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魔界水滸伝

『魔界水滸伝』(まかいすいこでん)は、栗本薫による伝奇SF小説。H・P・ラヴクラフトの創造したクトゥルー神話のモチーフを取り入れ、地球を侵略しようとするクトゥルーの神々と、それを阻止しようとする神州・日本を中心とする地球古来の神々との闘い、そして神々の圧倒的な力の前に滅びて行こうとする人類の危難を描いた大河小説。題名に見える『水滸伝』にあやかり、百八の星を背負う神々、人々が集結し、クトゥルーの邪神の侵略に対抗していくさまが描かれている。『野性時代』1981年9~10月号に連載され、同年11月にカドカワノベルズ(角川書店)より刊行された第1巻を皮切りとして順調に巻数を重ね、1991年6月刊行の第20巻をもって完結。前半11巻が第一部「魔界誕生編」、後半9巻が第二部「地球聖戦編」とされる。また、外伝として『白銀の神話』全4巻が刊行されている。これらはのちに角川文庫からも刊行された。正伝はハルキ文庫からも刊行されている。1995年3月からは、「銀河聖戦編」として、続編『新・魔界水滸伝』の刊行が始まり、4巻まで角川文庫から刊行され栗本の逝去により未完となっている。発表形態としては、『野性時代』に連載もしくは一挙掲載されたのちに、カドカワノベルズから刊行されていた。ただし、外伝『白銀の神話』最終巻のみは、カドカワノベルズから書下ろしとして刊行された。カドカワノベルズ版および角川文庫版の表紙、口絵、挿絵は 永井豪、ハルキ文庫版の挿画はもりおかしんいちが手がけている。198X年の夏、夜ごと繰り返される奇妙な悪夢に襲われる人々がいた。その人々、私大生・伊吹涼、女子大生・白鳥夏姫、華族の末裔・藤原華子は、銀座の小さな画廊に集められた。画廊の主人・結城大和とその妹・伽耶子と出会った彼らは、古来より神州・日本に住まってきた神々・先住者の末裔として、次々と覚醒していく。そこで彼らが目にしたのは、狂気の天才画家・葛城繁の残した怪奇な数枚の絵。それはクトゥルーの邪神による地球侵略の開始を告げる、予言の絵であった。先住者の末裔たちは、その侵略から地球を守るべく画廊に集結し、覚醒を促されたのだ。だが、その中でただひとり覚醒しない人物がいた。それは《火の民》伊吹一族の末裔であるはずの伊吹涼であった。いぶかる周囲の先住者に、《山の民》の長老・許斐老人は驚くべき事実を告げる。伊吹涼は《火の民》の血を引いていないというのだ。彼の名「涼」に見える、本来、火とは相いれないはずの部首「氵」こそが、彼が《火の民》の血を引いていない証拠であったのだ。先住者たちに囲まれ、怯える涼の前に、突如、おぞましいクトゥルーの邪神ツァトゥグァが出現する。数日後、その体験から、半ば精神に狂いを生じた涼のもとを、ルポライター・安西雄介が訪れた。実は、涼が口走る「葛城繁」という名に、雄介は強い関心を抱いていた。葛城繁は、雄介が恋い焦がれる貴婦人・葛城秌子の叔父にあたり、その死は何か人間でないものに殺されたとしか思えない、奇怪にして残忍なものであったというのだ。涼とともに銀座の画廊を訪れた雄介は、画廊がすでになく、そこが平凡な事務所になっていることを知った。だが、その事務所に足を踏み入れたとたん、雄介はそこが魚のような風貌の人間-インスマウス人の巣窟となっていることを目の当たりにした。それをきっかけとして、本格的に調査を開始した雄介は、涼に聞いた風体から藤原華子の正体をつきとめ、涼とともにその屋敷へと向かった。身分を偽り、首尾よく屋敷内に潜入した二人を恐怖が襲った。オカルトに狂った華子の父・隆道が呼び出したツァトゥグァが再び出現し、屋敷の住人をことごとく殺し始めたのだ。ツァトゥグァのあぎとから逃れ、かろうじて屋敷を脱出した雄介と涼の目の前で、藤原家の屋敷は火に包まれ、焼け落ちていった。そして、人々の生活の中に、徐々に魔の気配がその濃さを増し、恐るべき侵略がじわりと始まっていく。(以上、第二巻冒頭部まで)本作品を題材としたイメージアルバムが発売されている。ハードロックと弦楽器、邦楽を組み合わせた、やや前衛的な曲を主体として構成されている。著者の栗本薫も作曲、作詞、演奏に参加している。ストーリーに直接の関連はないが、「イロン写本」、「大導師アグリッパ」など、『グイン・サーガ』に登場するアイテムや人物の名が作中に登場する。また、物語終盤で登場するクトゥルー邪神アザトートは、手足のない一つ目の赤ん坊のような形態であると描写されており、その姿は『グイン・サーガ』にしばしば登場する謎の生命体のものと共通する。『グイン・サーガ外伝』には、太古の神々たるク・ス=ルーの神々の一神としてラン=テゴスの名が登場し、またクトゥルーを思わせるク・スルフと名乗る生命体が現れている。

出典:wikipedia

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