ウィリアム・ジェイムズ・サーホフ（William James Surhoff, 1964年8月4日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブロンクス出身の元プロ野球選手(外野手・捕手・三塁手)。父のディック・サーホフは元NBA選手。2歳上の実兄リッチ・サーホフは元MLB選手。甥のブライアン・モランは、シアトル・マリナーズの傘下に所属しており、コリン・モランは、ヒューストン・アストロズの傘下AAのコーパスクリスティ・フックスに所属している。1982年のMLBドラフトで地元ニューヨーク・ヤンキースから5巡目に指名を受けるが契約せず、ノースカロライナ大学チャペルヒル校に進学。ロサンゼルスオリンピックにアメリカ代表として出場し銀メダルを獲得した。1985年のMLBドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから1巡目（全体1位）に指名を受け入団。捕手としてプレイし、同年A級で打率.332、はAAA級ヴァンクーヴァー・カナディアンズで打率.308を記録。は開幕メジャー入りを果たし、4月8日のボストン・レッドソックス戦でデビュー。同年は115試合に出場して打率.299・7本塁打・68打点・11盗塁を記録。翌には打率.245・5本塁打・38打点だが21盗塁と捕手にしては快足ぶりを発揮。打撃を生かして徐々に捕手以外でのポジションでの出場が増え、以後は三塁、のちに外野に転向。に打率.320を記録し、初の2ケタ本塁打（13本）を記録。シーズン終了後優勝できるチームを希望し、ボルチモア・オリオールズへ3年契約でフリーエージェント(FA)で移籍。以後は、捕手としての出場はなかった。には143試合に出場して打率.292、21本塁打、82打点の成績を残し、オフに日米野球で来日。3年契約を満了し、12月に4年総額1,850万ドルで契約延長。は開幕直後にウィル・クラークに代わり3番打者として起用され、初のオールスターゲーム出場を果たす。全162試合に出場し、球団史上最多のシーズン673打数で207安打、104得点、28本塁打、107打点、打率.308と軒並み自己最高の記録。シーズン途中の7月31日にアトランタ・ブレーブスにトレード移籍するが、この頃から成績が下降し、には25試合の出場に終わって、解雇された。にオリオールズに復帰し、3シーズンプレイして、限りで現役を引退した。にオリオールズの殿堂入りを果たした。

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