伊豆木陣屋(いずきじんや)は長野県飯田市伊豆木(信濃国伊那郡)にあった交代寄合旗本の小笠原氏1千石の陣屋である。陣屋は慶長5年(1600年)に松尾小笠原氏の小笠原信嶺の弟で交代寄合旗本となった小笠原長巨(ながなお)によって築かれた。徳川家康の命で武蔵国本庄から転封となり、中世の山城である伊豆木城の麓に陣屋を構えた。陣屋は居間、書院を中心に土蔵、厩舎などがあった。陣屋入り口には物見櫓があり、陣屋門として太鼓門があった。陣屋の南側を取り巻くように兄川が流れている。小笠原氏の築いた陣屋にて明治維新を迎えている。交代寄合は江戸城柳の間詰で、老中・若年寄の支配を受けたが、妻子は諸大名とは異なり在所で生活することが許された。明治以降、建物が取り壊される中で書院(旧小笠原家書院、国の重要文化財)と玄関が現存している。陣屋址には旧陣屋門と物見櫓の石垣が残っている。
出典:wikipedia
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