バフィン (USS Baffins, AVG/ACV/CVE-35) は、アメリカ海軍の護衛空母。ボーグ級。1943年6月28日に就役するが、同年7月19日に退役し7月20日にイギリス海軍のアミール (HMS Ameer, D01) として就役した。艦は海事委任契約の下ワシントン州タコマのシアトル・タコマ造船所で1942年7月18日に起工する。1942年10月18日にローレンス・ベネット夫人によって進水し、1943年6月28日にW・L・リーズ艦長の指揮下就役する。バフィンは1943年7月18日までピュージェット・サウンド海軍造船所で艤装を行う。1943年7月15日に CVE-35(護衛空母)に艦種変更され、7月18日にレンドリース法に基づきブリティッシュコロンビア州バンクーバーでイギリス海軍に移管され、アミールと命名された。アミールはイギリス海軍の要求で飛行甲板が延長され、ソナーの装着、消火・換気システム、アメリカ、イギリス両用の爆弾、魚雷が運用できるよう改修された。アミールは東洋艦隊に配属され、1944年5月に KMF-31 船団の護衛として地中海に向けて出航する。1944年6月27日にトリンコマリーに到着し、しばらく航空機輸送などに従事する。1945年1月、アミールはライトニング作戦(ビルマのアキャブへの上陸作戦)で砲撃部隊であるフォース61に加わった。だが、日本軍は重要地点から48時間前に撤退しており、上陸前の砲撃は行われなかった。アミールは続いてマタドール作戦(ラムリー島北部への上陸作戦)に参加した。艦載機部隊の任務は戦艦クイーン・エリザベス ("HMS Queen Elizabeth, 00") の上空護衛であった。1945年2月、ステイシー作戦(クラ地峡などの偵察)に参加。6月、バルサム作戦(スマトラ島の飛行場攻撃など)に参加。7月コリー作戦(掃海およびニコバル諸島攻撃)、ライヴリー作戦(プーケット島沖の掃海)に参加。アミールは24機までの航空機を運搬することができた。現役時はほとんどアメリカ製のグラマン ヘルキャット II (当初はガネットと呼ばれた)を運用した。また、グラマン ワイルドキャット V (マントレットと呼ばれた)も運用された。大戦の終盤にはスーパーマリン ウォーラスも運用された。戦争が終了すると1946年1月17日にバージニア州ノーフォークでアメリカ海軍に返還され、9月17日に民間に売却、Robin Kirk と改名された。1969年に台湾でスクラップとして売却、廃棄された。
出典:wikipedia
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