館シリーズ(やかたシリーズ)は、綾辻行人による長編推理小説のシリーズ。寺の三男坊(後に推理作家)の素人探偵・島田潔が、今は亡き建築家・中村青司が建築に関わった奇怪な建物に魅せられ、訪ねていく。すると、そこでは決まって凄惨な殺人事件が起こる。あえて用いる「秘密の抜け道」「隠し部屋」という本格ミステリの禁じ手、単なる謎解きだけではない、幻想怪奇趣味満載の、綾辻行人特有の世界観、そして叙述トリックを駆使したストーリーによる終盤での大胆などんでん返しが特徴である。特に、第1作『十角館の殺人』は新本格ムーブメントの嚆矢となった、日本ミステリ史上の傑作の一つとされる。第5作『時計館の殺人』は、第45回日本推理作家協会賞を受賞した。綾辻本人は、エラリー・クイーンの『国名シリーズ』のひそみに倣って、最新作『奇面館の殺人』の次の作品をもって本シリーズは完結するとしている。2012年2月時点でシリーズ累計409万部を突破している。()内は解説者。
出典:wikipedia
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