アレクサンダー・ジョナサン・ゴードン（Alexander Jonathan Gordon, 1984年2月10日 - ）は、アメリカ合衆国ネブラスカ州リンカーン出身の野球選手。外野手（左翼手）。右投左打。現在はMLB・カンザスシティ・ロイヤルズに所属している。左翼手、三塁手の他に、一塁手・右翼手、遊撃手としても出場経験がある。（尚、中堅手の経験は1試合もない）ネブラスカ大学リンカーン校では全米大学MVPに選ばれた。、ドラフト1巡目（全米2位）でカンザスシティ・ロイヤルズに指名され、9月29日に契約した。同年はすでにシーズンが終了していたため、アリゾナ秋季リーグに参加。一塁手としてプレーした。はAA級ウィチタ・ラングラーズで三塁手に転向し、打率.325・29本塁打・101打点を記録、マイナーリーグMVPにも選出された。に開幕スタメンの座を射止め、4月3日にメジャーデビュー。4月7日にはメジャー初先発となった松坂大輔から初ヒットを放っている。結局シーズンを通して三塁のポジションを守り抜き、打率.247・15本塁打・60打点を記録した。も引き続きレギュラーの座を維持し、2年連続で規定打席に到達。前年よりも出場試合数が17試合減少した中で得点・本塁打・四球などの数字を増やし、打率・出塁率・長打率・OPSなど、率の数字全てを引き上げるなど、成長の跡が見られるシーズンを送った。一方、三塁守備では16失策、DRS-8と拙守だった。は、股関節の軟骨を痛め、出場試合数が大幅に減少した。49試合の出場にとどまり、打率も自己最低の.232、守備では守備率.920、10失策を喫するなど、大幅に成績を落としたシーズンとなってしまった。は、A+級で開幕を迎えると、1週間後にAAA級に昇格。その後、すぐにメジャー昇格を果たしたが成績不振に陥ると、ジョシュ・フィールズとのポジション争いに敗れてマイナーに再降格され、そこで外野手転向を目指した。右翼手と左翼手の両方を守ったところ、左翼手のが適しており以降は左翼手一本でプレーした。後半戦からメジャー再昇格すると、レギュラー左翼手としてプレー。74試合中55試合に左翼手としてと出場した。しかし、結局は打撃不振は改善されず打率.215という数字に終わった。は正式に外野手登録となり、レギュラー左翼手としてプレイする事になった。シーズンでは、ついにその素質が開花。打撃では打率.303、23本塁打、87打点、OPS.879を記録、守備ではキャリアで初めてゴールドグラブ賞に輝くなど大きな飛躍を遂げた。3月30日に4年3,750万ドル（5年目は1,250万ドルの選手側選択オプション）で契約を延長。シーズンではリーグ最多の51二塁打を記録。左翼手として2年連続のゴールドグラブ賞と、自身初のフィールディング・バイブル・アワードを受賞した。は、主に1番打者として起用されたが打率・出塁率を大幅に下げたほか、二塁打も前年の約半分にまで減少した。一方で、チーム最多の20本塁打を放った。オフには、3年連続となるゴールドグラブ賞を受賞した。は、一転して6番打者に固定されるとチームの主力として活躍し、チーム29年ぶりのポストシーズン、ワールドシリーズ進出に貢献した。また、4年連続となるゴールドグラブ賞を受賞したのと、自身初めてプラチナ・ゴールド・グラブも受賞した。、7月8日のタンパベイ・レイズ戦の4回表の守備で、ローガン・フォーサイスが打ったフライを追いかけて外野フェンスに激突して股関節を痛めて途中交代した（結果的にフォーサイスにはランニング本塁打を許した）。翌日から故障者リストに登録された。9月1日に戦線復帰した。この年は104試合の出場に留まり5シーズンぶりに規定打席未達に終わった。だが、打率.271はここ3シーズンでベストの数値であり、ホームランも13本放って5年連続2ケタ本塁打とした。なお、盗塁は2つに留まり、連続2ケタ盗塁は4年でストップした。持ち前の守備力では104試合中101試合でレフトを守り、無失策・守備防御点 +7と、相変わらずのハイレベルな守備を見せた。ワールドシリーズの第1戦、スコア3-4の9回裏1アウトの場面でクローザーのジェウリス・ファミリアから起死回生の同点本塁打を放った。11月4日、契約オプションを自ら破棄してFAとなった。1月6日、ロイヤルズと4年総額7200万ドルで契約を結んだ。5月22日の対シカゴ・ホワイトソックス戦で守備時、チームメートのマイク・ムースタカスと交錯して右手首を骨折し、DL入りとなった。この影響もあってか、最終的には128試合に出場して2年ぶりに規定打席に届きながら、打率.220に留まった。しかし、17本塁打を放って通算150本塁打を達成するなど、パワーは健在だった。レフトの守備は、126試合で守って2失策・守備率.991・DRS + 4という成績で、過去ほどではないものの引き続き堅守を示した。強打好守を誇り、「ジョージ・ブレット2世」と呼ばれるほど将来に期待がかかる逸材で、ブレット本人も「23歳の頃の私もあれほど良い選手ではなかった」と評価するほど期待は高く、プロ入り2年目にしてメジャー開幕スタメンに据えられ、2006年に正三塁手としてブレイクしたマーク・ティーエンを外野手にコンバートさせるほどの優遇を受けた。2011年から4年連続でゴールドグラブ賞を受賞しており、他の守備に関する賞 (フィールディング・バイブル・アワード、プラチナ・ゴールド・グラブ賞など) も多数受賞するなど、守備はメジャー屈指のレベルに達している。なお、2011年から4年間の守備防御点は20→24→16→27と、安定して高い数値だった。

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