『天国に一番近い男』(てんごくにいちばんちかいおとこ 英:"heaven cannot wait")は、毎週金曜日21:00 - 21:54に、TBS系で放送された日本のテレビドラマ。主演は松岡昌宏(TOKIO)と陣内孝則。MONOカンパニー編が1999年1月8日から3月19日まで、教師編が2001年4月13日から6月29日まで放送された。作品当初は、(MONOカンパニー編)全11回とスペシャルが2回放送されていたが、2001年には主役と一部のキャスト以外はキャストを一新した(教師編)全12回が放送されている。両シリーズとも放送終了から9年目の2010年にDVDが発売されるまでDVD化されていなかった。生きる価値もないような主人公が、突然目の前に現れた「天使」を名乗る謎の男と共に、神が課すという「命題」を達成することで生きる意味のある人間へと変わっていく成長劇。基本的に命題一つが一話に対応する一話完結型のストーリーであり、ドラマの放映日と命題の期日を一致させることでドラマと現実世界に繋がりを持たせている。1999年1月期から放送された「MONOカンパニー編」と2001年4月期から放送された「教師編」は共に松岡昌宏と陣内孝則主演であり、他にも袴田吉彦・渡辺いっけい・北村総一朗の3人(ゲスト出演者だけでも山西惇を含めた4人)の出演俳優が共通しているが、同一人物であるのは陣内演じる天童世死見だけとなっており、松岡と他の俳優は別の人物として登場する。この2作品は表現も大きく異なり、「MONOカンパニー編」がコメディ主体であったのに対し、「教師編」ではそういった要素がほとんど廃されており、メインキャラクターである天童世死見の性格にもそれが表れている。この作品で最も重要なキーワード。数学で言う命題とは違い、「命」を賭けた課「題」の意味である。毎週金曜日(時刻は固定されていない)を期日とする特定数の命題を全て達成できなければ、その人物は「生きる意味がない」と判断され即座に死んでしまう。複数の命題が課される場合は毎週1つずつ達成することになるのが基本だが、ルール違反などに対して命題を追加するといった特例が行われる場合がある。また、他人の命題を見た者にも別の命題が課せられると言った決まりがある。命題は、基本的に「xxxx年xx月xx日午前(午後)xx時までにxxxxxできなかったら即死亡」という文章形式を取る。基本的にMONOカンパニー編では封筒に入った手紙の形で謎の人物(天童曰く、神)が届けに来る。教師編ではテレビなどの媒介物を通す形で通知される。いつ通知されるかは受け取るその時まで分からず、場合によっては期限の約1時間前まで通知されないといったこともある。主人公たちは(最初のパターンの場合)いつもギリギリでクリアするが、その時「もし命題をクリアしていなかったら死んでいた」という事態が発生するため、命題の力が本物である事を思い知らされる。上京したはいいが、大学受験の失敗から勉強を諦めて就職もせずその日暮らしの投げやりな毎日を送っていた主人公・甘粕四郎。何もかもを諦めて実家に帰ろうとした四郎のもとに、「天使」を名乗る男・天童世死見が現れ、四郎に「命題」をクリアできなければ死ぬと宣告する。親友・中津川麻人の紹介で通販会社「MONOカンパニー」に就職した四郎は、天童や会社の同僚とともに数々の命題を乗り越えてゆく。一生懸命生きるとはどういう事かをコメディータッチで描く、甘粕四郎の成長劇。全11回、平均視聴率13.4%。番組終了後、スペシャルが2回放送された。父の影響で弁護士を目指すも挫折し、何の夢も持たないまま、私立高校「有栖川学園」の教師として就職した主人公・隠岐之島和也。彼は何事もうまくいかずつらくなると、それをすぐに途中で辞めてしまう「リセット人間」である。そんな和也の前に、天使を名乗る天童世死見が現われ、死を宣告される。それと同時に、和也の生徒の藤堂あゆみが不穏な動きを見せる…。全12回、平均視聴率13.2%。ハイビジョン制作。MONOカンパニー編と区別するために、ビデオ化の際に「教師編」のタイトルが付けられた。「MONOカンパニー編」と違い、シリアスな作りになっているのが特徴。前作との繋がりは特に無いが、最終回では天童の正体が明かされ、シリーズ全体を締めるラストとなっている。
出典:wikipedia
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