ドレッドノートガンダム(DREADNOUGHT GUNDAM)は、漫画『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』に登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一つ。型式番号であるYMF-X000Aと併せてYMF-X000A ドレッドノートガンダムと表記される。「ドレッドノート」は英語で「勇敢な者」を意味する。メカニックデザインは大河原邦男。本項では、仕様変更型であるXアストレイ及び、関連作品に登場するドレッドノートイータについても解説する。人型機動兵器「モビルスーツ(MS)」の1機で、作中の軍事勢力の1つ「ザフト」が開発した試作機。テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』本編に登場する「フリーダムガンダム」などのザフト製ガンダムの原型機で、高出力の核エンジンを搭載した高性能機という設定。『SEED』劇中に登場する量産機「ゲイツ」をベースとしている。劇中では解体されて破棄されるはずだったが、紆余曲折を経て主要登場人物の1人「プレア・レヴェリー」の搭乗機となり、敵役である「カナード・パルス」が駆る「ハイペリオンガンダム」と対決する。ザフト初のニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)搭載型核動力MS。地球連合から奪取したG兵器の技術を元に開発され、C.E.71年2月28日に完成した。3つの新技術を導入されたことから000の型式番号を持つ本機はZGMF-X09A ジャスティス、ZGMF-X10A フリーダムなど、後の核動力機のプロトタイプである。これら核動力機はヴェルヌ等の非MS分野を含む統合設計局により開発されたうえ、ZGMF-600 ゲイツの開発は統合設計局をMMI社がリーダーカンパニーとなって率いる形で設計されたが、ドレッドノートはクラーク、アジモフ、ハインラインの3局のみの共同により開発されている。NJCを搭載した核動力MSの基礎データ収集が目的であるため、開発時間の短縮により、頭部以外はほぼゲイツのパーツが流用されている。このことから、本機はゲイツと本機以降の核動力機を結ぶ過渡的な機体と言える。また、後の開発機体と違い唯一NJCを頭部に搭載しているのも特徴である。なお、このNJCはまだ試験段階の代物であり、宙域レベルでNジャマー領域を無効化するため、「Nジャマー下でもその一帯の宙域で核エンジンが使用可能となってしまう」という、ザフト側にとってもマイナスとなりうる面が存在する。運用試験はザフト正規軍パイロットではなく、高い空間認識能力の持ち主でもあった民間出向のテストパイロットであるコートニー・ヒエロニムスが務めた。「プラントの守護を担う勇敢な機体であれ」という願いを込めて、ドレッドノート(勇敢な者)と命名されたとされている。しかし、実態は常に被曝などの危険に晒される核エンジンの搭載によってパイロットの負うリスクが増したことから、「こんな機体に乗る者は勇敢な人物だ」という皮肉を込めて名付けられたという説もある。また、後にドラグーンが追加装備された際にはロウ・ギュールから「Xアストレイ」とも呼ばれている。これは、パイロットであるプレアの「核の力を平和のために使いたい」という意思から「兵器としての王道を外れた者」という意味での「アストレイ」と、バックパックに装備されたドラグーンが「X」の形に見えることによる。元々テスト機だったドレッドノートは、テスト終了後には個々のパーツに分解され、核エンジンや機密パーツ以外は廃棄処分されるはずだったが、地球の深刻なエネルギー不足を解決するため、シーゲル・クラインによって全パーツがジャンク屋を通じてマルキオ導師に渡るよう、手配された。しかし地球へ輸送中、NJC搭載の頭部ユニットをサーペントテールに奪われたため、後に返却されるまではゲイツのもので代用し、予備電源で駆動していた。後にサーペントテールが頭部を返却した際、リ・ホームで改修される。その後、アンドリュー・バルトフェルドから、本機のテストで得られたデータから生み出されたドラグーンの設計図がもたらされ、ロウ・ギュールによってアメノミハシラにて新たに装備された。ハイペリオンとの最終決戦後には、プレア・レヴェリーからカナード・パルスに託された。傭兵の道に入ったカナードがロウ・ギュールに依頼して、プレアの遺品であるドレッドノートを改装した機体。カナード本人の空間認識能力はドラグーンシステムの操作には不十分であったためこれらを全て外し、新たにイータユニットと呼ばれる武装モジュールに換装(一部改修)されている。イータユニットはあらゆる戦闘に対応すべく開発された多目的武装で、ビーム砲及び機関砲、グレネードランチャーを内蔵した背部の1対のデバイスを前方に展開した砲撃戦形態「バスターモード」、両腕にマウントし巨大なビームサーベルとした格闘戦形態「ソードモード」の2形態に変化する。本体の武装は先の戦いで四散したハイペリオンの残骸から回収された武装を一部改良して使用している。ビームサブマシンガン「ザスタバ・スティグマト」は、本体核エンジンに直結されたパワーケーブルを接続する事でマガジン交換の手間や弾数制限の制約を改善している。もっとも、これが専用装備というわけでは無く、任務によっては従来のMA-M22Y ビームライフルを携行することもある。両腰にはプリスティス端末に「アルミューレ・リュミエール」の発生器を組み合わせた「アルミューレ・リュミエール・ハンディ」を装備。使用時は前腕部に発生器をマウントする。スティグマト同様有線で電力供給が行われ、連続使用時間が大幅に延長されている。またハイペリオン同様、発振方向を収束することで格闘用のビームランスとしても使用される。「イータ」とはこの装備のシルエットが「H」に見えることから、ギリシャ語の「Η」(イータ)にちなんで名付けられた。なお、本機は純粋に兵器として使用されているためアストレイの名を冠していない。
出典:wikipedia
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