宗教番組(しゅうきょうばんぐみ)は、宗教を主題に置く番組。ここでは、特定の宗教団体が、自らの布教目的で放送するものを主に扱う。布教番組は、放送枠買い取り・持ち込みが殆どを占め、教義上の理由(朝のお務め等)と費用面の理由から、廉価な早朝・深夜に主に放送されている。多チャンネル化が著しいテレビ放送では、BSデジタル放送・CS放送とCATVが、廉価に全国放送可能なメディアとして注目され、インターネットと共に有力な布教手段として多用される傾向にある。宗教団体が自らの専用放送局を所有する例は、外国には例が多いが(後述)、日本では見られない(文化放送の成立経緯参照)。単一の宗教団体で箱番組を維持するには多費を要するため、複数の団体が共同で1つの枠を買い取って輪番制で用いたり、また放送局・財界の理解と支援によって、同様に超宗派の時間枠を廉価に、或いは無償提供される場合がある。以下に例挙する。キリスト教信者が多い国においては、ラジオ局自体がキリスト教の宗教放送専門放送局の場合があり、よく「クリスチャン・ラジオ」「バイブル・ラジオ」と呼ばれる。これらの局においては、ほぼ1日中話題は聖書にちなんだ話題が選ばれ、音楽はゴスペルや賛美歌などが選曲される。もっとも、一般視聴者へ向けて大衆的な番組が放送される場合もある。世界的にラジオ局を有するFEBCやアンデスの声を始め、欧米には中波・短波やFMによるクリスチャン・ラジオが多い。韓国では基督教放送がラジオ及び衛星放送で放送され、仏教放送や圓音放送のような仏教系のラジオ局もある。アメリカ合衆国など、国によっては「映像布教」として、宗教専門テレビ局があり「テレビ伝道師」が聖書の教えを説いており、ラジオと同様に説教が映像で配信される。衛星放送が普及した現在では、国内のみならず海外での布教を目的に、複数の放送衛星を通じて、世界で視聴できるようにしている放送局もある。アメリカの場合は、宗教放送局が「布教目的の宗教法人」として、放送局に対する租税が免除されている。宗教放送局の経営は、信者の献金で運営している。ちなみに初期の文化放送は、カトリック修道院(聖パウロ修道会)が、布教を目的に開局を申請した局であったが、日本では宗教放送専門放送局が認められず、宗教色を薄めてようやく認可された経緯がある。2006年7月24日に港区浜松町に移転するまで使用された新宿区四谷(若葉)の本社社屋が特徴的な形をしているのは、教会施設(教会堂)を改修して転用されたため。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。