『千人針』(せんにんばり)は、1937年に公開された日本最初のカラー映画(2色)である。日本国内ではフィルムは戦災等で消失し、存在を知る者はごくわずかな存在であった。そのために従来、日本最初のカラー映画は1951年の『カルメン故郷に帰る』とされてきた。1945年8月9日にソ連対日宣戦布告により中国東北部(旧・満州)に侵攻したソ連軍によって『千人針』のフィルムは接収され、ロシアのアーカイブに保管されていた。ソ連崩壊後にアーカイブを整理した時に発見され、NHKのドキュメンタリー番組で広く知られるようになった。ただし、かなりの部分が欠損している。生き別れの母から離れ暮らしていた青年に召集令状が届き日中戦争へ赴く。出征前にその母と会い、千人針に糸を通してもらい戦場へ赴く。ほか戦前でも富裕層を中心に、アメリカ製コダック・カラーフィルムやドイツ製アグファ・カラーフィルムなどは、ホームムービーとして一部の家庭では存在していたが、本格的な日本のカラー映画は『千人針』である。1944年にも戦中疎開の中での疎開児童と教師との日々を綴った映画『春の歌』が公開されている。しかし映画は戦災で現存しない。
出典:wikipedia
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