第70回東京箱根間往復大学駅伝競走（だい70かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう）とは、1994年1月2日から1月3日までに開催された第70回目の東京箱根間往復大学駅伝競走である。70回記念大会となったため出場校を20校とした。この大会で山梨学院大学が初めて総合タイム10時間台を記録した。中央学院大学と関東学院大学は今大会が初出場となった。1区では早稲田大学の渡辺康幸が櫛部静二が持っていた1時間02分09秒を53秒上回る、1時間01分13秒の区間新記録を出した。2区でステファン・マヤカが1時間07分36秒の区間賞の走りを見せ、花田勝彦を抜いて、トップで戸塚中継所に入った。山梨学院大学が戸塚でトップで襷リレーを行うのは4年ぶりのことであった。戸塚では関東学院大学、中央学院大学、慶應義塾大学、大東文化大学の4校が繰り上げスタートとなった。山梨学院大は3区でも中村祐二が区間賞の走りでリードを広げ、4区で早大の武井隆次が区間賞の走りで差を縮めたが、5区で山梨学院大の下山一彦が区間賞の走りを見せて、山梨学院大が逃げ切って往路優勝を果たした。早大は9区に櫛部静二を残していたが、襷をつないだ時点でトップの山梨学院大とは3分以上開いており、復路優勝も果たした山梨学院大が総合優勝を果たした。

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