ボデー・アライメントは、自動車の車体構造(内板骨格)及び外装パネル(外板)の歪み具合のことで、それらの修正を指すこともある。ボデー・アライメント(車体修正、ボデー修正ともいう)の確認は、骨格寸法を測定し、カーメーカーのボデー寸法図データ通りに復元できているかどうかで確認する。ただし、測定方式によっては独自の寸法データを持つ場合もある。計測機器はボデー修正装置に付属しているものが多く、計測可能範囲もアンダーボデーが中心である。それ以外に、部分的に長さを図るツールとしてトラムゲージがある。左右比較や対角測定、部品の現物合わせだけでボデー修正していた時代もあったが、カーメーカーのボデー寸法図又はジグ式専用のボデー寸法図を見ながら、ボデーを復元していくようになったことで、計測についての重要性が増している。現状、計測なしにボデー修理復元はできない。目視の左右比較や対角の確認、現物合わせは、それを補うためのものとなっている。計測の基本は、まず水平でフラットな計測基準面があり、そこから縦・横・高さで基準点が示されていること。計測は、修理にかかる前、作業中、作業終了後に行う。ボデー・アライメント計測装置には、いろいろな種類がある。機械的に目視で数値を読むものからITの進歩でコンピュータが自動計算するものまである。共通しているのは、アンダーボデーを中心に計測するだけでなく全体も計測することが出来る点である。それぞれ読み取りと、その後の処理の仕方に工夫がある。ただし、計測だけにかかわらず車体修理では人間の手による細かい作業が多く、今後も目視がなくなることはない。
出典:wikipedia
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