三隈(みくま)は、大分県日田市に位置する日田盆地内にある日隈、月隈、星隈の3つの丘の総称。三隈三山・日田三丘ともいう。日田盆地を流れる三隈川は、もとは日田川といったが、この三山の間を流れていることから名付けられたものである。これら3つの丘は1998年(平成10年)8月24日付けで「日田市環境保全条例」の第23条に基づき日田市の保存樹林に指定されている。この三山以外にも、石井町に隈山という残丘もある。古くは古墳や寺院、城地として利用され、現在は緑地公園や観光地になっている。日田を代表する地名として認識されており、日田市内の学校(例:日田三隈高校)の名前や、商店や企業の名前として使われることもある。「隈」の字には丘という意味がある。日隈、月隈、星隈のそれぞれの名の由来は、はっきりしたことは分からないが、日・月・星の三光になぞらえて付けられているという。しばしば、「三隅」と書き間違えられることがあり、また、正しく表記されていても「みすみ」と読み間違えられることもある。新生代第四紀更新世、日田盆地には標高400メートルから1200メートルからなる筑紫溶岩系の安山岩で形成された古期溶岩台地があり、この溶岩台地には耶馬溪溶岩と呼ばれる標高200メートルから400メートルの新期溶岩台地が含まれている。更新世後期(約9万年前)に発生した阿蘇四火砕流(Aso-4AP)が日田盆地を埋没させ、その後の河川などの流水により侵食されたことによって現在見られるような地形が形成された。これらの丘はこうした地形形成の過程でつくられた残丘(侵食残丘、水蝕残丘)である。
出典:wikipedia
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