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オーウェン・マシンカービン

オーウェン・マシンカービン(Owen Machine Carbine/Owen Gun)とは、オーストラリアで開発された短機関銃である。オーウェン・マシンカービンの特長はその特異な外観にある。銃身の上部という型破りな位置に装着される弾倉、水道管に銃床やグリップを付けたかのような姿など、他の銃と見分けるのは容易である。作動方式にはシンプルブローバック方式・オープンボルト撃発という当時の標準的な機構を採用していた。第二次世界大戦ではオーストラリアなど数ヶ国で使用されたほか、朝鮮戦争やベトナム戦争でも使われた。テストでも示された耐久力の高さは前線で戦うオーストラリア兵の信頼を掴み、単純な部品構成によって分解清掃も容易であった。第一次世界大戦で登場した新兵器である短機関銃には各国が関心を寄せ、戦間期には様々な短機関銃が開発された。オーストラリアに於いてこの種の銃に興味を持ち、その開発に力を注いだ人物がであった。幼い頃から銃器に興味を持ち、家族の友人の下で旋盤加工を学んだ彼は1931年に短機関銃の製作を開始し、7年後の1938年に完成させた。翌1939年7月24日に彼は試作銃をシドニーのビクトリア・バラックス(オーストラリア陸軍本部)に運び、テストを受けた。試作銃は22口径ライフルを元に設計され、.22LR弾を44発収めるドラム型弾倉を装備していた。また銃床の握り部分上部にばね板状の押し金が設置されていた。試験に当たった軍関係者は特異な構造や威力不足を理由に不採用を告げた。しかしオーウェンは試作銃はあくまでテスト用であり、実際はより口径の大きな弾丸を使用すると述べた。結局この時点ではオーストラリア軍は短機関銃の価値を理解せず、またオーウェン自身も第二次世界大戦の勃発を受けて翌1940年5月に軍に入隊した。この年、彼はより実用的な試作銃を製作した。この銃はより強力な.32ACP弾を使用し、また2つのピストル型グリップを備えていた。また弾倉は33発入りの箱型弾倉に改められ、これを銃身の左に装着した。オーウェンの部隊は中東に派遣されることになったが、彼はその前に銃を直接売り込むことにした。彼は故郷のウロンゴンにあるホテルのパブの主人の娘と知り合いであったため、鉄鋼業で知られるジョン・ライサート製造所のポート・ケンブラ工場にて工場長を務めるヴィンセント=ワーデルが毎週金曜日の夜にパブに来ることを知った。彼は主人に頼み、ワーデルに彼の銃を見せることに成功した。ワーデルは銃のシンプルさに興味を示し、オーウェンを陸軍発明局(,AIB)に転属させるよう取り計らった。翌1941年に彼はAIBに配属された。AIBに入ったオーウェンはさっそく銃の改良に取り掛かった。試作された銃は上部にドラム型弾倉を備えていたが、後に箱型弾倉に改められた。試作銃は.380ACP弾、9mmパラベラム弾、.45ACP弾を使用する3種類が作られた。最終的に9mmパラベラム弾を使用するモデルが採用され、1941年9月に軍のテストを受けた。このテストにはイギリスのステンガン、アメリカのトンプソン・サブマシンガン、ドイツのMP18も参加したが、オーウェンの銃は過酷なテストの中でこれらより精度や耐久力が優れていることを証明した。オーウェン・マシンカービンの製造は1942年3月にライサート鉄鋼で始まった。前年末には太平洋戦争が勃発し、オーストラリア軍は見通しの悪いジャングルで戦うために大量のサブマシンガンを必要としていた。1943年2月までに最初の量産型であるOwen Mk.1が28,000挺製造された。Mk.1は試作銃では木製であった銃床がフレーム形式になり、またグリップはプラスチック製であった。当初弾薬の不具合により前線部隊に弾が供給されないという事態が起こったが、最終的にこの問題は解決された。後に銃床を木製にするなど改良を加えたOwen Mk.2/3と合わせて終戦までに50,000挺余りが製造された。オーウェン・マシンカービンはニューギニアでの日本軍との戦闘に従事していたオーストラリア兵に配備され、見通しの悪いジャングルでしばしば発生する接近戦に於いて活躍した。当初は弾薬供給の問題などもあったが、これは次第に解決された。また1942年のクリスマスパレードに参加し、知名度をアップさせた。オーストラリアのほか、ニュージーランド軍やアメリカ軍でも使用された。大戦終結後もオーウェン・マシンカービンは朝鮮戦争、ベトナム戦争に参加したオーストラリア軍部隊で使用された。オーウェン・マシンカービンが最終的に軍役から解かれたのは、後継のF1サブマシンガン(スターリングSMG)が配備された1960年代になってからであった。

出典:wikipedia

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