富山(とみさん)は、千葉県南房総市にある山である。房総丘陵の山の一つである。2つの峰からなる双耳峰で、標高は北峰(金毘羅峰)が349m、南峰(観音峰)342.0m。北峰には三角点と金比羅神社、そして「十一州一覧台」という展望台があり、南峰には観音堂がある。周囲一帯は「県立富山自然公園」に指定されている。「富山(とみさん)」という地名は、房総を開拓した天富命(あめのとみのみこと)に由来すると言われている。旧富山町の名は、この山の訓読みから来ている。曲亭馬琴の伝奇小説『南総里見八犬伝』の重要な舞台になった山であるが、作品中では「とやま」と呼ばれている。この物語の発端部において、里見家の伏姫と犬の八房は富山に籠って暮らし、そこで伏姫が八房の気を受けて身籠った。また、物語の結末部では、隠居した八犬士がこの山に入り、仙人となっている。伏姫と八房が住んでいたとされる「伏姫籠窟」という洞穴が、山中の西面の林道沿いにある。また、北峰南側の展望台に「里見八犬士終焉の地」の標柱がある。※3.のルートは、北峰と南峰の鞍部まで舗装林道が通じており、車で登ることもできる。どのルートも、登り2時間、下り1時間30分で行ける。
出典:wikipedia
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