ポーキー・ミンチ(Pokey Minch または Porky Minch) は、任天堂から発売されたコンピューターRPG、『MOTHER』シリーズに登場する架空の人物。ポーキー・ミンチは、コンピュータRPG『MOTHER2 ギーグの逆襲』と『MOTHER3』(以下、『2』『3』と表記)に登場するキャラクター。太った体型で、金髪の前髪で目元が隠れている少年。『2』の序盤ではイーグルランドの田舎町オネットに住んでいる。『2』の主人公ネスとは家が隣同士。親族に、父親のアンブラミ・ミンチ、母親のラードナ・ミンチ、弟のピッキー・ミンチがいる。ドアのノックの仕方が下品。ネスの好きな食べ物は大嫌い。意地悪な性格で、出会った人々からは「ふとったガキ」「いけすかないデブ」などと呼ばれる。ネスと同行時の戦闘では、ネスを盾にしたり、泣き真似をしたり、死んだふりをしたりする。上記のような子供特有の意地の悪い性格は、物語が進むにつれて次第に幼児性と暴力性が強まり、『3』に登場する際にはそれらが極地に達している。物語の序盤では、家の裏山に落下した隕石を弟のピッキーと見に行くものの怖気づいて逃げ帰り、ネスを連れて再び隕石の元へ向かう。ネスが冒険へ旅立った後は、ハッピーハッピー教の教祖・カーペインターや大都市フォーサイドの実力者・モノトリーに取り入り地位を得ようとするが、ネスや仲間たちによって彼らが正気に戻り、目論みは失敗に終わる。その後、モノトリー所有のヘリコプターを操縦して逃亡、物語の中盤以降は姿を見せないが、南国リゾート地・サマーズや砂漠の町・スカラビ、密林地帯の「魔境」で痕跡を残す。物語の終盤では、高度な技術力を持つ種族「どせいさん」が作成した時空間転移装置「スペーストンネル」を強奪し、地球征服を企む宇宙人・ギーグが根城とする過去の世界「過去の最底国」へ向かう。後を追って過去の最底国にやってきたネス一行に対し、重装備で身を固めギーグと結託して迎え撃つが、戦いの末にギーグが敗れると、逃げ口上を残してその場から消える。その後、送付元は不明だが、冒険を終えて自宅へ帰ったネス宛てに手紙を送る。『2』の最終決戦でネスたちに敗れて逃走した後、時空間転移装置を用いて様々な時代と空間を訪れる。しかし、その捻くれた性格ゆえにどの時代のどの人間からも相手にされることはなかった。そうした中、時空間の転移を繰り返したことで年齢の重ね方に異常をきたし子供の心を残したまま肉体が老衰、ついには、自力では動けないながらも不死の存在となった。迷走の末、時代と空間を超越した孤島「ノーウェア島」に辿り着く。そこで自らを長とする都市「ニューポークシティ」を創り上げると、島の住人の洗脳や動物たちの「改造」を実行、島に生きる者の命や尊厳を玩具のように扱い、自らの遊戯欲を満たしていった。しかし、そうした禁忌にすら飽きてしまうと、終いには自分以外の全ての滅亡を望むようになる。側近の話により、目覚めさせた者の心を反映するという「闇のドラゴン」が島の地下深くに封印されていることを知ると、その封印を解くために配下の「仮面の男」を仕向けて野望完遂を目論む。その野望を阻止すべく『3』の主人公・リュカとその仲間たちが現れると巨大な装置に乗って応戦し、戦いの末にその装置がリュカたちによって破壊されると、今度は外部からのいかなる攻撃も防ぐという装置「ぜったいあんぜんカプセル」の中に逃げ込む。しかしそれは、一度入ると二度と出られないという安全装置であった。初めは脱出を試みるも次第に諦めの境地に達し、その後に迎える世界の終末を越えてもなお、閉ざされた空間の中で永遠に生き続けることとなった。モードの1つ「亜空の使者」にてボスとして登場。姿は『MOTHER3』のもの。同じ『3』の、少年期ポーキーを模した像「キングの像」もロボットとなって登場している。小説版『MOTHER2 ギーグの逆襲』(久美沙織・著 新潮文庫 1994年)では、物語の序盤で隕石と共に地球に落ちて来た宇宙人・ギーグと融合し、その後ゲーム本編のようにネス達の冒険を妨害する。幼い頃はネス達のよき兄貴分だったが、入学後に上級生にいじめられていた所を目撃したネスに見て見ぬ振りをされたことが性格を歪ませる一因となった(ネスはその時ポーキーを助けなかった事に負い目を感じている)。物語の後半では体が肥大化して巨大な脂肪の塊のような姿となり、宇宙人たちに指令を送る。最終決戦の際にはギーグと完全に融合してネス達に襲い掛かり、戦いの末にネスの手によって葬られる。その後、ネス達がギーグを倒したことにより世界が新しく書き換えられ、「ネスの兄」として復活する。以前とは性格が一変し、さわやかで弟妹想いな好青年になっている。
出典:wikipedia
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