フルートソナタは、フランシス・プーランクの曲。プーランク晩年の1957年3月に完成された。プーランクの代表作のひとつであり、20世紀のフルートソナタとしては最高傑作と評される。初演は同年6月18日、にストラスブールで行われたストラスブール音楽祭において、ジャン=ピエール・ランパルのフルートと、プーランク自身のピアノによる。初演はたいへん好評で、第2楽章がアンコールされたという。レノックス・バークリーがピアノパートをオーケストラ編曲している。全3楽章構成で、演奏時間は約12~3分である。三部形式をとり、4分の2拍子の主題は冒頭32分音符4個がシグナルとなって、たいへん印象的なものがある。中間部は4分の3拍子を基本としており、ピアノの思い入れを込めたソロに導かれてフルートがべつのなだらかな旋律を歌う。アッセ・ラン(ごくゆっくりと)記されたフルートの歌で、高雅な哀しみの情を湛えている。この曲がプーランクの傑作としてしばしば演奏されるのも当楽章の心に訴える魅力ゆえであろう。4分の4拍子で、主旋律は変ロ短調と言っていい。一転して陽気で活発な曲想になる。だが、中間部ではいっとき抒情的にもなり、先立つ楽章の回想といった趣も帯びる。4分の2拍子。
出典:wikipedia
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