『神様のパズル』(かみさまのパズル)は、機本伸司によるSF小説。また、これを原作とした漫画、日本映画。2002年11月に角川春樹事務所から単行本、2006年5月に同社からハルキ文庫版が出版された。単行本・文庫本表紙イラストは共にD.K。第3回小松左京賞受賞作である。スピンオフ作品に『神様のパラドックス』(2008年)がある。また、続編として『穂瑞沙羅華の課外活動』シリーズがあり、4作が刊行されている。履修単位を落とし、卒業が危ぶまれる大学生・綿貫は、受講ゼミの教授からとある「お願い」をされてしまう。そのお願いとは、天才と謳われた不登校の少女・穂瑞沙羅華をゼミに参加させて欲しいというものだった。説得は無理かと思われたが、ひょんなことから生まれた疑問「宇宙は人間に作れるのか?」を投げかけたところ、彼女はゼミに姿を現した。そして綿貫は、彼女と共に宇宙が人間に作れることをゼミで証明する羽目になってしまう。内田征宏の作画で漫画化された。2007年9月11日よりYahoo!コミック内「FlexComixブラッド」で連載を開始し、2008年6月より「FlexComixネクスト」へ移籍して、2010年9月14日掲載分で終了した。単行本はFlex Comixレーベルから全4巻で、第3巻まではソフトバンククリエイティブから、第4巻はほるぷ出版から刊行されている。2008年6月7日公開。角川春樹事務所製作映画が東映配給で公開されるのは、『男たちの大和/YAMATO』以来2年半ぶりとなる。2006年にゲーム化とともに映画化が発表された。2007年8月22日にクランクインし、神戸大学六甲台本館(登録有形文化財)、京都府、茨城県三の丸庁舎、SPring-8、高エネルギー加速器研究機構などでロケが行われ、同年10月末にクランクアップした。本篇のDVDは2008年11月21日発売。原作とは違い、綿貫基一には双子の弟・喜一がいて、基一は弟の代わりに大学のゼミに出席するニセ学生という設定となっており、基一役の市原は双子の2役を1人で演じる。また、メインキャラクターから保積が外れ、白鳥が加わった。その他にも、原作にはない設定やエピソードが多数加えられている。例えば、穂瑞がカーネギーメロン大学出身となっていたり、電力グリッドをハッキングしたりというエピソードは、穂瑞のキャラづくりのモデルともなったとされる監修の苫米地英人がカーネギーメロン出身である事が影響したと思われる。2006年に角川春樹事務所とエイベックスにより開催された女優オーディションでは、同オーディションの審査員特別賞受賞者が本作品の主演・主題歌を務めると告知されていた。しかし審査の結果、特別賞は「該当者なし」とされ、急遽設けられた審査員賞を下宮里穂子が受賞した。そのため、2007年には谷村美月がヒロイン・穂瑞沙羅華を、主人公・綿貫基一を市原隼人が演じる内容で製作発表が行われた。なお、下宮の本作品への参加は発表されていない。
出典:wikipedia
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