宇野 哲人（うの てつと、明治8年（1875年）11月15日 - 昭和49年（1974年）2月19日）は儒学者で、東洋学の開拓者の一人。東京大学名誉教授。東方文化学院院長、実践女子大学学長、東方学会理事長・会長などを歴任。浩宮の命名者でもある。熊本市出身、東京帝国大学卒業。明治40年（1907年）前後に清朝末期（中国大陸）に留学し次いでドイツに留学、知見を得た西洋哲学の手法で中国哲学を読み解き講義著述した。東京帝国大学の支那哲学講座の教授を務めた。多くの辞典を編纂した。特に三省堂の初期の漢和辞典編纂者の一人である。宇野の後は長澤規矩也が引き継いだ。長男が宇野精一、三男が貫達人、四男が宇野義方、五男が宇野健吾（経済学、筑波大名誉教授、1922-　）。長女の夫が阪大名誉教授・東洋史・桑田六郎（1894-1987）、次女の夫が篠原健一・元早大教授・物理学者（1905-）、三女の夫が安藤良雄（経済学、東大名誉教授、成城大学長（1917-85）。

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