『ティル・ナ・ノーグ』は、1988年1月にシステムソフトより発売されたパーソナルコンピュータ用ロールプレイングゲームである。1990年にはPC-8801(NEC)とMSX2にも移植された。2001年にシステムソフト・アルファーよりWindowsリメイク版が発売されて以降はWindowsプラットフォームを中心に続編が発表されており、2007年からはプロジェクトEGGより復刻販売も行われている。シナリオジェネレータシステムを搭載し、無限にシナリオを作成できる事を売りとしていたコンピュータRPG。物語の世界背景はケルト神話を基にしている。作成したシナリオにはシナリオコードが表示され、他のコンピュータにおいてもその数値を入力すると、同じシナリオが再生できる。複数のイベントの組み合わせと異なったダンジョンマップにより、毎回新たなゲームとして楽しむことができた。ただ、「無限にシナリオを作成できる」とはいっても、基本の流れはほとんど変わらず、地名、人名、助ける対象、地形、ダンジョンが変化するだけである。英雄妖精と呼ばれる妖精が主人公である。パラメータとしては特に秀でているものはない(あえていえば成長すると魅力が比較的高くなる)が、英雄妖精のみが装備できる強力な武器が存在する。なお、英雄妖精の性別は男女どちらも選択可能である。パーティは英雄妖精を含めて5人までとなっている。酒場で勧誘できる場合と、フィールド・ダンジョンを歩いている際にパーティに入りたいと要請がある場合とがある。初期の頃は「ダーナ・オシー」というこの世界の一般的住人しか仲間に出来ないが、英雄妖精のレベルが上がるにつれて魅力が上昇するため、強力なキャラクター(ドラゴン、ラナンシー等)をパーティに編入することが出来る。また、初期の魅力が低い時期では、パーティのメンバーが魅力の高いエルフに付いていき、パーティから勝手に脱退することがある。パーティに編入可能なキャラは主に以下の通り。基本的に最終のダンジョン以外はいつでも入るには入れるが、敵の強さが固定されているため、レベル1で入っても攻略することは難しい。行き詰まったら町の占い師に助言を聞くことが出来る。このゲームの世界(マップ)はスクエアで構成されており、上空からの見下ろし型となっている。そのマップ上をパーティは1マスずつ移動する形態をとっている。ただしドラゴンクエストのようなスムーズなスクロールではなく、1マス移動するごとに描画されるようになっている。そのなかに「城」、「町」、「地下迷宮」、「塔」が分布している。城と町ではメニューウィンドウが開き、会話や買い物が出来る。地下迷宮と塔に入るとダンジョンマップへと移動する。大体10階層程度の構造となっている。ダンジョンでは移動するごとに踏査範囲が明示されるシステムとなっている。マップ上には敵モンスター等は表示されない。敵モンスターとの戦闘は、原則的に自動戦闘。各キャラクターに手段と目標を指定できる。また、魔法や道具の使用などは手動で指定が可能。戦わずに逃亡することも可能である。敵モンスターの中には助けを呼ぶものや攻撃を加えると分裂するものもいる。「ダーナ-」以降はシステムソフトアルファーの制作・販売である。これ以外に、システムソフト時代作品の製品系統図では、「エリュシオン」「ブルトン・レイ」も関連作品とされている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。