC-8801やMSXなどのパーソナルコンピュータである。続編として全体の難易度をはるかに向上させたキャッスルエクセレントが半年後の1985年11月に発売されており、こちらはファミリーコンピュータにも移植されている。また、両作のPC-8801版がプロジェクトEGGにて配信されている。主人公はラファエル王子となり、魔王メフィストにとらわれたマルガリータ姫を救出する。全100ステージ。マルガリータ姫は類まれなる美貌と美しい歌声で知られ、人々に愛されていた。しかし彼女の噂を聞きつけた魔王メフィストは、マルガリータ姫を誘拐し、自分だけの歌人形にすべくグロッケン城に監禁してしまった。それを聞いた隣国の王子ラファエルは、姫を助けるべくグロッケン城へ乗り込んだ。ゲームの最終目的は、城のどこかに幽閉されているマルガリータ姫を救出することである。城は全部で100の部屋からなっており、各部屋にはさまざまなギミック(仕掛け)が仕掛けられている。ある時は敵を倒し、ある時は仕掛けをくぐり抜け、またある時は難解なパズルを解きながら、姫の部屋を目指す。ステージクリア式ではなく、100の部屋(および城の外)を自由に動き回ることができる。むしろ城自体が巨大な迷宮となっている。城には全部で6色の扉があり、それぞれ対応する色の鍵を持っていないと開けることができない。丸みを帯びた二頭身のキャラクターや明るいBGM、ゆったりした動きから全体的にはかわいらしい印象を受けるが、ギミックの特性を最大限に生かしたアクションを伴う難解なパズルになっており、ゲームの攻略の難易度は印象に反して非常に高い。続編のキャッスルエクセレントは、城のマップ自体がより複雑になり、アクション・パズルとも前作よりはるかに難しいものとなっている。ファミリーコンピュータ版のキャッスルエクセレントは、主人公が武器で攻撃できるなど、ゲームシステムにも若干の変更が加えられている。カーソルキーまたはテンキーで王子を左右に動かす。スペースキー(FM-7版のみBREAKキー)でジャンプする。滞空時間はキーを押す長さによって調整することができる。高さは最大で自分の身長の3倍、ジャンプ幅は最大6キャラクター分である。また、空中にいる際は左右キーで自由に方向を変えられる。城にある煉瓦、壺、金庫、樽、ロウソク、ゴンドラのコントローラーは一つだけなら押して移動させることができる。これらの道具は足場にしたり、敵を押しつぶしたりするのに使う。道具を動かしても、ひとたび部屋を出ればすべて初期位置へ戻る。道具はエレベーターに挟んでつぶすことができる。つぶれた道具は一度でも部屋の外に出ると二度と元には戻らない。誤ってつぶした場合には部屋の外に出る前に「自殺」すると元に戻る。現在の状況を外部メディアを用いて記録・再開することが可能。ただし、記録のたびに王子は命を一つ失うため、危険な敵の配置や仕掛けを前に、命を犠牲に記録して進めるか、危険を承知で記録せずに進めるかの選択が問われることとなる。
出典:wikipedia
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