『春への憧れ』（はるへのあこがれ、ドイツ語：Sehnsucht nach dem Frühling）ヘ長調 KV.596 は、モーツァルトが1791年に作曲した歌曲（リート）。子供用歌曲として「春」（KV.597）、「子供の遊び」（KV.598）と共に作曲された。この曲のロンド形式の主題はピアノ協奏曲第27番（KV.595）第3楽章からの転用である。歌詞はクリスチャン・オーヴァベックの童詩集「フリッツヒェンの歌」の中から。明治時代から日本でも親しまれている歌曲で、『明治唱歌』でも「上野の岡」という題の歌詞で親しまれていた。 現在、日本ではピアノソロ用にアレンジされたものが、初級練習曲としてよく使われる。

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