広野火力発電所(ひろのかりょくはつでんしょ)は、福島県双葉郡広野町大字下北迫字二ッ沼58にある東京電力の石油・石炭火力発電所。1980年4月に1号機が運転を開始、4号機までが建設された。その後、1999年8月に燃料を石炭に変更した5、6号機の増設が決定され、5号機が2004年7月に、6号機が2013年12月3日にそれぞれ運転を開始した。東京電力の火力発電所としては唯一の供給エリア外立地発電所である。これは磐城沖ガス田から供給される天然ガスの存在を前提に建設されたためで、同所が生産したガスの全量を発電用に使用していた。なお、磐城沖ガス田は2007年7月をもって生産を終了し、石油と天然ガスを混焼していた3、4号機は石油専焼となった。2014年5月15日、東京電力は、福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画として、当発電所構内に世界最新鋭の大型石炭ガス化複合発電(IGCC)設備を建設する計画を発表した。一方で1号機については、2016年4月1日より長期計画停止となった。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災。当時運転中だった2、4号機が停止した。その後の大津波によって、タービン建屋など構内広範囲にわたって浸水しがれきが散乱するなどして、地震発生時停止していた1、3、5号機を含む全機が運転できない状態に陥った。施設は福島第二原発の10km圏内、および福島第一原発の30km圏内に位置しているが、4月21日に福島第二原子力発電所の避難区域が10km圏内から8km圏内に縮小し、翌22日に広野町全域が「緊急時避難準備区域」へと変更されたため、避難区域から外れた(同年9月30日に解除された)。損壊が少ない設備から着工し復旧作業を行った結果、まず5号機が2011年6月15日に運転を再開した。その後も順次復旧作業を進め、7月16日に再開した3号機を最後に全機の運転が再開した>。
出典:wikipedia
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