『暁色の潜伏魔女』(あかつきいろのせんぷくまじょ)は、袴田めらによる日本の漫画作品。双葉社の月刊漫画雑誌『コミックハイ!』にて連載されていたストーリー形式のファンタジー漫画である。双葉社月刊『コミックハイ!』にて、2006年8月22日発売の第17号(同9月号)より連載開始、2008年4月22日発売の第37号(同5月号)をもって完結した。全21話、全3巻。魔法使い専門の全寮制学園に転校して来た16歳の少女・暁と、彼女を取り巻く魔法使いたちの姿を描くストーリー漫画。基本的に学園及び寮における出来事を中心に描く学園漫画であり、また魔法少女漫画でもある。登場人物にはそれぞれ好意を持つ相手が居るが恋愛感情における両想いの関係がいずれも成立しておらず、中には女生徒に好意を向けている女生徒も居て、登場人物間に幾重にも存在する奇妙な三角関係を描くラブコメディ作品でもある。なお、こうした傾向の漫画にありがちな能力バトル漫画としての側面は無く、また帯書きなどに「百合」との表記が見られるが先述の様に「同性に好意を示す」程度のもので性描写などは無い。サブタイトル表記は、毎回「 - (する)魔女」。この魔女とは主人公の暁を指す場合が多く、概ねその回の彼女の特徴的な行動を表現した言葉になっている。後述の様に舞台となる学園や、登場人物たちが行使する魔法について、やや変わった設定が用いられている。魔法使いばかりが通う天星学園に、極めて異例の転校生が来た。名前は桜田暁、最初は魔法力を制限される「拘束具」と呼ばれる異様な鎧を纏っていたが、それを纏ってさえ強力な電撃を操る転校生は、鎧を外されると意外にも小柄な少女だった。明るく食いしん坊な暁は、世話好きな委員長・時子や彼女らを取り巻く智、夜、秋也、ロベルトといった先輩たちと共に、今日も恋に勉強に勤しんでいる。この漫画の舞台となる天星学園(てんせいがくえん)は、日本国に属する孤島に建つ全寮制の学園である。この世界の日本では古来より「魔法使い」が日常的に潜在しており、社会のいたるところで陰ながら人々を助け生活を営んでいる。一方で彼らはその能力を悪用される恐れもあるため、未成年者は政府により天星学園への入学を義務付けられている。これは表向き「保護」という名目だが、原則的に外部との通交が許されず、それを破ると地下独房に入れられるなど自由を大きく制限された環境にあるため、生徒らには彼らを隔離し集中管理する施設であると認識されており、「監獄」などと呼ばれている。この漫画における魔法使いは、あらゆる超常現象を自在に引き起こす類のものではなく、1人につき原則1つの不可思議な超能力を持つ存在として描かれている。また彼らが行使する「魔法」の大きさも天変地異を招くといった大規模なものではなく、自分自身や特定の相手にのみ効果があるといった小規模なものである。双葉社「アクションコミックス コミックハイ!ブランド」より刊行されている。
出典:wikipedia
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