『D〜欧州蜃気楼〜』(ディー おうしゅうしんきろう)は、ウルフチームから1990年に発売された第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を舞台にしたボードゲームタイプの戦略ウォー・シミュレーションゲーム。一年間は4ステージ(春、夏、秋、冬)から構成され、その各ステージは以下の4つのフェイズから構成される。ドイツが生産したUボート、戦略爆撃機並びに、イギリスが生産した護衛艦、戦略爆撃機及び、アメリカが生産した戦略爆撃機の戦闘がイギリス海峡間で行われるフェイズ。アニメーションでの自動戦闘シーンとなりプレーヤーはその戦闘結果をみるだけとなる。ドイツの戦略爆撃機とイギリス、アメリカの戦略爆撃機の合計の多い国家が少ない国家(ドイツ又はイギリス)を攻撃することになり、相手国家の工業力を低下させる。ドイツのUボートがイギリスの護衛艦を攻撃し、イギリスの生産力を低下させる。ドイツの生産力が低下することはない。下記イベントが発生する。なかには史実にはないイベントも発生する(例:日本が真珠湾攻撃をせず、ソビエトに宣戦布告をし、ウラジオストクを占領する。など)。外交交渉では、同盟締結、同盟破棄、停戦交渉、他国援助、宣戦布告コマンドを実行できる。諜報活動では、警察強化、動乱支援、情報統制、他国調査コマンドを実行できる。戦車や歩兵ユニットについては、通常移動と戦略移動の方法がある。通常移動とは隣接するHEXを3から4マスまで移動できる方法である。戦略移動とは連続する補給ライン上を移動する方法で移動距離に制限はないが、補給ラインに隣接するHEXに敵国ユニットが存在している場合には移動不可という方法である。戦車ユニットは2回移動ができる。航空機ユニットは、都市間の移動となり、移動距離に制限はない。船舶ユニットは、海域移動により海域間の移動となる(上記概要を参照)。戦闘シーンは、アニメーションによる自動戦闘シーンとなる。敵国の1つのユニットに対して自国の複数のユニットで攻撃を仕掛けること(電撃作戦)が可能で、戦車ユニットは2回戦闘を仕掛けることが可能である。船舶ユニットのみで戦闘を仕掛けた場合、敵国の船舶ユニットを見つけることができない場合があるが、自国の航空機ユニットと合わせて攻撃を仕掛けると必ず戦闘に持ち込むことができる。総生産力を使用することにより、戦車、歩兵、航空機、船舶の各ユニットの攻撃力及び総工業力を上昇させることができる。一回での最大の投資額は各99までであり、技術力の最大は各200までである。総生産力と総工業力を使用して各ユニットの生産及び、戦略爆撃機の生産(ドイツ、イギリス、アメリカのみ)、Uボートの生産(ドイツのみ)、護衛艦の生産(イギリスのみ)をすることができる。戦車ユニットや歩兵ユニットには、下記司令官の任命や解任をすることができ、司令官が任命されているユニットは攻撃力や防御力等が上昇する。登場国家は、首都を敵国に占領された時点で、無条件降伏した状態となり、首都を占領された国家が保有していた首都を含む全ての都市が、首都を占領した敵国の保有となる。ただし、ワシントンは占領することができないため、アメリカを降伏させることはできない。また、同時に、首都を占領された国家のユニットもマップ上から全て消え去る。登場国家には、指導者がおり、イベントの発生で交代する場合がある。プレーヤーがソビエトを担当する場合は最初に宣戦布告した相手国によって連合国・枢軸国のいずれにもなることができる。■アメリカ□1938 - 1940 フランクリン・ルーズベルト□1940 - 1944 フランクリンルーズベルト 又は ウェンデル・L・ウィルキー (1940年の大統領選挙による)□1944 - 1945 ハリー・S・トルーマン■イギリス ネヴィル・チェンバレン ウィンストン・チャーチル (国民支持率の低下により登場)■ドイツ アドルフ・ヒトラー ヘルマン・ゲーリング (国民支持率の低下により総統暗殺事件発生後登場)■フランス ポール・レノー フィリップ・ペタン (国民支持率の低下により登場。ヴィシー政権ながら連合国のまま継戦)■ソヴィエト ヨシフ・スターリン■イタリア ベニート・ムッソリーニ■ポーランド エドヴァルト・リッツ=シミグウィ■ハンガリー ホルティ・ミクローシュ■ルーマニア カロル2世■ユーゴスラヴィア■ブルガリア ゲオルギ・ディミトロフ(実際の元首としての任期は戦後)■ギリシャ イオアニス・メタクサス■トルコ イスメト・イノニュ■フィンランド ウルホ・ケッコネン(実際の元首としての任期は戦後)■スウェーデン ペール・アルビン・ハンソン■ノルウェー ホーコン7世■デンマーク■オランダ ウィルヘルミナ■ベルギー レオポルド3世■スイス アンリ・ギザン■スペイン フランシスコ・フランコ■ポルトガル アントニオ・サラザール■アイルランド エイモン・デ・ヴァレラ
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。