レインボータワーは、新潟県新潟市中央区にある展望塔である。2012年(平成24年)2月8日付で営業を終了し、現在は塔体のみが存続する。新潟市中央区万代一丁目の万代シテイバスセンターの南の一角にある展望塔である。同所の内にあり、万代シテイと共に新潟交通が運営管理を行っている。塔には昇降回転式展望台が設置されている。2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の影響で営業を休止した後、翌2012年(平成24年)2月8日付で営業終了を公式発表し、現在は既に展望塔としての機能は消失したものの、今日に至るまで新潟市のランドマークのひとつに数えられている。1973年(昭和48年)11月23日に、新潟交通の本社用地を再開発して整備された商業地区、万代シテイの施設の一つとしてバスセンタービルとともに開業した。高さは100 mで、建設当時は業務用鉄塔や煙突を除けば県内随一の高さを持つ建造物であり、展望施設としては日本海側でも有数の高さを誇った。以後、新潟市中央区旭町通二番町にある日本海タワーと並んで、新潟市にある展望台として人気を集め、万代地区及び新潟市を代表する建築物として親しまれた。1990年代以降は新潟市内では高層建築物の建設が相次ぎ、市内の建築物ではNEXT21(1994年完成)、朱鷺メッセの万代島ビル(2000年完成)(いずれも中央区)の2箇所の展望フロアがレインボータワーを超える高さに設けられ、他にもLEXN1を始め建築高がレインボータワーを凌ぐ高層マンションが何棟か新潟市内に建築されているが、レインボータワーは新潟市中心部のシンボルとしての地位を保っていた。2011年3月11日の東日本大震災発生時に塔体が一部損傷したため、利用者の安全確保のため営業を全面休止し、損傷箇所の調査と耐震診断を実施した。その結果、建造物の躯体そのものは1964年(昭和39年)に発生した新潟地震に充分耐久し得る設計であり、塔体・展望台とも倒壊の危険性こそないものの、極めて稀な巨大地震が発生した場合に「基礎に若干の移動が生じる可能性が否定できない」との結論に至った。当初、耐震化改修を行った上での営業再開も検討したものの、工事には多額の費用がかかることなどから新潟交通は展望施設としての営業継続を断念し、震災以降の営業再開がないまま2012年2月8日付で営業終了を公式発表した。塔体そのものは当面撤去せず、今後の活用法などを検討する方針である。塔体は強度の低下を防ぐため、約6年毎に錆び止め作業を実施しており、営業終了後も継続されている。新潟交通では今後のレインボータワーの処遇について「撤去する計画はない。街のシンボルとして残すので、しっかりメンテナンスはしていきたい」としている。タワーは頂上部分が赤く塗られており、その下は「レインボータワー」の名の通り上から白、赤、橙、黄、緑、水色、青の順に虹色に塗装されている。昇降式の展望台は2階建てで定員は60人。のりばはバスセンタービル2階に設けられており、利用料は有料としていた。展望台はのりばを出発すると、ゆっくり回転しながらタワーを上昇し、頂上まで約10分で到着。頂上でしばらく停止した後、ゆっくりと回転しながら下降し、再びのりばに戻る行程で、新潟市街を360度見渡すことができるユニークな構造となっていた。但し日本海タワーと異なり、搭乗客は完全入れ替え制で、利用料も1往復ごとに必要となっていた。いずれも営業時のもの同じ形状をした「パノラマタワー」が西蒲原郡弥彦村の弥彦山山頂付近に存在する。
出典:wikipedia
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