「おしりかじり虫」(おしりかじりむし)はNHKの歌番組『みんなのうた』で2005年から放送されている楽曲、およびその楽曲の歌手名義、曲中に登場するキャラクターの名称である。『ウゴウゴルーガ』(フジテレビ系)の「しかと」、『えいごリアン』(NHK)の「カプセル侍」、『びっくりマウス』(SCE)などを制作し、経済産業省認定「スーパークリエータ」の称号を持つうるまでるびが原案・監督・作詞・作曲・アニメーションを担当して制作されたオリジナル楽曲である。共同作曲・編曲はシンセサイザー奏者である松前公高。唄はボイスチェンジャーが使用されているが、うるまでるび、松前公高と他の計5名で担当している。キャラクターの振付は南流石。放送が開始されると幼稚園児や小学校低学年の子供達を中心に話題を集め、その後、子供達の母親や若い女性などにも注目されるようになり、『みんなのうた』携帯電話着メロダウンロード配信件数は1万1000件を超え、宇多田ヒカルの『ぼくはくま』の記録を更新し同サービス最多の人気となった。CDの発売・販売元はアミューズソフトエンタテインメントで、2007年7月27日に特典DVD付きのスペシャルCDとシングルCDが同時発売された。キャッチコピーは"「おしりとおしりでおしり合い」日本を元気にする脳天気ヒップポップソング!"(ヒップホップの駄洒落)。また、絵本も発売された。『みんなのうた』では通常同じ曲を2か月程度で放送終了するが、好評を受けて、NHKは『おしりかじり虫』の放送期間を延長することを発表している。2007年9月時点で『おしりかじり虫』のCD出荷枚数は22万枚、着うたダウンロード件数は40万件。2007年9月28日から、タイトーのクレーンゲームの景品として『おしりかじり虫』が登場した。2007年10月12日深夜放送の『MUSIC JAPAN』で『おしりかじり虫』が『みんなのうた』以外の歌番組としては初めて披露された。2007年11月1日の『うたばん』(TBS系列)で民放初出演を果たす。『1億3000万人が選ぶ!ベストアーティスト』(NTV系列)でも披露された。週刊現代が2007年12月15日号でおしりかじり虫のパクリ疑惑を報じたが、当事者間はもちろん、市井においても特段問題とされなかった。2007年11月12日からはNHK総合テレビまたは教育テレビで、全国の幼稚園や保育所で子供たちと一緒に踊る模様を放送する1分から2分のミニ番組『おしりかじり虫と踊ろう!』が放送されている。共演は、振付を担当した南流石と、“旅の友だち”の「モロちゃん」(茂呂真紀子)。2007年11月20日に大阪フェスティバルホールで行われたベストヒット歌謡祭(読売テレビ)新人賞を受賞し、おしりかじり虫の着ぐるみと南流石が出演した(テレビ放送は11月26日)。2007年12月31日放送の第58回NHK紅白歌合戦への“出場”も期待されていたが、正式な歌手としての出場は果たせなかった。しかし、紅白のコーナー企画で、おしりかじり虫の着ぐるみとタカアンドトシが出演し、子供たちのバックコーラスで「おしりかじり虫」を合唱した。2008年4月10日に「おしりかじり虫のリズムレッスンDS」と称してニンテンドーDSでゲーム化。DSのタッチスクリーンに表示される楽器を使い、リズムをとりながらタイミングよくタッチすることでゲームを楽しむ。簡単なリズムから、音楽ジャンルに応じた乗りの良いリズムまで細かいレベル分けがあり、ゲームを通じて音楽に必要な感覚を自然と身に付けることができる。プレイ人数は1人。2012年には、5年ぶりとなるシリーズ第2弾となる「おしりの山はエベレスト」が4月25日に発売されることになった。「おしりの山はエベレスト」は、4月と5月にみんなのうたで放送された。またこれにともない、『おしりかじり虫』も「みんなのうたお楽しみ枠」内で放送された。世知辛い現代の日本を「お節介」によって元気にしようと奮闘する妖精・おしりかじり虫が老若男女あらゆる人々のおしりに次々かじりつき、笑顔にしていく様子が描かれる。おしりかじり虫本人は気づいていないが、お尻をかじられた人々はなぜか元気になるという効能がある。都会の人のお尻は苦くて性に合わないらしく、かじった後スクランブル交差点の中央で倒れてしまうが、和室(自室であるかは不明。脇のちゃぶ台には「人生まるかじり」というタイトルの、愛読書とおぼしき本が置かれている)に敷かれた布団で寝込んでの治療・療養、滝行、書道による精神的修行などを経て復活する。タイトルの「おしりかじり虫」をリフレインし、「超いい感じ」などの若者言葉を歌詞の一部に取り入れている。『みんなのうた』で放送されたのは2分20秒のショート・バージョンで、他に3分30秒のディレクターズカット版がある。『みんなのうた』で、おしりかじり虫として描かれている登場キャラクターは、主人公であるおしりかじり虫18世、バックダンサーかじりGALS、おしりかじり虫18世のチチ・ハハ(回想)がおり、いずれも2頭身キャラクターである。また、うるまでるび作の6歳のおしりかじり虫18世を描いた絵本(「かじりのがっこう」、「だいすきプリン」)では、おしりかじり虫18世のおじいちゃん、6歳当時通った大阪のおしりかじりがっこうの先生、友人達など、複数のかじり虫のキャラクター(いずれも2頭身キャラクター)の存在が確認できる。おしりかじり虫18世が6歳の時、チチ、ハハは大阪で人々のおしりをかじって元気・幸福にするかじり稼業、「かじりや」を開業している。おしりかじり虫の世界では、8歳になって学校を卒業するまではお尻をかじるのは禁じられている。おしりかじり虫18世が8歳となっているアニメーションの中では、その「かじりや」を18世がはっぴを着て経営、営業もしくは手伝いをしているシーンがある。以下の設定は主にアミューズソフトエンタテインメント公式サイトより引用。『アニメ おしりかじり虫』のタイトルで、2012年10月よりNHK BSプレミアムにて放送された。第2シリーズは2013年9月より、第3シリーズは2014年10月より放送。第4シリーズが2015年10月より放送中。また2013年4月7日よりNHK Eテレにて第1シリーズを放送している。ちなみにアニメ内では「おしりかじり虫」はおしりをかじられた時の挿入歌で登場するが、「おしりの山はエベレスト」は替え歌としてのみの登場である。2012年10月7日から2013年9月15日までBSプレミアムで日曜午後5時30分-5時59分放送の、ミニアニメ『アニメおしりかじり虫』のほか、『ぼくチロ!』『うっかりペネロペ』『なぜ? どうして? がおがおぶーっ!』『リタとナントカ』を放送。おしりかじり虫18世(18代目おしりかじり虫)声: 金田朋子オシーリオ(演:片岡 大河/声:夏日凜子)カジリエッタ(演:柳町夏花/声:雪乃さやか)
出典:wikipedia
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